恋愛と友情の違いを心理学の観点から解説!相手からどう見られてる!?
いつも仲良くしている友達。とてもよくしてくれる先輩。
そんな相手に、恋心を抱いている自分。
恋愛対象として見られているのか、それともただの友情や優しさなのか。
相手の気持ちがどうしても気になりますよね。
実は、それらは誰でも簡単に確かめることができるのです!
この記事では、恋愛と友情の違いを心理学の観点から解説します。
最後まで読み進めていただくと、
気になるあの人からどう見られているかを知ることができますので、
ぜひ最後までお付き合いください。
Contents
●男性は恋愛と友情の違いが曖昧
恋愛と友情の違いを考える上では、男女で大きな差が生まれます。
人間を含め、生物が持つ最大の目的をご存じでしょうか。
「進化心理学」という分野において、
この世のあらゆる生物が持つ最大の目的は「子孫を残すこと」です。
生物として、短期間に何度も子作りのための行動が可能な男性には、
本能的に「より多くの子孫を残したい」という心理が備わっています。
多くの子孫を残すために多くの女性と関係を築くことで、
自分の遺伝子を確実に後世に残そうとするわけですね。
男性によっては浮気をしてしまったり、
体だけの関係を求めたりしてしまうのはこのためです。
そのような心理的特徴を持つ男性にとっては、恋愛と友情をはっきり区別することができません。
「友達としてしか見てなかったけど急に気になってきた」
ということもあり得えてしまうのです。
●女性は恋愛と友情の違いがはっきりしている
男性に対して、女性は恋愛と友情の区別がはっきりしています。
女性も男性同様、「子孫を残す」という目的を生物として持っています。
しかし、女性は男性に比べ、子孫を残せる機会が限られています(基本的に月に一度)。
加えて、一度お腹に子供を授かると母子共に普段より危険な状態に置かれます。
そこで、女性には「一度のチャンスでより優秀な子孫を残したい」という心理と、
「より安全な状況に身を置きたい」という心理が本能的に備わっているのです。
自分好みの男性、浮気などをせず、側にいて助けてくれる男性だけを恋愛対象とし、
それ以外は友達でいいわけですね。
女性に友達認定されてしまうとなかなか恋愛対象になりづらいので、
注意が必要かもしれません。
●恋愛か友情かを見抜く心理学的ポイント
ここからは、恋愛心理学に基づいて、恋愛と友情の違いを判別するポイントを解説します。
*声のトーンが低くなる
声のトーンとは、声の高低のことをいいます。声の高さの変化は、
相手が自分を恋愛対象として見ているかどうかを判断する強力な材料です。
ポーランドにあるヴロツワフ大学の研究によれば、自分が付き合いたいと思う相手の前では
男女とも声のトーンが低くなるということが明らかになっています。
これは、男性の場合は「強く男らしく、男性ホルモンに溢れている」ように見せたいという
心理からくるものですが、女性の理由はわかっていません。
しかし、度重なる実験で得られた確かな現象ですので、気になる人がいたら、
他の人と話している時と自分と話している時の声の高さに注目してみてください。
*時間や労力を割く態度が見られる。
恋愛感情からくる態度の中には、時にただの友情では起こりにくいものがあります。
以下の項目が高頻度で起こるようなら、
その人は恋愛感情を抱いている可能性が高いでしょう。
・長電話に付き合ってくれる。
・LINEの返答が早く、テンポのよい会話が続く。
・自分の発言や質問に多く言葉を返してくる。
・向こうから質問をしてくる。
・個人的なプレゼントをくれる。
どれもある一定の時間や労力を割く必要があるだけに、
毎回のようにそれをしようとは思いません。
人間には、たとえ得をするかもしれない状況があったとしても、
なにより損を避けようとする心理的傾向があるからです。
これを、心理学や行動経済学の言葉で「損失回避性」と言います。
長電話に付き合ったら相手は喜ぶかもしれないが、自分は時間を奪われる。
ラインをすぐ返せば会話が盛り上がるかもしれないが、楽しくなかったらだるくなる。
わかる気がしますよね。
逆に言えば、「あなたと関わっている時点で損ではない」と思えたとき、
そこには友情の域を超えた恋愛感情があるのです。
もちろん、非常に強い友情関係の上では成り立つことかもしれませんが、
そのような相手は限られてくることはたしかです。
*自分のした話をよく覚えている。
どうでもいい人や、ただの友達だと思っている相手の話は、
たとえその場では盛り上がっても、何日か経ったあとにまで覚えていることは少ないですよね。
ずいぶん前に話した内容を覚えていて、しかも相手から話題にして振ってくることがあれば、
それはその人が一人でいる時まであなたのことを考えている証拠なのです。
恋愛心理学には、「単純接触効果」と呼ばれる理論があります。
単純に会う回数が多い人ほど印象に残りやすくなるという理論ですが、
頭の中で思い出すだけでも、その人に会っている(接触している)とみなすことができます。
自ら頭の中で自分の印象を強めてくれているとなれば、
相手の頭の中はそれはもうあなたのことでいっぱいなことでしょう。
●まとめ
ここまで、恋愛と友情の違いについて、心理学の観点も交えながら解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
恋愛と友情は、まず男女によってその違いの明確さが異なることを意識しましょう。
その上で、声のトーンや自分に時間や労力を割く態度、自分のした話の内容を覚えているかどうかを見て、相手が自分にどのような思いを持っているかを確かめるのが良いでしょう。
これを読んだみなさんの恋が、少しでも前に進むことを祈っております。