犬がうんちをしない⁉原因は?対処法は?病院へ行く前に出来ることはある?
皆さんの大切なワンちゃんがある日突然…うんちをしない…
なんてことになったら、とても心配になってしまいますよね?
昨日まではご飯を食べて散歩に行き、道中でうんちをして家に帰る。
こんな当たり前の幸せな日常を過ごせなくなってしまったら?
明日はうんちしてくれるかな?しなかったらどうしよう…。
病気なのかな…。
心配と不安で居ても立っても居られない‼となってしまいますよね…。
我が家では犬を6頭飼育しています。
その中の数頭が数日ウンチをしないという状況になったことがあり、
その時にどのような対応をしたのか?犬は回復したのか?
など、体験談を元にお話ししたいと思います。
●ちょっとの不注意で犬の命が危険に…。
これは飼い主さんであれば何かしらの変化に気付くとは思いますが…。
我が家のチワワ(4歳)の場合。
いつもはご飯を残すことなどなかったのですが、
ある晩ご飯をほとんど食べずに残してしまい
水だけをたくさん飲むということがありました。
その日は「食欲がないのかな?」
と思いたいして気にはとめていませんでした…が、
翌日もその翌日もうんちをしない…。
お腹をさすってあげながら「病院に電話するか…」と考えていた私の目の前で、
大量のうんちをしたのです!
そのうんちに混ざっていた物を見て愕然…なんとお菓子の包装であろう
プラスチックが混ざっていたのです!
後に病院の先生に伺ったところ、
落ちていた物を食べてしまい腸が一時的に詰まってしまった可能性があります。
お腹をさすったことで腸が動きうんちと一緒に出てきたのでしょう。
大事にならなくて何よりでしたね!
と言われ罪悪感に苛まれ…ものすごく反省しました。
それ以降、床のゴミには常に注意を払っています!
●まさか…散歩中や庭の草で⁉
犬を飼っていればほとんどの飼い主さんが日常的に行っている散歩。
もしくは自宅の庭で愛犬と一緒にのんびり日向ぼっこ。
これもまた平和な時間ですね。しかしここにも、
犬がうんちをしない原因が潜んでいたのです。
我が家のミニチュアダックスフンド(4歳)の場合。
いつものように6頭で庭のプチドッグランを楽しんでいました。
「今日もたくさん草を食べているな」そんな風に見ていたのですが…。
夜ご飯もしっかり食べて寝床でうつらうつらしていたその時…「げーっ‼」
突然吐き始めたのです!それはしばらく続き、
吐き気が治まった頃にはぐったりとしてしまいました。
すぐに夜間動物病院に電話をかけ指示を仰いだところ、
水を飲ませて様子を見てください。
とのこと。水を身近に置きその晩は様子をみることに。
翌朝になるとご飯は少しだけ食べて他は
いつもと変わらない様子だったのですが…犬がうんちをしない!
たくさん吐いたから脱水!?毎朝必ず2回はうんちをするのに……。
急いでシリンジでの給水。お腹のマッサージ。
しかし前日の嘔吐のこともあったのでかかりつけの動物病院に駆け込み診察。
レントゲンの結果は…腸にうんちと草が大量に詰まっていて
自力では出せない状況になっていました。
下剤を処方してもらい帰宅すると、1時間後には大量のうんちが!
以来、我が家では庭の草刈りの頻度を増やして草が長く伸びるのを防いでいます。
●病気でも犬はうんちをしない日が続く
我が家のダックスフンド(8歳)の場合
昨日まであんなに元気だったのに………。
それは突然でした。ある晩急に痙攣を起こし、
そのまま立つことが出来なくなってしまいました。
病院の診断は…遺伝性糖尿病・急性肝炎・極度の脱水症。
診察からしばらくは食べることも飲むことも
出来ずただ横になっているのを見守るしかありませんでした。
犬がうんちをしない。前記した様に2度経験があります。
が、今回は全く別の要因で、私もどうしたらいいのか分からずにいました。
まずは糖尿病を治しましょう。
先生に励まされ自宅での1日2回のインスリン注射が始まりました。
始めた頃は食べられず飲めず動けず、もちろんうんちもしない…。
どこかで死を覚悟している自分がいました。
しかし、治療を始めて1週間。
シリンジでの飲食が出来るようになり、
後ろ足を引きずりながら動くことも出来るようになったのです‼
犬がうんちをしない。
…いえ、もう駄目だと思っていた犬が
1週間振りに自力でうんちをしたのです‼
今もまだインスリン治療中なので食べたり食べなかったり、
飲んだり飲まなかったり、うんちをしたりしなかったり…なのですが、
必ず元気になると信じて治療を続けていくつもりです。
最後に。
犬がうんちをしない。
これは犬にとっても飼い主にとっても辛いことだと思います。
我が家の例は稀なことかもしれません。
しかし、飼い主さんの知識と判断力によっては
大事に至らずに済むこともあります。
まずは毎日の快便の為にできることから始めませんか?
ドライフードばかりでも犬がうんちをしなくなりますし、
草や異物を食べてしまってもうんちをしなくなります。
水分補給やお腹のマッサージ、お腹の調子を整えることができるフード。
まずはできることから!!
“これはおかしいぞ⁉”と感じた時には迷わずに病院を頼り、
愛犬の健康を守っていきたいですね!