【豆知識】猫にも「しつけの代行サービス」はあるの?大人猫のしつけ方って難しい??
「うちの猫可愛いけど噛み癖が治らないまま大人になっちゃった!
手に負えないし犬みたいにしつけの代行を頼めないかなあ?」
というそこのあなたに、この記事を贈ります。
いうことを聞いてくれないからと言って、
猫ちゃんは決して頭が悪いわけではありません。
根本的にしつけの概念が違うのです。
ねこのしつけは、身に着けさせるのではなく、
すでに身についた習性を活かしていかねばなりません。
では具体的にどうすればいいのか?
専門の人によるケアが必要なのか?
といった疑問を読み進めながら解消していきましょう!
Contents
●猫のしつけのサービスは「代行」ではなく「カウンセリング」
猫のしつけは、犬のように代行して教え込むということはありません。
飼い主さんのしつけ方や猫の状態をヒアリングして、
対処法をアドバイスするという形をとります。
なかには訪問して部屋や猫の様子をしっかり確認してくれるサービスもありますよ。
猫仲間や獣医さんに相談が難しい、色々やってみたけどダメだった、
という場合には試してみるのもいいかもしれません。ただし動くのはあなたです。
●犬のしつけとはここが違うよ猫のしつけ
そもそも猫はしつけ代行をする必要性が薄いのです。
犬のしつけは、主従関係に基づき「言うことを聞かせる」ことにより成り立ちます。
お手や伏せなどは芸のようにも見えますが、
信頼関係を築いて指示だしに従っているという証でもあるんですよね。
対して、猫のしつけは習性ありきなんです。
問題行動には猫側の気持ちやこだわりがあり、
叱りつけて直すという性質のものではありません。
環境をととのえてあげて習性通り動きやすくしてあげることが、
猫のしつけでは不可欠です。
●成猫のしつけはどうする?
ついつい可愛いからで見逃してしまってた、成猫を引き取る必要があった、
などの理由で子猫時代のしつけができなかった人もいるかと思います。
そんな場合にも習性に沿って工夫してあげることで問題行動を起こさなくなります。
根気は必要になりますが、基本的に飼い主に必要なことは変わりませんよ。
*噛み癖は無視、おもちゃで対抗!
まずは噛まれても動じないようにすることです。
特に子猫時代から噛み癖が続いている場合、
噛むとかまってもらえると学習してしまっています。
大声や手を出して𠮟りつけずに、噛み心地がいいおもちゃに誘導していきましょう。
*トイレのしつけはいったんトイレの状況を見直してみて!
猫の習性としてトイレは決められたところでするものなので、
定着しない場合はトイレの何かが気に入らない可能性大です。
置き場所、砂、綺麗にできているか確認してみましょう。
そしてきちんとトイレでできたら褒めたり、
ご褒美をあげたりすることも忘れずにしましょう。
*爪とぎは猫側のしつけというより人間側の配慮です
猫には爪とぎをしていい場所といけない場所の区別はできません。
これはきちんと爪とぎのしつけが出来ていても同じことです。
そして爪とぎもまた習性なので、やらないようにさせることもできません。
猫のお気に入りの爪とぎを見つけ出してあげて、
爪とぎされたら困る場所でしようとしたらすぐに爪とぎ器をあてがいましょう。
場所が許すのであれば、猫がそもそも来れないようにする、
爪とぎ器をあらかじめ設置しておく、なども効果的です。
●まとめ
猫のしつけは習性にならった環境作りが肝心で、
しつけサービスはそのために飼い主がどうしたらいいかを教えてくれます。
犬のようにトレーニングするわけではないので、代行して教えてもらう必要がないんですね。
叱ってばかりで疲れてしまったという人も、
今一度猫ちゃんの気持ちになって「ひょっとしたら何か訴えているのかもしれない」と気づいてあげましょう。
ちょっとした工夫が大切ですよ。
ぜひあなたが、猫ちゃんのために頑張ってみてください!