【歴史トリビア】服部半蔵はいったい何をした人物?? 家康を支えた忍者「服部半蔵」の正体とは?

みなさん、服部半蔵はご存じでしょうか。

歴史好きや戦国ファンの方はもちろん、そうではない方も、
大河ドラマやゲーム(「信長の野望など」)など、
どこかで耳にしたことがあるかもしれません。

服部半蔵は忍者とされ、少し昔のアニメにはなりますが「忍者ハットリくん」の
モデルでもあります。

そんな服部半蔵ですが、他の家康の家臣などと比べても詳細は不明な点が多く、
何をしたのか謎に包まれています。

しかし、謎が多ければ多いほど気になってしまうのが人間の性、
というわけで簡単に服部半蔵についてまとめたので、
よろしければ最後までお付き合いください。


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●服部半蔵とは? ―謎多き忍者の秘密―

服部半蔵とは徳川家康に仕え、忠義を尽くしました。

その生い立ちは不明点が多いですが、忍者の里伊賀に生まれ、
室町幕府12代将軍足利義晴にも仕えた経験があるとされています。

その後、家康の祖父松平清康に仕えることとなります。

実は上記の「服部半蔵」は初代「服部半蔵」であり、
世間に知られている家康に仕えた「服部半蔵」とは別人です。

そう、「服部半蔵」とは代々受け継がれる名前なのです!!
現代でも歌舞伎俳優や落語家などにみられますよね。アレと同じです。

初代の「服部半蔵」は服部保長、世間に知られている「服部半蔵」は
服部正成という名前でした。

のちに詳しく述べますが、
実は忍者であったのは初代「服部半蔵」こと服部保長だけで、
いわゆる「服部半蔵」である服部正成は忍者ではなかったとされています。

服部家は明治以降現代まで続きますが、忍者とされるのは初代服部半蔵だけなのです。

ではもっとも有名ないわゆる「服部半蔵」は忍者ではなくして何だったのか、
何をしたのか、具体的にみていきましょう。

●2代目「服部半蔵」は忍者ではない!? ―忍者じゃないなら何をした??―

2代目「服部半蔵」こと服部正成は忍者ではないと申しましたが、
では一体何者なのでしょうか。

正成は1542年に初代半蔵こと保長の息子として三河国に生まれました。
16歳になると戦で活躍したことから家康に目を付けられ、槍や杯を頂いたといいます。

その後も三河一向一揆や姉川の戦い、家康最大のピンチ①とされる三方ヶ原の戦いなどで
功績をあげ、忍者集団とされる伊賀衆を指揮するようになったといわれています。

おそらく伊賀衆を指揮していたがゆえに、
正成自身も忍者だと思われるようになったのでしょう。

その後本能寺の変に際して発生した家康最大のピンチ②である伊賀越えでは、
正成のパイプを生かして、伊賀山中の家康一行の安全保障のために土豪らと交渉し、
家康を岡崎まで無事にたどり着かせました。

道中では正成自らも敵に応戦し、怪我をしながらも家康を守り抜きました。

その後も小牧長久手の戦いや小田原攻めなど重要な戦に参戦し、
功績を挙げますが、家康の天下統一を見届けることなく、1597年に亡くなりました。

現在の西念寺に祭られている正成ですが、
現在でもなくなった11月14日には「半蔵忌」という法要が行われているそうです。

●現代にも残る!? ―服部半蔵由来の○○〇とは!?―

以上のように、家康のために活躍した服部半蔵こと正成ですが、
彼の「服部半蔵」としての功績は現代でも見ることが出来ます。

それは「半蔵門」です。半蔵門自体は皇居の門であり、現在でも存在しています。

が、実際半蔵門をよく耳にするのは、東京メトロ半蔵門線の方ではないでしょうか。
この東京メトロ半蔵門線の由来が半蔵門です。

そして、半蔵門の由来は何を隠そうあの「服部半蔵」です(諸説あり)。
これは正成と息子の正就2人の服部半蔵が門を警備していたこと、
そして服部家の家臣たちが門周辺に屋敷を構えていたことが由来とされています。

みなさんも半蔵門線を利用する際には服部半蔵たちに
思いを寄せてみてはいかがでしょうか。

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●まとめ

以上「服部半蔵」が何をしたのか、いったい何なのか、
謎に包まれた正体と現在の痕跡について見てきました。

「服部半蔵」が複数いることいわゆる「服部半蔵」である正成が
忍者ではなかったことに驚かされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

正成が伊賀衆を率いていたこと、そして父の保長が忍者であったことから、
多くの人に忍者であると勘違いされてしまったのでしょう。

実際は家配下の武将と考えるのが妥当だと思われます。

以上「服部半蔵」についてでした。謎多き人物なので、
今後も新説や異論が出てくるかもしれません。

気になる方は服部半蔵が何をしたのか、ぜひ更に知見を深めてみてください。

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