スティーブ マックイーンがマスタングを操る映画について解説!
スティーブ マックイーンがマスタングを操る映画は
1968年に公開された『ブリット』で、第41回アカデミー賞で編集賞を
受賞しています。
映画『ブリット』の中で、スティーブ マックイーン演じる刑事が
運転する1968年型フォード・マスタングと敵が運転する
1968年型ダッジ・チャージャーによるカーチェイスが
サンフランシスコの急斜面で繰り広げられます。
スティーブ マックイーンが主演を務め、1968年型フォード・マスタングを
操ってカーチェイスを繰り広げる刑事アクション映画『ブリット』について
解説していきます。
●1:映画『ブリット』の気になるストーリーは?
サンフランシスコ市警察本部捜査課で警部補を務めるフランク・ブリットは
上院議員から裁判での重要な証言者保護を命じられます。
ブリットが保護を命じられた重要な証言者とは、マフィアの金を横領したことで
命を狙われたジョー・ロスと名乗るであり、ロスは身の安全を確保するために
マフィアを潰すための証言を決めたのでした。
部下であるデルゲッティ部長刑事とスタントン刑事と交代でホテルにいるロスを
保護していたブリットでしたが、ブリットが非番の時にホテルの部屋に
入ってきた殺し屋によってロスとスタントン刑事は命を落としていまいます。
部下の証言から事件の裏に何かがあると感じたブリットはデルゲッティ刑事と
共に捜査を開始するのでした。
●2:実在の刑事を役作りの参考にしたスティーブ マックイーン
マスタング・フォードでカーチェイスを繰り広げる映画『ブリット』で
主演を務めたスティーブ マックイーンは実在の刑事を役作りの参考にしています。
未解決事件となっている「ゾディアック事件」を担当した
サンフランシスコ市警察のデビッド・トスキ刑事を役作りの参考にしています。
映画『ブリット』の中でスティーブ マックイーン演じる刑事ブリットは
ショルダー・ホルスターに銃を入れていますが、
トスキ刑事が実際にショルダー・ホルスターに銃を入れていました。
デビッド・トスキ刑事は1973年の映画『ダーティハリー』で
クリント・イーストウッドが演じていた型破りな刑事ハリー・キャラハンの
モデルにもなっています。
未解決事件で今もなお捜査が続けられている「ゾディアック事件」は
2007年に『ゾディアック』というタイトルで映画化され、
1995年公開のサイコ・サスペンス・スリラー『セブン』で知られる
デビッド・フィンチャーが監督を務めました。
●3:映画『ブリット』の舞台であるサンフランシスコ
スティーブ マックイーン主演の映画『ブリット』の舞台になっている都市が
アメリカ西海岸カリフォルニア州北部に位置するサンフランシスコです。
人口は約87万人で、気候は1年を通して気温差が比較的小さく、
住みやすい都市です。
映画『ブリット』で見られるように急な坂道が多いことで知られ、
深い霧に覆われることがあります。
市内を走るケーブルカー、ゴールデン・ゲート・ブリッジ、
新鮮な魚貝類を提供することで知られるフィッシャーマンズワーフ、
景勝地といわれているツインピークスが有名です。
サンフランシスコ出身者には俳優、監督、製作者として活躍する
クリント・イーストウッドと有名企業アップルの共同創業者であり
実業家でもあるスティーブ・ジョブズがいます。
サンフランシスコが舞台になっている映画はスティーブ マックイーンが主演を
務めた映画『ブリット』、ダスティン・ホフマンの俳優デビュー作『卒業』、
クリント・イーストウッドが型破りな刑事を演じた『ダーティハリー』、
超高層ビルで発生した火災に立ち向かう消防士をスティーブ マックイーンが演じた
パニック映画の頂点に君臨する『タワーリング・インフェルノ』があります。
他にもニック・ノルティとエディ・マーフィが共演した『48時間』、
シャロン・ストーンが殺人事件の容疑者を妖艶な姿で演じた『氷の微笑』、
今もなお捜査が継続している殺人事件を題材にした『ゾディアック』も
サンフランシスコが舞台になっています。
まとめ
スティーブ マックイーンがマスタングを操り、
壮絶なカーチェイスを繰り広げる映画『ブリット』について解説をしてきました。
映画『ブリット』はサンフランシスコが舞台になっていて、
急な坂道があることで知られています。
急な坂道でマスタングが繰り広げるカーチェイスは手に汗握る迫力に
満ちていると想像してしまうほどです。
映画『ブリット』の他にも『タワーリング・インフェルノ』や『ゾディアック』、『氷の微笑』の舞台にもなっていることがわかりました。
シカゴが舞台になっている映画を観ることが多かったのですが、
今度はサンフランシスコが舞台になっている映画を観たいと思いました。