ジョージ クルーニーが出演するハワイを舞台にした映画とは?
ジョージ クルーニーが出演、ハワイが舞台になっている映画が
2011年公開の『ファミリー・ツリー』です。
祖先から受け継いだ広大な土地を所有し、ハワイ・オアフ島で妻エリザベスと
長女アレックス、次女スコッティと共に住むマット・キングは弁護士です。
友人たちからは楽園生活を送っていると思われていますが、
実際は仕事に追われる毎日を過ごし、サーフィンは15年間もしていません。
先祖代々受け継いできた広大な土地の扱いに頭を悩ませる中、
妻エリザベスがボート事故によって昏睡状態となってしまいます。
妻の事故、娘達との関係、土地の扱いと難題が降りかかる中、
マットは自身の人生を見つめ直すことになります。
●1:映画『ファミリー・ツリー』で主演を務めたジョージ クルーニー
ハワイを舞台にした映画『ファミリー・ツリー』で主演を務めた俳優が
ジョージ クルーニーで、彼はハワイ・オアフ島に住む弁護士マット・キングを
演じています。
ジョージ クルーニーはアメリカ・ケンタッキー州レキシントン生まれです。
高校時代は学業で優秀な成績を収め、バスケットボールと野球に打ち込んでいました。
野球選手を夢見てメジャーリーグ「シンシナティ・レッズ」の
新人テストを受けますが不合格となり、野球選手の夢をあきらめたそうです。
大学に短い期間だけで在籍していましたが卒業することなく、
紳士服の販売やタバコのカッティングという職に就いていました。
1987年に『ハイスクールはゾンビテリア』で映画デビューを果たしました。
1994年に放送が開始された医療ドラマ『ER/緊急救命室』のオーディションを受け、
プレイボーイと言われている医師ダグラス・ロス役に選ばれ、
第1シーズンから第5シーズンまで出演していました。
『ER/緊急救命室』のオーディションを受けた時のジョージ クルーニーは32歳で、
もしも不合格ならばケンタッキーへ戻ろうと決めていて、
ズボンのポケットには長距離バスの乗車券を忍ばせていたそうです。
『ER/緊急救命室』への出演と時期を同じくして映画出演も本格化し、
『フロム・ダスク・ティル・ドーン』、『素晴らしき日』、『ピースメーカー』、
『アウト・オブ・サイト』などに出演しています。
俳優として活躍するのみならず、2001年の映画『コンフェッション』で
監督デビューを果たし、批評家から高く評価されました。
2005年の映画『グッドナイト&グッドラック』では監督、脚本、出演を務め、
第78回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞にノミネートされました。
2005年の映画『シリアナ』でCIA工作員を演じ、アカデミー助演男優賞を受賞し、
2012年の映画『アルゴ』ではプロデューサーを務め、アカデミー作品賞を受賞しました。
ホンダ「オデッセイ」、トヨタ自動車「マークⅡ」、
キリンビール「淡麗グリーンラベル」など日本のテレビコマーシャルに出演しています。
ネスレ「ネスプレッソ」では2011年の映画『アーティスト』で
アカデミー主演男優賞を受賞したフランス人俳優ジャン・デュジャルダン、
2021年の映画『スティルウォーター』に出演したフランス人女優カミーユ・コッタンと
共演しています。
伯母は歌手・女優として活躍したローズマリー・クルーニーで、
甥であるジョージ クルーニーの出世作である医療ドラマ『ER/緊急救命室』に
ゲスト出演しています。
俳優、監督、プロデューサーとして才能を発揮しているジョージ クルーニーですが、
映画館でチケットのもぎりをしたり清掃員の仕事をしたりして俳優養成学校に入るための
お金を稼いでいたそうです。
友人の家のクローゼットに寝泊まりしたり、
どこへ行くにも自転車で移動したりしていました。
その日の生活費さえないという苦労をしているからこそ、
有名になっても決して偉ぶる態度を取ることがないそうです。
記者会見やインタビューで質問を受けた時、最初は冗談を言って質問に答えますが、
その後は真面目に質問に答えるという頭の回転が速いことで知られています。
