70年代 この時代のハイウッド映画とは
ベトナム戦争が終結した1975年、この時代のアメリカの音楽や映画は
少し暗い反社会的なものが多い時代で、その影響は映画にも反映されてる時代でした。
70年代のアメリカ映画は大きな転換期の時代で、
社会改革から個人の意識を根底から揺さぶる革新的な映画が
次々に生まれてきた時代でした。
この時代を「アメリカンニューシネマ」と呼ばれ、
低予算で若い監督が作った反社会的な作品が大ヒットを飛ばしていました。
カンフー映画、マフィア映画やホラー映画などが多く作られた時代で、
その後の映画界に大きく影響を与える作品がたくさん生み出された時代でもありました。
名作映画の宝庫と言われた70年代のハリウッド映画にはどんな作品が作られ、
またハリウッドスターにはどんな方々がでてきていたのでしょう。
・70年代、ディザスター映画
日本ではパニック映画と呼ばれているジャンルで、
強烈なインパクトを残してきました。
70年代のハリウッド映画では、地震や洪水のような自然災害から
テロ・ハイジャックのような犯罪事件の映画など、
危機的状況に巻き込まれていく人々のサバイバルを描いていたパニック映画が
流行っていました。
『エアポート』シリーズの「エアポート」(‘70)から始まって
「ポセイドン・アドベンチャー」(‘72)「タワーリング・インフェルノ」(‘74)
「大地震」(‘74)など次々とディザスター映画(パニック映画)が
大ヒットした時代でした。
大掛かりの特撮やスタントを駆使した派手なスペクタル映画と
新旧の有名スターを総動員させてオールキャストの素晴らしい顔ぶれが
人気の出た理由のひとつでした。
映画の撮影には一日に3000人近くのエキストラを動員し
群衆パニックを圧倒的な迫力で見せるのが
このジャンルの映画の醍醐味でした。
また反対に70年代のハリウッド映画には
パロディ映画も多く作られた時代でもありました。
・ハリウッドルネッサンス
70年代半ばになると「ジョーズ」(‘75)「ロッキー」(‘76)
「スター・ウォーズ」(‘77)「スーパーマン」(‘78)など
明るい商業主語的な映画が人気を得るようになっていきます。
人気が確たるものとなり、
その後続編が出ている映画が多いことにびっくりしました。
その時代に出てきたスティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカスのような
有名な作家たちのことをその当時「ハリウッド・ルネッサンス」の申し子と
呼ばれていました。
・70年代に活躍のハリウッドスター
ハリウッド映画の世界では70年代前半ではリアルタイムで劇場で見られていた
女性ハリウッドスターは『ロミオとジュリエット』のオリビア・ハッセー、
『小さな恋のメロディ』のトレシー・ハイド、男性だとブルースリー、
ロバート・レッドフォード、スティーブン・マックイーン、アル・パチーノなどが
活躍していました。
聞いたことある名前がたくさんあります。
70年代後半になると、ロバート・デニーロやハリソン・フォードなど、
今も現役で活躍中のハリウッドスターがその当時旋風を巻き起こしていました。
70年代のハリウッド映画は今でも名作と言われてる映画がたくさん上演されいて、
戦争終結後の暗い時代だったからこそ、
映画で活気と元気をと言う気持ちで作られていたんだろうなと思いました。
現在では続編が出ている映画が、70年代に1作目が上演されていたんだと想うと、
今の時代にはない独特の映画の作り方があり、
背景にしても映画音楽にしても違う見方で一作目の映画が楽しめそうです。
まとめ
もう一度、70年代のハリウッド映画をゆっくりと堪能してみたいと思いました。
そして、その時代の背景を想像して、楽しめたら最高だと思います。