トム クルーズはどんな人なのか? 知られざる人柄と魅力に迫る
トム クルーズは1962年7月3日、アメリカ・ニューヨーク州生まれの俳優です。
1981年に映画『エンドレス・ラブ』の端役でデビューして以来、
ロン・ハワード監督作『遙かなる大地へ』、トニー・スコット監督作『トップガン』、
スティーブン・スピルバーグ監督作『マイノリティ・リポート』などのヒット映画に出演し、
40年以上にわたってトップ俳優としての地位を維持し続けています。
浮き沈みが激しいハリウッド映画の世界でトム クルーズがトップ俳優として人気を誇っているのかを
彼の知られざる人柄と共に解説していきます。
●幅広い役柄を演じている
トム クルーズは作品ごとに異なる顔を見せています。
『トップガン』では困難を乗り越えるエリートパイロット、
『デイズ・オブ・サンダー』ではストックカーレーサー、
『カクテル』ではバーテンダー、
『マイノリティ・リポート』では悲しい過去を持つ刑事など幅広い役を演じています。
オリバー・ストーン監督作『7月4日に生まれて』では
実在のベトナム帰還兵を演じるために1年間に及ぶ車椅子生活を送りました。
その迫真の演技でアカデミー主演男優賞にノミネートされました。
ロバート・レッドフォード監督を務めた映画『大いなる陰謀』では、
次期アメリカ大統領候補を噂される上院議員を演じ、
ジャーナリスト役を演じたオスカー女優メリル・ストリープ相手に堂々たる演技を見せました。
ロブ・ライナー監督による法廷サスペンス『ア・フュー・グッドメン』では弁護士役を演じ、
法廷シーンでは海兵隊大佐を演じたオスカー俳優ジャック・ニコルソンとの法廷シーンで息詰まる演技を披露しました。
凜々しい海軍の制服姿も見せていました。
『ザ・エージェント』では理想に燃えるスポーツエージェント、
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』では吸血鬼、
『ラスト サムライ』では武士道に感銘を受けていくアメリカ人大尉を演じ、
流暢な日本語のセリフも聞かせてくれました。
●プロデューサーとしての才能も発揮している
俳優として幅広い役柄を演じているトム クルーズはプロデューサーとしての才能も発揮しています。
人気ドラマ『スパイ大作戦』を映画化した1996年の映画『ミッション:インポッシブル』では
主演のみならず、『アンタッチャブル』を手掛けたブライアン・デ・パルマを監督に指名するなど、
プロデューサーとしての才能を発揮しました。
この映画は成功を収め、批評家からも好意的な評価を得ました。
その後は続編が製作され、
シリーズごとにスケールが大きくなっていくアクションに度肝を抜かれます。
キャメロン・クロウが監督を務め、
オーランド・ブルームが主演した2005年の映画『エリザベスタウン』でもプロデューサーを務めています。
●大の親日家として知られている
大の親日家として知られているトム クルーズは過去に24回来日しています。
映画会社パラマウント・ジャパンから映画『ミッション:インポッシブル3』のDVD発売を記念して、
10月6日は「トムの日」と制定されています。
2014年の映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のジャパンプレミアの際には
大阪、福岡、東京の3都市を飛行機に乗って半日で回っています。
ファンへのサインや写真撮影にも丁寧に応じることでも知られています。
2022年の映画『トップガン マーヴェリック』のジャパンプレミアで来日した際には
400人のファンとの会話を楽しむだけではなく、写真撮影に1時間以上も応じるなど、
まさにファンへ丁寧な対応を見せていました。さらに日本語を交えながらあいさつもしていました。
還暦を過ぎても俳優として活躍を続けているトム クルーズですが、
実は書かれた文字を読むことが困難な障害、失読症を抱えていました。
アルファベットの「b」と「d」の見分けが困難で、読み書きができなかったそうです。
俳優としてセリフを覚える時、文字を読むことが困難であることは致命的なことですが、
録音されたセリフを繰り返し聞いて覚えていったそうです。
困難なことから決して逃げ出さないで立ち向かうからこそ、
多くのファンを今でも魅了しているのでしょう。
まとめ
1981年のデビュー以来、トム クルーズはハリウッドのトップ俳優として活躍を続けています。
失読症という俳優にとっては困難な障害から決して逃げ出さないで立ち向かい、克服した過去があります。
幅広い役柄を演じるだけではなく、ファンへの対応も丁寧に行うことができるからこそ、
トム クルーズは今でも俳優として活躍できているのでしょう。
ファンに愛されるだけではなく、役柄を選り好みしないで精一杯演じているからこそ、
有名な映画監督からも愛されているのだと感じました。