【重要】子猫のうんちの回数が多いのは異常??対処法と合わせて解説!
うちにお迎えしたばかりの子猫が日に何回もトイレに行っていたら心配ですよね。
特に急に保護することになった場合、
何もわからない上に具合を悪くしたとなると気が気ではないものです。
でもご安心ください!本記事ではそんな皆様のために、
子猫のうんちの回数が多いときの原因と対処法を解説します。
他の子猫のうんちの異常についても触れていきますので、
せっかくきてくれた猫ちゃんに元気でいてもらうために、しっかり頭に入れていきましょう。
Contents
●子猫のうんちの回数が多い時はまず下痢を疑うこと!
通常子猫のうんちの回数は1日2~4回ですが、回数が多い場合は、
下痢の可能性が高いです。
*ミルクをあげている(生後1~8週)場合
特に拾ってきた場合に気を付けてほしいのですが、
私たちがいつも飲んでいる牛乳を与えると下痢を起こす恐れがあります。
人間の飲む牛乳に含まれる乳糖という成分が、猫にはうまく消化できないんですよね。
猫用ミルクを入手することが難しい場合は、
一時的にでしたら豆乳で代用できます。
猫用ミルクをあげている上で下痢であるときには、
温度や濃度に注意してみてください。
*離乳食、ドライフードに移行中()の場合
そもそも移行期間中は腸の状態がついていけなくて下痢を起こしやすいです。
成猫でもペットフードを変えたら下痢を起こすことがあるので、
人間同様、急な変化にはお腹がびっくりしちゃうみたいですね。
また、初めてあげる食べ物で、子猫が下痢のほかに
痒がっているようならアレルギーを起こしていると考えられます。
*他の下痢の要因
・感染症:ワクチンによって予防可能です。
・寄生虫:母猫からもらうことが多いです。中でも回虫は人間にうつる恐れがあります。
感染症、寄生虫に関しては室内で飼われていた猫の場合リスクは低いといえます。
外から保護した子猫である場合は、下痢だけでなく猫ちゃんの今後のためにも、
一度動物病院で診てもらいましょう。
●子猫のうんちの回数が多いときの対処法
(1)子猫やうんちの状態の異常を確認
子猫に元気や食欲がなかったり嘔吐も繰り返していたりする場合、
子猫のうんちが黒色や血便の場合はすぐに動物病院を受診しましょう。
おもちゃやひもを誤飲して異物の残骸が混じっている場合も、動物病院に相談した方が無難です。
(2)ごはんに何か変わった点がなかったか確認
いつもと違うご飯をあげていた、もしくは離乳食への移行期間の場合、
いったんまえのご飯に戻してあげてください。
ミルクをあげていた場合はちゃんと猫用ミルクにした上で作り方を見直してみましょう。
単に食べ過ぎの場合も1回に与える量を少なくして回数を増やす、
などの工夫をした上で数日様子をみておくことです。
(3)水分をしっかりとって数日様子をよくみてあげる
環境の変化の場合も考慮に入れて、お腹が落ち着くのを待ちましょう。
単に様子見といっても脱水症状を起こさぬよう、
水分をたっぷり与える必要があります。
数日しても下痢が続くようでしたら動物病院の受診が必要になります。
●子猫のこんなうんちには要注意!
*色がおかしい
子猫のうんちが黒や赤(血便)の場合、消化器に異常を起こしていると考えられます。
黄色はミルクの段階の子猫であれば問題ないのですが、
成猫と同じものを食べている子猫であれば原虫に感染している可能性があります。
緑色の場合、生まれたて以外は同様に原虫の感染の恐れがあります。
また、整腸剤を与えているとうんちが白色になることがありますが、
そうでなければ肝機能への異常を起こしています。
*ニオイが酸っぱい、腐敗臭がする
腸内環境が乱れていると考えられます。
*輪ゴム状のもの、白い消しゴムのカス状のものが混じっている
いずれも寄生虫です。輪ゴム状のものは回虫で、
白い消しゴムのカス状のものは条虫です。
子猫が下痢を引き起こしてなくて一見元気そうでも、
動物病院を受診しましょう。
●まとめ
子猫のうんちの回数が多いときは大概下痢ですが、
一言で下痢と言っても色んな要因があり、
それぞれ対処法が異なることがお分かりいただけたかと思います。
うんちの状態は人間同様健康のパラメーターなので、
特にうちの猫にするぞという人はこれを機に日頃から
子猫のうんちについて関心を持ってもらいたいものです。
また、猫は愛情深い動物です。殊に弱っていたときに大事にしてもらえたことは
ずっと覚えています。
今回幸運なことに様子見で済みそうな人も「そのうち治るのか」とすぐに安心せず、
細かいところまで見てあげるのが愛情ともいえるでしょう。