●2:監督を務めたアレクサンダー・ペイン
ジョージ クルーニーが主演するハワイを舞台にした映画『ファミリー・ツリー』で
監督を務めたのはアレクサンダー・ペインです。
アメリカ・ネブラスカ州生まれで、両親はギリシャ系です。
スタンフォード大学でスペイン語と歴史を専攻し、
学位取得のためにスペインとコロンビアに滞在していました。
1990年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校フィルムスクールで芸術修士を取得しました。
2004年の映画『サイドウェイ』でアカデミー脚色賞を受賞し、
ジョージ クルーニーがハワイに住む弁護士役を演じた2011年の映画
『ファミリー・ツリー』で2度目のアカデミー脚色賞を受賞しました。
『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』、『ダウンサイズ』、
『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』、
3度のアカデミー賞受賞記録を持つジャック・ニコルソンを主演に起用した
『アバウト・シュミット』でも監督と脚本を務めています。
アメリカ社会の家族や夫婦関係を題材に選び、
風刺やブラックユーモアを織り交ぜる作風が特徴です。
●3:ジョージ クルーニー主演映画の舞台はハワイ
ジョージ クルーニーが主演を務めた映画『ファミリー・ツリー』の舞台は
ハワイ・オアフ島です。
アメリカの第50番目の州であるハワイ州はハワイ島、マウイ島、カウアイ島、
モロカイ島、ラナイ島、ニイハウ島、カホオラウェ島、オアフ島の8つの島と
100以上の小島から成り立っています。
アメリカ本土の南西に位置するハワイ州は多様な自然に囲まれ、
年間を通して温暖な気候が特徴です。
カウアイ島はスティーブン・スピルバーグが監督を務めた1993年の映画
『ジュラシック・パーク』の撮影が行われたことで有名です。
2009年から2017年までアメリカ大統領を務めたバラク・オバマ氏は
ハワイのホノルル生まれです。
第44代のアメリカ大統領を務め、2009年にはノーベル平和賞を受賞したことでも知られる
バラク・オバマ氏はハワイ・ホノルルにある「サーティワン・アイスクリーム」で
初めてのアルバイトを経験したそうです。
2002年の映画『めぐりあう時間たち』で作家バージニア・ウルフを演じて
アカデミー主演女優賞を受賞したニコール・キッドマンもハワイ生まれです。
ニコール・キッドマンの両親はアメリカ系オーストラリア人の両親の間に
ホノルルで生まれ、4歳の時にオーストラリアのシドニーへ戻りました。
映画『サタデー・ナイト・フィーバー』で知られる俳優ジョン・トラボルタの妻で
女優のケリー・プレストンもハワイ生まれです。
ホノルル生まれのケリー・プレストンはアーノルド・シュワルツェネッガー主演の
コメディ映画『ツインズ』、トム・クルーズが理想に燃えるスポーツエージェントを
熱演した映画『ザ・エージェント』などに出演しています。
ジョージ クルーニーが主演を務めたハワイを舞台にした映画
『ファミリー・ツリー』の他にもハワイが舞台になっている映画や
ハワイに関連した映画があります。
興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ジョージ クルーニーが主演を務めたハワイを舞台にした映画『ファミリー・ツリー』は
妻に起きた事故をきっかけに2人の娘との関係と自分自身を見つめ直そうとする
弁護士の姿を描いています。
ハワイに住んでいるからサーフィンをしてお酒を飲むという
楽園のような生活が送れているわけではないことを教えられます。
人は誰しもが悩みや不安を抱えながらも、毎日を懸命に生きています。
ハワイに住んでいても、アメリカ本土に住んでいても、
悩みや不安を抱えながらも解決のために必死になっています。
次から次へと降りかかる難題から目を逸らしてはいけないと
教えてくれる映画が『ファミリー・ツリー』です。