ピアノ初心者の方におすすめの基礎練習‼︎ どうやって取り組めばいいの?
「基礎練習」と聞くと、「地道にコツコツ…積み重ねが大事…」というような地味な雰囲気で、
決して華やかなものではないですよね。
しかしピアノだけに限らず、他の楽器やスポーツなどにもつきもので、
どんな分野でも基礎練習は欠かせません。
ピアノ初心者の方が曲を練習していく中で、
●速くなったり遅くなったりしてしまい、同じテンポで弾けない
●薬指と小指に力が入らない
●左手が思うように動かない
などの悩みが出てきていませんか?
そして、指の動きの他に、悩みの種となってくることが
「譜読み(楽譜を読む)が難しい」ということですね。
そんな悩みを解決するのがピアノの「基礎練習」です。
ここではピアノ初心者の方に知って欲しい、
ピアノの基礎練習についてお話していきます。
⚫︎ピアノの基礎練習と言えば「ハノン」
ハノンとは、フランスの作曲家シャルル•ルイ•ハノンが発表した
「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ•ピアニスト」という練習曲集です。
同じ指をくり返し動かす練習曲や、音階や和音の分散などの練習曲が何曲もあります。
どちらかというと、みんな嫌がる練習ですが、
どんなピアニストでも必ず通る、地道な基礎練習です。
長年多くのピアニストに引き続けられているということは、
ハノンがやはりピアノ演奏にとって重要な基礎練習になるということですね。
ハノンは、簡単なパターンのくり返しで、日々コツコツと続けることによって、
動きにくい薬指や小指が独立して動かせるようになり、だんだん力を入れられるようになってきます。
ハノンをしっかり弾くことで、曲を弾いた時に指を動かしやすくなる感じがわかってくると、
基礎練習の成果が出てきているという実感が沸きますよ。
やはり曲を弾いた方が楽くて、ずっとハノンばかりだと飽きてしまいます。
「毎日、練習の最初の10分はハノンをする」と決めて習慣にしたり、
ピアノの練習の時間がとれない日でも、
「1日1回はハノンを弾く」と決めるなどして、日々の習慣にできるといいですね。
⚫︎譜読みのコツは色んな楽譜をドレミで読むこと
(譜読みができる方はこちらはスルーしても大丈夫です)
幼い頃から習っていて、どうやって覚えたかも思い出せないくらい、
ひらがなを読むように楽譜をスラスラ読める人もいます。
大人になってピアノを始めた方は、指が動かないことと同じくらい、
この譜読みで苦労してしまう壁ですね。
すぐに弾きたければ、楽譜にドレミのふりがなを書き足すことも1つの方法ですが、
できれば譜読みできるようになりたいですよね。
何と、これも練習あるのみ、色んな曲の楽譜を読んでいくことが、
譜読みできるようになる近道です。
例えば、メロディーを知っている曲の楽譜を見ながら、その歌の歌詞で歌うのではなく、
ドレミで歌っていくことです。
「ドレミのうた」の場合、歌詞だと…
「ドはドーナツーのード、レーはレモンのレー…」
と歌いますよね。
でも譜読みの練習をしたいのなら、楽譜を見ながら、
「ドレミードミードーミー、レーミファファミレファー…」
と全部、ドレミで読んで歌っていきます。
そうやって、何度も音を読んでいくことで、見ただけで、
音がわかるようになってきます。
これもいきなりできるのではなく、コツコツ地道に練習することによって、
習得していく技術です。
ちなみに、最近では、譜読みの練習ができるアプリがあります。
「譜読み、音読み」などで検索してみてくださいね‼︎
⚫︎♯や♭などの記号や、速度記号などはその都度覚えていこう
最後に、♯や♭などの記号や、テンポや強弱について表示している記号は、
楽譜に出てきた時に、その都度調べて覚えていくといいでしょう。
初心者向けの楽譜には、記号の意味が書いてあるものもありますね。
簡単な楽譜に出てくる記号は、だいたい同じなので自然と覚えられますよ。
⚫︎まとめ
ピアノ初心者の方におすすめの基礎練習はハノン‼︎
飽きないように、日々少しずつ取り組めるような習慣を作りましょう。
譜読みはドレミで歌って、読むことに慣れていきましょう。
記号は出てきた時にその都度覚えていこう。
ピアノを弾きたいと思ったら、まずは楽しむこと‼︎
そして楽しみながら基礎練習も取り入れてステップアップしていけるといいですね。