【旅マニア監修】草津温泉は3月でも雪が降ります!!絶対に準備するべき雪道対策と防寒着!!
草津温泉は、群馬県北西部にある温泉街です。
湯畑や温泉まんじゅうで有名な観光地ですね。
兵庫県の有馬温泉と、岐阜県下呂温泉と並んで、
日本三名泉のひとつに数えられています。
安土桃山時代の記録が残っているほどその歴史は古く、
「恋の病以外は全て効く」薬湯として言い伝えられていました。
そんな草津温泉ですが、気温が低く豪雪地帯になっています。
それは温泉街の標高が1100~1200mと高く、
北西には標高2100m級の草津白根山がそびえているためです。
3月でも、大雪が降ることがあります。
そこで今回は、3月に草津温泉に行くなら、
雪道対策と防寒着は絶対に準備するべきだという話をしていきます。
ぜひ、参考にしてください。
●3月でも雪が降る
草津温泉は、積雪が1mを超えることもある豪雪地帯です。
標高は1100~1200mで、3月の平均気温は-0.6℃。最高気温も7℃程度と言われています。
3月の東京の平均気温が10℃前後なので、かなりの寒さを感じることでしょう。
草津温泉の気温の低さはだいたい岩手県盛岡市と同じくらいと言えば、ご理解頂けるでしょうか。
草津温泉の降雪のピークは1、2月ですが、3月も雪が降ります。
11月や4月でも、雪が降ることがあります。
過去には3月でも、128cmの積雪という記録も残っています。
もはや草津では、3月でも「雪は積もるもの」と考えた方がいいでしょう。
●車で行くなら雪道対策は絶対にしておこう
これは草津温泉に、自家用車で向かおうと思っている人向けの話になります。
雪が降る時期の草津温泉に行きたい時、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンといった
スリップ対策は必須です。
3月でも大雪になることがあるため、絶対に怠ってはいけません。
国道292号線は、草津温泉に入るためには避けて通れない上り坂です。
麓にある長野原町の標高が500mなので、標高差は600~700mにもなります。
雪や路面凍結によって、危険な道路になるため注意が必要です。
この国道292号線で、スリップ事故がよく発生しています。3月末や4月に草津温泉に行こうとして、
「雪は降らないだろう」と高を括ってノーマルタイヤで走ってしまう車がいるためです。
せっかくの旅行を悲しいものにしないために、必ず雪道対策をしておきましょう。
ちなみに、道路には雪を融かす融雪剤がまかれます。融雪剤に含まれる塩分が車に付着し、
放置するとどんどんサビてしまいます。
冬に降雪地帯をドライブした後は、足回りも念入りに洗車しましょう。
なお車で行くのが不安な人は、公共交通機関を利用しましょう。
電車とバスを乗り継げば、草津温泉にたどり着けます。
●防寒着の準備も忘れずに
気温の低さも気になるところです。3月でも草津は真冬の寒さ。
車のスリップ対策だけでなく、防寒用の服も用意しておきましょう。
都心は暖かくなってきたからと春服で行くと、寒さで凍えてしまいます。
気温差が激しく、特に朝と夕方の冷え込みは予想以上。重ね着で調整できる、
ジャンパーやジャケット、コートなどのあたたかい上着を持って行きましょう。
また、草津温泉に行く目的はやはり、温泉に入ることでしょう。
温泉に入った後で温泉街を散策する時、湯冷め対策としてマフラーやニット帽、
手袋などの防寒用の小物を用意しておくと、より安心できます。
草津温泉周辺は路面凍結も起こるため、運転中だけでなく歩くときも注意が必要です。
歩幅を小さくしたり、歩くペースを落としたりして、滑らないように気を付けて歩きましょう。
都心部では春の訪れを感じる3月でも、山の上にある草津温泉はまだまだ冬のまま。
北国に行く感覚で、雪道の対策と防寒の準備をしておくと良いでしょう。
●まとめ
東京から片道3時間ほどで行ける近場の観光地で、3月でも冬景色が残っているのが草津温泉です。
雪化粧をした街の中で湯けむりを立ち上げる湯畑は、
草津温泉ならではの風景であり美しいです。雪を見ながら入れる温泉もあります。
しかしその分大雪が残り、危険も併せ持ちます。
都心では春が始まる3月でも、草津温泉に行く時は必ず冬の準備をしなければなりません。
雪道対策をしなかった旅行客が、たびたびスリップ事故を起こしてしまっています。
また、防寒着を持って行かなければ、せっかくの観光地で凍えて動けなくなってしまいます。
草津温泉の降雪を寒さを甘く見ていると、痛い目に遭います。
雪道対策と防寒着を念入りに準備して、雪景色が残る草津温泉を楽しみましょう。