スラムダンクの連載時期について。何年たっても色あせない魅力とは?
井上雄彦先生のスラムダンクは週刊少年ジャンプにて連載されていたのですが、
連載時期は 1990年から 1996年 にかけてでした。
驚いたことに連載時期、そしてその開始からは30年以上もたっています。
それにもかかわらず、このスラムダンクが今でもなお、
幅広い層に圧倒的な支持を受けていることを考えると、
この作品がどれだけ皆に愛されてきたかがうかがえますね。
そんなスラムダンクの魅力についてを、これから改めて考察していきたいと思います。
どんな層に人気?
連載開始されたのが少年誌だったこともあり、スラムダンクと
同世代の男の子たちが夢中になるのは当然だったとしても、
この作品には当時バスケをあまり知らない女の子も夢中になっていました。
そしていまでは老若男女問わずに人気があると言っていいと思います。
バスケ自体に興味がなかったとしても、そのストーリーやキャラクターの魅力、
熱い展開にだれもが夢中になってしまう、
スラムダンクには当時からそんな魅力があふれていました。
そんなスラムダンクの魅力とは
今でこそバスケットボールを題材にした青春漫画はたくさんありますが、
連載時期当時は、スポーツ漫画といえば野球やサッカーを題材としたものが多かったです。
そんな中での異例のバスケットボールの漫画の連載開始。
そして独特の絵柄がまた私たち読者をひきつけました。
すっきりした線と、見やすい描写、かっこいいキャラクター達に、臨場感のある試合風景。
またヤンキーの桜木花道が主人公という設定も斬新でした。
そうした息もつかせぬ試合展開にハラハラする一方で、
このスラムダンクには心に響く名言がいっぱいでてきます。
例えば、安西先生の「あきらめたらそこで試合終了」は今でもよく使われるので、
皆さんもどこかで目にされてことがあるのではないでしょうか。
バスケの経験がなくても、心のどこかで共感でき、引き込まれてしまう。
スラムダンクにはストーリーに加えて、
私たちひとりひとりに訴えかける、たくさんの魅力が詰まっています。
魅力的なキャラクターたち
連載時期から30年。さすがに漫画のキャラクター達の人気にも陰りがでるかと思いきや、
全くそんなことがありません。
アニメやゲーム、はては映画まで、幅広いメディアで人気が続いています。
これらは読者が、キャラクターに対して今なお強い愛着を抱いている証でもあるでしょう。
主人公である桜木花道のまっすぐな性格や、
ライバルとしての流川楓の設定等、感情移入をするにはもってこいの魅力にあふれたキャラクター。
しかもこのスラムダンクでは、主役以外でもキャラクター全員が
個性的な魅力にあふれているので、それぞれの人気があるのも特徴だと思います。
メガネ君の愛称で呼ばれる木暮公延、ゴリというやたら強い印象を植え付けられた赤木剛憲など。
例えたくさんの登場人物が出てきたとしても、
決して埋もれてしまうことのない、
わくわくするようなキャラクター達がぐんぐんと話を引っ張っていってくれます。
桜木花道、流川楓だけにとどまらない、人情にあふれた仲間たちが紡ぎだす青春も、
このスラムダンクの魅力だと考えます。
まとめ
連載時期から30年以上たってもなお親しまれるスラムダンク。
私にとっても、このスラムダンクは初めて夢中になったバスケ漫画でした。
最初こそ、ヒロインの赤木晴子ちゃん可愛いなあ、
くらいの気持ちで読み始めましたが、読むうちにぐんぐんとストーリー展開に惹かれて、
気づけばどっぷりとはまってしまいました。
現在、私の周囲には当時のスラムダンクのファンがいるのですが、
その方のお子さんもまたスラムダンクを読んでおり、その描いた絵を見せてもらったりもします。
そんな時にはとてもほほえましいと感じると同時に、
もうそれだけの年月が経っているのだということをふと感じます。
そしてやはりスラムダンクには世代を超えた魅力があるのだな、
と感慨深い気持ちになります。
信頼・青春・スポーツ・友情・努力。
そんな色あせない魅力にあふれたこのスラムダンクという漫画は、
大人になった今でもなお、もう一度読みたいと私たちに思わせてくれる作品です。
読者の心を揺さぶる感情や感動を、いくつになっても呼び起こしてくれる。
私にとってスラムダンクはそんな素敵な魅力をもった作品なのです。