ピアノ初心者は何から始めたらいいの?始める前に準備しておきたいことを解説します。
ピアノを始めたいけれど、まず何から手をつけてよいかわからないというピアノ初心者のために、
ピアノを弾く前に準備しておくとよい物3つと、
覚えておきたい基本的な事4つをそれぞれ詳しく説明していきます。
最後に、ピアノは独学で学ぶのがいいのか?それともレッスンを受けて学ぶのがいいのか?
について私自身の考えも踏まえて解説します。
これから解説する基本さえ知っておけば、
すぐに始められる環境としては充分だと思います。
Contents
●ピアノを始める前に準備する物3つ
①ピアノ
まず何から始めるべきなのか?と考えた時、一番重要なピアノ本体を用意する必要があります。
できればアップライトピアノか電子ピアノがあるとよいでしょう。
でもそこまで本格的じゃなくてもよいという初心者の方には、
電子キーボードが準備しやすく手軽に使用できます。
電子ピアノや電子キーボードは音量調節ができ、
ヘッドホンがついている物もあるので、夜間やマンションでの練習にも適しています。
②ピアノ椅子
ピアノにはピアノ専用の椅子があります。
自分の体に合わせて正しい姿勢で弾けるように、
高さ調節ができてクッション性があり安定性があります。
仮に家庭にある椅子で代用もできますが、
安定した姿勢で弾くためには高さ調節のできる椅子が大前提となります。
ストレスなく長時間弾いていても疲れないピアノ椅子を選ぶことは、
ピアノが上達するための近道でもあるのです。
③楽譜
初心者向け、または少し経験したことのある方向けなど、
自分のレベルに合った様々なピアノ教本が販売されています。
また、音符や楽譜を初めて見る方のために大きく図で表して
わかりやすく解説している本もあります
ある程度基本が出来てきて次は何から弾けばいいか迷った時は、
自分の弾いてみたい曲が載った楽譜を購入するとモチベーションが上がるでしょう。
●弾く前に覚えておきたい事4つ
①手の爪を切っておく
これはピアノを弾く上での一番大事なことです。
爪が伸びていると鍵盤に爪が当たってカチカチと音が鳴ってしまいます。
素早い動きになると鍵盤の間に爪が挟まってしまいケガをする恐れもあります。
どのくらい切ればいいかの目安は、
一般的に手のひら側から見て爪が見えない程度と言われています。
ピアノを弾く時には指を色々な角度にして弾くので、
自由自在に安全に弾くためには爪を切っておくことは基本中の基本です。
②正しい姿勢で腰掛ける
猫背にならにように姿勢を正して椅子に浅く腰掛けたら鍵盤に手を置きます。
この時に手首から肘までの角度が床と水平になるように椅子の高さを調整します。
手首の位置が肘よりも上になったり下になっていると弾いていると疲れる原因になります。
弾く時の正しい姿勢は、体や手に無駄な力をかけないで楽に弾くためにとても重要です。
③指の正しい置き方
手のひらを上にして指を軽く曲げます。その手のひらの中に卵を優しく持つようにイメージします。
そのままの形でクルッと手のひらを下に向けて鍵盤の上に指を乗せます。
これが基本の乗せ方です。
指をピーンと伸ばしたり極端に曲げないようにしましょう。
④楽譜を読めるようにする
まず楽譜の何から覚えたらいいのかというと、
音符の種類や五線符に書かれている音符の読み方などです。
書かれている音符が鍵盤のどの位置に当たるのかなども覚える必要があります。
前述しましたが、初心者向けにわかりやすく説明した本もあるので活用するとよいでしょう。
●独学がいいのか?習うのがいいのか?
これに関しては正直どちらでもいいと思います。
自分のペースで好きな時間に独学で覚えたいという方もいますし、
レッスンに通って講師から指導を受けたほうが続けられそう、という方もいます。
自分に合った練習方法を選んでいいでしょう。
ちなみに私は10年間レッスンを受けていました。
その間講師からは、私の進み具合に合わせた練習方法や教本などを提供してくれたので、
順調に技術は身に付けられたと思います。
レッスンをやめた現在は時間に縛られず、
学んだ技術を生かして自分の好きな曲を自由に楽しみながら弾いています。
【まとめ】
初心者はまず技術的なことよりも、弾く時の姿勢や指の置き方、
楽譜の読み方をしっかりマスターすることが大切です。
基本が出来ていれば、技術的なことはあとからいくらでもついてきてすぐに上達できるはずです。
何から取り組めばいいか迷った時は、これらの基本を実践してみてください。