タイムリープ映画でラブストーリーはある?心温まる一本を教えて!
もしタイムリープして過去に戻る力があったら何をしますか?
今回ご紹介したい映画「アバウト・タイム」〜愛おしい時間について〜の主人公は、
その力で悪と戦ったり、世界を救ったり―はしません。
ですが、映画を通して私達に大切な事を教えてくれます。
幸せに生きるためのヒントが沢山散りばめられた、
ハートフルなラブストーリーに鑑賞後はとても優しい気持ちに包まれます。
「ラブストーリーはちょっと苦手」そんな方でもきっと楽しめる、
素敵なタイムリープ映画です。
Contents
●簡単なあらすじをご紹介
主人公ティムはイギリスのコンウォールで暮らしています。
恋愛に奥手というわけではありませんが、とても不器用な青年です。
21歳の誕生日に父親から「我が家の男は時空を旅できる」と
タイムリープする能力があることを告げられ、その方法を教わります。
この能力を使ってティムがまずやりたいこと、
それは彼女を作ること!
タイムリープする能力を使って過去の失敗をやり直すことはできても、
人の気持ちは操れません。
そのため恋愛が上手くいくこともあれば、
いかないこともあり―そんな日々を過ごしながら、
ある日ティムは運命の相手メアリーに出会います。
やがて二人は結ばれ、物語は後半へ。
満ち足りた日々を過ごすティムですが、
父親が癌に侵され余命幾ばくもないことを知ります。
そんな父親はティムへ「人生とは何か、本当の幸せとは何か」を
伝えようとします―。
●観て欲しいポイントはここ!
*ぎこちなくも可愛らしい二人の姿に胸キュン
タイムリープはできても、やはりティムは不器用なまま。
それでもメアリーのために一生懸命になる姿は観ていて微笑ましく、
胸がキュンとなります。
ドキドキするような波乱に満ちた出来事は起こりませんが、
二人が愛を育む様子に温かい気持ちになるラブストーリーです。
*後半で描かれる家族愛
映画の後半では、家族間の愛情へとテーマが移ろいます。
特に父親からティムへ注がれる深い愛情と、
愛に溢れたメッセージは胸に迫るものがあります。
父子のやり取りを通して、
私達もまた色々な事に気付かされるタイムリープ映画です。
●特筆すべき映画の特徴は?
*映画のロケ地に注目!
ティムの実家はコーンウォールにある海沿いの家。
少し高台にあり、砂浜に降りてはティータイムを過ごしたりしています。
実際のロケもコーンウォールで行われており、
その自然の美しさはストーリーを何倍にも引き立てます。
また、もう一つの舞台であるロンドンのおしゃれな街並みや、
ティムとメアリーの住むアパートのカラフルでちょっぴりレトロな内装など、
観ていてときめく場所がたくさんロケに使われているので、
ぜひ注目してみて下さいね!
*心に染みる名言の数々
イギリスが舞台の作品を観ていると
「セリフにエッジが効いているな」と感じます。
ブラックジョークが好きなお国柄だからでしょうか?
本作品もそういった言い回しが度々登場しますが、
「エッジが効いているけど温かい」そんな言葉の数々は
観ている私達の胸にも深く響きます。
*監督&脚本はあの人!
この作品の監督&脚本を担当したのはリチャード・カーティス。
ロマンティックコメディを得意としています。
「ブリジットジョーンズの日記」「ノッティングヒルの恋人」の脚本を
担当している他、人気SFドラマ「ドクターフー」の脚本を担当したこともあります。
ラブストーリー✕タイムリープ映画にはぴったりの人選と言えますね。
●まとめ
タイムリープ映画が大好きな人にぜひお勧めしたい
「アバウト・タイム」〜愛おしい時間について〜。
風光明媚なコンウォールの景色、おしゃれなロンドンの町並みと、
ティム&メアリーの恋にときめきながら、心に染みるセリフの一つ一つに
癒されるタイムリープ映画です。
描かれているのはありふれた日常。だけどそれは愛おしい人生の大切な時間。
リチャード・カーティスの紡ぎ出す穏やかで温かいラブストーリーを通して、
あなたもきっと大切な何かをみつけられるはず!