クレヨンしんちゃんの都市伝説 ボーちゃんってどんな男の子?
もうかなり前のことですが、映画館で本編の前に近日公開の映画の予告が流れ、
「超問題作!」と画面に大きく表示されました。
「え?何の映画?」と観客が皆画面に注目して現れたのは、
「クレヨンしんちゃん」。
本編が始まる前に観客の間に笑いが生まれました。
子供に観せたく無いアニメランキング断トツ1位でありながら、
子供に観せたいアニメにもランクインする長寿アニメ「クレヨンしんちゃん」。
いかに人々から愛されているかがわかります。
そんなファン多きアニメですから、都市伝説も数多く存在し、
中でも最大の謎と言われているのがボーちゃんの存在です。
●ボーちゃんは外国人?!
「クレヨンしんちゃん」に登場するボーちゃんと言えば、
いつも鼻水を垂らしてボーツとした、口数の少ない男の子というイメージです。
そんなイメージでありながら、ここぞという時には肝が据わっていて、
しんのすけが気付かない事にも気付いて指摘する、冷静な判断力があります。
又、車の運転を器用にこなし、
難解な漢字を読むことも出来ます。
このことから
②ボーちゃんはサヴァン症候群
という都市伝説が産まれました。
①は外国人で日本語に不自由な為、口数は少ないが、博識で能力が高いという説。
②のサヴァン症候群とは、自閉症スペクトラムなどの症状を持ちながらも、
一方で突出した能力を持つ人の事を言います。
映画「レインマン」の主人公レイモンド・パビットのモデルとされている
キム・ピーク氏は驚異の能力を持つサヴァン症候群と言われています。
いずれにしろ、ボーちゃんが非常に能力の高い人物であることの裏付けと言えるでしょう。
●ボーちゃんのフルネームは?
主要登場人物のフルネームが明らかにされている中、
ボーちゃんのフルネームは明らかにされていません。
フルネームが記された幼稚園のロッカーでさえ、表記は「ボーちゃん」でした。
ボーちゃんのフルネームに付いても諸説あり、
1つめは中国名の「ボー・チャン」でないかという説。
この説は、先の章の①外国人説にも通じるところがあります。
しかし、中国名の「チャン」には「張」という漢字が用いられることが多いのに対して、
中国版の「クレヨンしんちゃん」のホームページには「阿呆」と記されています。
この「阿」という言葉は、中国ドラマ等を観ているとよく出てきます。
「阿」には日本語の「〇〇ちゃん」と呼ぶ愛称の「ちゃん」。
つまり、ボーちゃんの「ちゃん」です。
ボーには「呆」という漢字が当てられています。
中国でも、ボーちゃんは「呆ちゃん」なので、中国人説は薄くなります。
2つめは「井川棒太郎」説です。
これは30年ほど前のアニメの放送で、
ボーちゃんの参加する相撲大会のトーナメント表に「井川棒太郎」という名前が
記されていた為です。この説が最も有力とされています。
●トレードマークの鼻水はボーちゃんの秘密兵器
いつも鼻水を垂らしている、鼻水がトレードマークのボーちゃん。
ボーちゃんは、鼻水でさえも自由自在に操ることができます。
鼻水を使って一発芸をしたり、鼻水高速洗浄という技を披露したり出来ます。
そんな鼻水を秘密兵器にしているボーちゃんですが、
アニメで女の子に恋をしたときには、
「好きな女性の前では鼻水を垂らせない!」と鼻水を封印したことがあります。
やっぱりボーちゃんも男の子なんだね、と可愛く思う、
視聴者の胸がキュンとなる瞬間です。
●ボーちゃんの両親は?
主人公が幼稚園ということで、「クレヨンしんちゃん」には主要人物の両親も
数多く登場します。
しかし、ボーちゃんの両親がアニメに登場したことはありません。
映画で行方不明になっていた子供達と家族が再会して、
涙ながらに抱き合うシーンにもボーちゃんの両親は登場しませんでした。
このことから、
「ボーちゃんの両親はいない」
「ボーちゃんはネグレクトなのではないか。」
という都市伝説が産まれました。
アニメに登場したことのないぼーちゃんの両親ですが、
原作の漫画ではボーちゃんのお母さんの話題が親同士の会話で出てくることがありました。
少なくとも、ボーちゃんのお母さんは健在なようです。
まとめ
「クレヨンしんちゃん」最大の謎と言われるボーちゃんの都市伝説について、
ここまで見てきました。本当に謎に満ちていますね。
主人公のしんのすけよりも話題になり、都市伝説が数多く産まれるのは、
いかにボーちゃんのファンが多いかを表しています。
普段はボーツとしていて、言葉数が少なく、見た目もあまり目立たないのに、
いざとなると頼りになる人。
驚異の能力を発揮する人。あなたの周りにも、こんな人物はいませんか?
こんな人物こそ真のヒーローと言えるのではないでしょうか。