忘れてはいけない2024年1月1日の大地震。 私たちに出来る事。
2024年1月1日16時10分頃、石川県能登地方を中心としたマグニチュード7.6の
地震が発生しました。
お正月を家族でゆっくりと過ごしていた方も多かったと思います。
元旦の日本を襲った大地震、『令和6年能登半島地震』の
被害状況などについて調べてみました。
●地震の被害状況は?
2024年1月9日現在、被害が最も大きかった石川県内の死者は202名、
重軽傷者は少なくとも565名と報じられており、
いまだ安否不明の方が102名にも上るそうです。
地震により多くの建物が倒壊しました。
当時石川県内にいた知人は、
あまりに大きな揺れで車の中から脱出することが出来なかったと聞きました。
石川県輪島市では大規模な火災も発生しました。
一面焼け野原となった輪島市の映像をニュースで
見た時はまあまりのショックに言葉が出ませんでした。
また、石川県珠洲市や志賀町では津波の被害も確認されており、
最大で4.5メートルの高さがあったと言われています。
石川県のお隣、新潟県では液状化(※)による被害が出ており
1メートル以上の段差ができるなど、広範囲に被害が及びました。
(※)液状化現象とは…地震が発生して地盤が強い衝撃を受けると、
今まで互いに接して支えあっていた土の粒子がバラバラになり、
地盤全体がドロドロの液体のような状態になる現象のことをいいます。
(国土交通省HPより引用)
●地震発生後の復旧について
2024年1月1日に地震が発生してから数日経ちましたが、
石川県内ではいまだ26,000人もの方が避難生活を送っているとのことです。
被災地では断水や停電が続いており、
中にはビニールハウスで避難生活を送っている方もいるそうです。
さらに避難所ではノロウイルスや新型コロナなどの
感染症状も相次いでおり、衛生対策が急務となっています。
他の自治体などから人的・物資・給水などの支援も行われており、
自衛隊により仮設風呂の開設もなされたそうです。
気温も低くかなり寒い日が続く中、
温かいお風呂に入ることができてひとときの安らぎに
なったのではないでしょうか。
各地で義援金・寄付金の受け付けも行われており、
著名人からも続々と義援金を被災地へ送る動きが見られました。
2024年1月1日に日本を襲ったこの地震は、国内だけでなく
海外でも話題に上がり、お隣の国・台湾ではいち早く
民間の寄付金口座が開設され、
3日間で総額4億円にも上る寄付金が集まったそうです。
仮設住宅の着工や県内外への避難受け入れも始まっており、
被災された方々がいち早く安全な生活を送ることができるよう祈ると共に、
早急に地元で元の生活を送れるよう復興して欲しいと願います。
*私たちができることは?
新潟県や日本赤十字社、日本財団などで支援金の寄付を受け付けしています。
義援物資を直接届けたい!という思いの方もいると思いますが、
石川県では交通渋滞などにより緊急車両通行の妨げになることを避けるため、
直接の持ち込みは遠慮していただくよう呼びかけています。
ぜひ、寄付で支援をしたいですね。
●今後大地震が起こったら?!今からできる災害対策
今回の2024年1月1日能登半島地震にで被害に遭わなかった方も、
「もし自分の住んでいる地域で大震災が起こったらどうしよう?」と
心配になったと思います。
能登半島地震は元旦に発生し、
思いもしないタイミングで起きてしまったように、
震災はいつ・どこで起こるかわかりません。
日頃から震災対策をしておくことで、
万が一の時に被害を少なくすることもできます。
家の中で対策できることとしては、家具の転倒防止対策です。
家具は転倒しないように壁に固定したり、万が一転倒した場合も
ドアを塞がないようにして出入り口が確保できるようにしましょう。
震災発生後に断水や停電が起こることを想定し、
普段から常備食や飲料水を備蓄しておくことも大切です。
震災発生時は避難所へ避難することも考えられますので、
避難所の確認だけでなく、避難生活に必要なものを
リュックサックなどにまとめておくことも大切です。
いつ震災にあってもおかしくない!という意識の元、
今からでも災害対策をしておきたいですね。
●まとめ
2024年1月1日に発生した能登半島地震は被害も大きく、
新年早々暗いニュースとなってしまいました。
被災された地域の方々の安全、被災地の早急な復興を心から願うと共に、
今からでもできる災害対策を講じていきましょう。