椎名林檎の隠れた名曲「17」収録!「私の放電」はどんなアルバム?
椎名林檎は日本を代表するアーティストであり、
誰しもが一度は彼女の曲を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
「ギプス」や「本能」などは有名ですよね。
独特な歌詞とハイセンスな音楽が椎名林檎の魅力でもあります。
今回は椎名林檎の隠れた名曲「17」が収録されているアルバム「私の放電」を紹介したいと思います。
椎名林檎の新しい側面を知っていただけたらと嬉しいです。
素晴らしい曲ばかりですので、ぜひ最後までお付き合い願いします。
Contents
●「私の放電」とはどんなアルバム?
シングルのカップリング曲やアルバムに未収録の曲を集結させたデビュー10周年記念作品です。
この頃のB面はファンからも名曲が多いと言われており、完成度の高いアルバムになっています。
●おすすめの曲
2枚組22曲収録されていて聴きごたえのある曲ばかりが集まっていますが、
ここではおすすめの曲をいくつか紹介したいと思います。
*「17」
罪と罰のカップリング曲である「17」は、すべての歌詞が英語になっています。
2023年に日本テレビ系ドラマ「最高の教室」で
水曜日のカンパネラの歌羽演じる瑞奈がカバーして反響を呼びました。
この曲は思春期という不安定な時期「17」歳の女の子が、
他人に自分の個性が受け入れられなくても私にとって人と違うことは誇りだと
肯定する曲になっています。
人と違うことは誰でも不安になることだと思いますが、
この曲を聴いていると違うことは悪いことではないと思わせてくれます。
*「すべりだい」
「幸福論」のカップリング曲で不器用な女性視点の恋愛が表現されています。
彼との関係の変化をすべりだいを使って表しているのは、
椎名林檎ならではの音楽センスなのではないでしょうか。
ギターソロはひずませてかっこいい仕上がりになっています。
*眩暈
「ここでキスして。」のカップリング曲で、デビューする前にイギリスで作曲したもので、
曇った感じを表現した曲です。
冒頭ではヘリコプターの音がどこからともなく聞こえてきて、
空を意識させられるような工夫がされています。相手に「どうしてでしょう」と
何度も問いかける歌詞も印象的で椎名林檎の世界観に浸れる曲になっています。
*「あおぞら」
「本能」のカップリング曲で、大切な人のことを青空にかけている歌詞と可愛らしい曲調が特徴です。
「本当の自分に正直で飾らないあたしで良いんだって教えてくれたね」という歌詞が
とても素敵だと思いました。
椎名林檎は「17」でもそうですが自分らしくあることを大事にしているのかもしれませんね。
*メロウ
2000年に発売されたアルバム「絶頂集」に収録されています。現在CDは廃盤になっていますが、
サブスクでは配信されています。
警報のような音から始まりギターのひずんだイントロがどんよりした雰囲気をかもしだしているのが
特徴です。歌詞も過激な言葉を使っていて狂気感が怖いのですが、
椎名林檎が歌うとなぜかかっこよく聴こえてしまうのが不思議です。
*シドと白昼夢
「真夜中は純潔」のカップリング曲で、曲名の「シド」とはセックスピストルズのベーシストである
シド・ヴィシャスのことです。ビックバンドによるジャズ調の演奏と、
陽気なリズムで思わず体が動いてしまうほどノリの良い曲になっています。
●まとめ
いかがでしたでしょうか。今もなおファンから絶大な人気の「私の放電」はカップリング曲とは
思えないほど完成度の高い曲ばかり収録されています。
特におすすめは「17」です。この曲は聴いて欲しいですね。
この曲を聴くたびに自分らしく生きることに勇気をもらえています。
今回は紹介できなかった曲もたくさんあるので「私の放電」に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
椎名林檎らしい林檎節と独特な世界観味わうことができます。
ぜひ聴いてみてください。