犬の生後8 ヶ月、必要な睡眠時間は?急に眠らなくなる理由と対策

犬の生後8 ヶ月齢

「眠る時間が急に短くなった」

「熟睡できていないみたい」

など睡眠時間に対する心配ごとが増える時期です。

逆に「以前より長く眠るようになった」というケースもあります。

睡眠の質が下がっていると、体に悪いだけでなく、
ストレスから問題行動を起こすケースもあります。

この時期の犬にとって質の高い睡眠は心にも体にも非常に大切です。
この記事で犬の睡眠について学び、愛犬の健やかな成長をサポートをしましょう。

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・犬の生後8 ヶ月齢とはどんな時期?

生後8 ヶ月齢の犬は犬種サイズによって体の成長に大きな違いが見られるようになります。

一般的にトイプードル、チワワ、ポメラニアンなどの小型犬は成犬になるのが早い傾向があり、
8~10ヶ月でほとんど成犬と同じ体になります。

一方でゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなどの大型犬は成犬になるのが遅く
まだまだ成長途中です。

成長のスピードが緩やかになる犬、
まだまだ伸び盛りでどんどん大きくなる犬など成長の度合いは様々です。

犬によっては性成熟期を迎え、生殖可能な状態になります。女の子では生理が始まります。

このような体の成長に加えて、
8 ヶ月齢の犬は反抗期を迎えることが多いです。

飼い主さんの言うことを聞かなくなったり、気が激しくなったり、問題行動が増えやすい時期でもあります。
人間でいうと中学生の頃にあたります。

肉体的にも精神的にも大きく変わる時期なのです。
実際に「8 ヶ月齢からしつけが上手く行かなくなった」「急にわがままになった」などと感じる飼い主さんは多いです。

体と心の変化に伴って睡眠時間にも違いが出てきます。
「眠りが浅くなった気がする」「熟睡できていないみたい」と心配になるケースもあります。
逆に「前より長く眠るようになった」という場合もあります。

そんな8 ヶ月齢の犬に必要な睡眠について知っておきましょう。

・8 ヶ月齢の犬に必要な睡眠時間は?

一般に犬の睡眠時間は人間よりも長く、一日12〜14時間ほどです。
子犬はさらに多くの睡眠を必要とし、一日18〜20時間ほど眠ります。

子犬の時期は体の成長が著しいだけでなく、
好奇心も旺盛で活発に動き回ります。

成長と休息のため、たくさんの睡眠時間と質の高い眠りが求められます。

生後8 ヶ月齢では、トイプードル、チワワ、ポメラニアンなどの小型犬は体が成犬に近くなります。
成長スピードがゆっくりになる分、睡眠時間も成犬に近づき短くなります。

一日に20時間近く眠っていた犬の睡眠時間が14時間未満になることもあります。

一方で大型犬はまだまだ成長途中であり多くのエネルギーを必要とするため、
睡眠時間もそれまでと変わらず長いままです。

また、性成熟期を迎えた犬は、
発情に伴うストレスや疲労のため睡眠時間が以前より長くなる場合があります。

体の成長が緩やかになるにつれて睡眠時間が短くなっていくことは多くの場合、
特に問題ありません。

生理に伴って睡眠時間が長くなる場合も、
食欲や元気があれば特に問題ないことが多いです。

このように生後8 ヶ月齢の犬の睡眠時間は、成長の度合いや犬種によって様々ですが、
どんな子であっても良質な睡眠を不足なく取れるようにしてあげたいものです。

では睡眠が不足することでどのような問題が起こるのでしょう?

・睡眠時間が不足することで起こる問題点

*健やかな成長ができない

犬によってはまだまだ体が成長途中の子もいます。
体の健やかな成長のためには睡眠が欠かせません。

*ストレスがたまり問題行動が増える

睡眠不足がストレスの原因になるのは人間と同じです。
さらに犬の8 ヶ月齢は性成熟期でもあり、反抗期でもあり、犬自身がストレスを感じやすい時期です。

このような時期にしっかりした睡眠が取れないとストレスにより問題行動が増えてしまいます。

*免疫力が低下して病気になりやすくなる

睡眠不足は免疫力の低下にもつながります。

からだも心も大きく変化するこの時期に
しっかり睡眠を取らせることで健やかな成長をサポートしてあげたいものです。

・愛犬の睡眠時間を増やし、睡眠の質を高めるためにできること

*安心して眠れる場所を用意する

人が頻繁に通らず、安心して静かに眠れる場所を用意してあげましょう。

暑すぎても寒すぎても良くないので、夏は涼しめ、冬は暖かい寝床を作ってあげてください。
犬は狭く暗いところを好むのでクレートやハウスなど落ち着いて安心できる場所があると良いです。

*トイレと眠る場所を分ける

犬はきれい好きであることが多いのでトイレと寝床は離してあげましょう。

生まれて数ヶ月の子犬の時期は同じでも構いませんが、
生後8 ヶ月にもなればトイレと眠る場所は必ず分けましょう。

犬の精神面からも衛生面からも快適な寝床を作ってあげましょう。

*遊びと休みのメリハリをつける

成長期の犬は遊ぶことが大好きです。思いっきり遊んで運動させてあげることで、睡眠の質も高くなります。
しかし一日中遊び相手をしていると犬も落ち着かずに寝不足になってしまいます。

遊ぶ時間と休む時間のメリハリをつけ、1頭で落ち着ける時間を与えてあげてください。

*睡眠の邪魔をしない

犬は浅い睡眠を行っている時間が長く、周囲の刺激で覚醒しやすいです。
しかし人間よりも長い睡眠時間を必要とするため、犬が寝ているときは睡眠の邪魔をしないよう気をつけましょう。

心と体の健康のために良い眠りが得られるように周りの協力が必要です。

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まとめ

生後8 ヶ月齢の犬は成長の度合いが様々です。

ほとんど成犬と変わらないほど成長した犬、
まだまだ伸び盛りな犬など、その子のペースで大きくなっていきます。

性成熟に達する犬もいれば、反抗期を迎えてわがままになる犬もいます。

大人に近づき、心も体もやや不安定になりがちな時期、睡眠時間にも変化が起こりやすいです。
成長の度合い、体調の変化に気を配り、しっかりした睡眠を確保して健やかに成長させてあげましょう。

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