4人家族の国内旅行いくらかかる?費用も時間も自由にできる一人旅のススメ
ステイホームも一段落、最近はまた駅や街中でキャリーケースを引く光景を
よく見かけるようになった。
これから国内旅行に出かけるであろう楽しげな家族連れを見かけると
思わずこちらもほっこりした気持ちにさせられるが、
何もかもが値上がり一色の昨今、旅行にかける費用さえも切り詰めたいのが正直なところ。
そんな今だからこそあえておすすめしたいのが一人旅である。
●4人家族で国内旅行、平均費用は?
4人家族で国内旅行をする場合、
官公庁の「旅行・観光消費動向調査(2023年7~9月期)(速報)」の調べによると
1回1人あたりの旅行支出金額は宿泊旅行で64,450円、日帰り旅行で18,118円。
そのうちまず大きく割合を占める交通費。
最近は金券ショップで気軽に安い新幹線のチケットを手に入れることもできるが安価な
高速バスなどで長時間の移動となると高齢者や小さな子供のいる家族であれば
非常に難しいだろう。
ところが一人旅であれば時間を気にすることはない。
時間は新幹線の何倍もかかるが時期さえ合えばJRが期間限定で発売する
青春18きっぷを利用し遠くまで。そこにはローカル電車ならではの旅が待っている。
以前筆者もこのきっぷを利用し東京~新潟方面へ向かってみた。
がたごと電車に揺られながら約7時間。
線路のすぐ脇を流れるブルーの川や冬に雪の積もった山々をのんびり眺めたり、
気になった駅で途中下車だって可能だ。
モグラ駅として有名な「土合駅」で降りてみたが
真っ暗な地下へ延々と続く462段の階段は圧巻だった。
また青春18きっぷはエリア外となってしまうのだが
同じ新潟方面ということでトンネルに入ると天井のスクリーンに映像が映し出される
ほくほく線の「ゆめぞら」もあわせてお薦めしたい。
一人旅なら費用を抑えながら目的地へむかう道中でさえ楽しめるのだ
さらに一人なら交通費と同様に宿泊費用も抑えてカプセルホテルやホステル、
24時間営業のスーパー銭湯に泊まるという選択もできる。
通常のホテルに対し、安いところは1/3~の費用で済むところも。
相部屋が苦手な人には向かないが一人旅でちょっとセンチメンタルになりがちな時には
かえって良い。
旅先で一期一会の出会い、
これもまた一人旅ならではの醍醐味ではないだろうか。
●4人家族で国内旅行、現地滞在費は?
せっかく家族で行くのならみんなで旅先の美味しいごはんや
アクティビティだって楽しみたい。
国内旅行先で定番の人気観光地の一つである「東京ディズニーリゾート」。
4人家族の場合、日によって異なるが入場チケットだけでも3~4万円程度、
その他運営のオリエンタルランドの公表によると一人あたりの平均売上高は商品購入が4,822円、
飲食代が3,105円とのこと(2022年度)。
現地滞在費も交通費や宿泊費と並んで大きな出費となる。
また人気の観光地であればあるほど綿密に計画を立てなければならない。
日々忙しい家族のお休みを調整し、そうして出かけても混み合う観光地、
渋滞にはまって車内が険悪…予期せぬトラブルに貴重な時間が割かれたりする。
一人旅なら急遽週末の予定がなくなった時にでもふらっと出かけることができるし、
それこそオフシーズンであれば空いている観光地を一日ゆっくり満喫できるだろう。
旅先での時間の使い方だって自由だ、誰かに合わせることなく
気の向くまま散歩でもして見つけた喫茶店をふらりと訪れたり、
また有名なレストランを探さなくても地元ならではのスーパーや
商店街に立ち寄ればお得にご当地の味を充分に味わうことができる。
●まとめ
家族旅行は思い出作りや絆が深められるすばらしいものだがこんな時代だからこそ
時間も場所も費用も思うままにできる一人旅は最高の大人の贅沢じゃないだろうか。
一人の時間、自分自身と向き合ってこそあらためて家族の大切さを
感じることもできるだろう。
そして気に入った場所ができたなら今度は家族を連れて出かけてみても良い。
さて次のお休みにはどこに出かけようか。