【都市伝説】短編の「怖い話」で盛り上がるネタは??明日から話せる都市伝説はコレ!

合宿や旅行、友達と集まった時など、みんなで盛り上がるものといえば
やっぱり怖い話ですよね。

でも長い話を語るのは難しい!サクッと話せる短編は無いの?
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は10年以上オカルト作品を読み漁ってきた筆者が、
短編にしぼって怖い話をまとめました。

ありふれた日常の中にある違和感こそ恐怖のはじまりです。

すべて聞いた後、隠された意味に気づけばより盛り上がること間違いなし。

どれも1分ほどで話せる短編なので、
ぜひ覚えて話のネタに加えてみてくださいね。

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●もう一つのグラス

先週いつもの男3人で駅前のファミレスに行ったんだ。
その日はもう喉がカラカラでさ、
テーブルの四方に置かれた水を一気に飲み干しちゃったよ。

さあ注文しようと思ったら、
ちょうど良いタイミングで店員さんが来てくれてラッキー!

「大変お待たせしました、お伺いします」

それぞれ頼み終わったのに、店員さんは首を傾げている。

「お連れ様の分はよろしいのですか?」
「はい、全部頼んだので」
「かしこまりました」

15分ほどして料理が揃ったのはいいけど、
店員さんがチラチラこっちを見てくるもんだから
気になって食べられたもんじゃない。

しかも事あるごとに俺たちの席に来るし。

気になる奴でもいるのかな、
なんて笑いながらまたも席に来た店員さんに話しかける。

「あの、何かありましたか?」

「先ほどからお連れ様が呼んでおられるようなのですが」

「俺たち誰も呼んでませんよ。全員料理も来ているし」

「…お隣の女性の分はよろしいのですか?」 

店員さんが手で指し示したところには、
水がたっぷり入ったグラスがぽつんと置かれていた。

●近づいてくる女

俺が済んでいるのはマンションの最上階。エレベーターのすぐ横でとても便利だ。
今日も遅くなってしまったし早く帰ってとっとと寝よう。

エレベーターは廊下の突き当たりにあって、
乗り込むと廊下全体が見渡せる。

いつも通りドアを閉めた俺だったが、ふと視線を感じて顔を上げた。

ちょうど一番遠くの部屋の真ん前あたりに人が立っているみたいだ。
こんな夜遅くから出かけるなんてご苦労なこったな。

エレベーターは2階、3階と昇っていく。

何気なく外を見ていた俺だったが、
5階を過ぎた時点で思わず顔が引きつった。

どのフロアでも廊下の向こうに同じ人影が見えるんだよ。

最初はぼんやりしていたのに、重そうなコートを着て、髪が長くて、
ヒールを履いているのが分かるんだ。

そう、そいつ1部屋分ずつエレベーターに近付いてきてる。

残りの部屋は4つ。俺の部屋は9階。ガタガタ震える右手でボタンを連打し、
最後に1階のボタンを叩きつけると、
ゆっくり動きを止めたエレベーターは静かに降りていく。

明るいエントランスが見えた瞬間転がるように飛び降りた。

人影は見えない。よかった、助かったようだ。
立ち上がってほっと息を漏らした俺の耳元で、
じっとりまとわりつくような声がした。

「ずっと待ってるからね」

●盛り上がる友達

「これは5年前起きた、修学旅行バスの事故についてなんだけど…」

怖い話をすると霊が寄ってくる、
なんて聞いたことがある人も多いんじゃないかな。

あながち間違いじゃないと思う。
「いかにも」な雰囲気って恐怖が倍増するんだよね。

机の上の本が倒れただけでも、天井がぎしりと鳴っただけでも、
みんな揃って肩をビクッと震わせて固まっちゃう。

それが面白くてついついイタズラしちゃうんだ。

こっそり隣に移動して…コツン。
向かい側に移動して…クスクス。

「肩が重い、なんだよこれ」
「ねえ、急に笑い声がするんだけど…」

あはは、あっちのお姉さんなんて泣いちゃってる!
隣でしおりちゃんが頭を撫でてあげているのに。

向こうではかなちゃんがぶら下がってニヤニヤしてる。

けんたくんは2階の窓を叩いてみるって。

ひろき先生は全員に電話をかけるみたい。
私は何をしようかな。手を握ってあげたいけど、
腕も足もちぎれちゃったんだった。

せっかくだからもっとお友達を呼んでこようっと。
たくさんいた方がきっと盛り上がるよね!

●まとめ

いかがでしたか?ここでは短編で盛り上がる怖い話を3つ紹介しました。

長くて難しい話は苦手という人も、
1分ほどで終わる短編ならシンプルで覚えやすいですね。

レストランやマンションなど作中に出てくる場所で話せば、
より臨場感が増すことでしょう。

話し終わった後、皆さんで考察を広げるのもおすすめです。
ぜひ簡単な怖い話で最上級の恐怖を披露してください!

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