【意外と知らない】スノボの世界の「ジブ」とは何かについて紹介!!
スノーボードの世界で「ジブ」というものを知っていますか。
スノボがうまい人たちが箱やレールの上を滑りながら
回転したりするのを見たことがありますか?あれが「ジブ」です。
「だいぶ滑れるようになってきて、普通に滑るだけじゃ物足りないな」
「うまい人がしている道具を使って滑っているやつってなんだろう」
という人のために、今回はスノーボードの世界のジブというものについて
紹介していきたいと思います。
●スノボのジブの成り立ち
ジブとは人工物を利用したスノーボードの遊びの一つです。
元々はスケートボードのストリートの階段の手すりや椅子、
置物などにスケートボードを当てたり滑らせたりしていたのが始まりです。
スノーボードでは最初、レストランのテーブルなどで行われていた用ですが、
危険行為と見なされ禁止となりました。
しかし現在ではスノーパークの中にボックスやレールなど整備されるようになり、
徐々に浸透していきました。
●ジブの種類
ジブといっても色々な種類があるので、
ここでは代表的なものを紹介していきたいと思います。
*ボックス
ボックスとは箱形のアイテムのことです。
ほかのジブと比べて幅が広く表面が平らであるため滑りやすいです。
初めてジブにチャレンジする人はボックスからチャレンジすると良いと思います。
ただの箱形だけではなく、段差のあるボックス(キングボックス)や
弧を描くように作られたカーブボックスなどもあります。
*レール
レールとは階段の手すりのような形状をしたジブです。
レールの形状にも色々あり、丸パイプ型のものや角パイプ型のもの、
丸パイプを二つくっつけたような形状のものもあります。
また、レールのラインもまっすぐのストレートレールや、途中に段差のノあるキングレール、
半円を描くようなレインボーレールなどがあります。
*その他
ボックスやレールのほかにも施設によってはドラム缶や塩ビ管など様々なものが
置いてあるところもあります。
●ジブの基本的なやり方
ジブを利用した遊び方は様々ですが、基本的にはアイテムをボードで擦るボードスライド、
アイテムにボードを当てるボードタップ、アイテムに飛び乗るトランスファーなどがあります。
滑り方にも色々あり増す。
アイテムの上をまっすぐ滑る50-50(フィフティーフィフティー)。
アイテムの上で後ろ足で圧をかけながら滑るテールプレス。
アイテムの上で前足で圧をかけながら滑るノーズプレス。
アイテムの出口に向かってつま先を向けて横向きに滑るバックサイド。
アイテムの出口に向かってかかとを向けて横に滑るフロントサイド。
ほかにもいろいろな技や回転などがあります。
●ジブを遊びやすくするための道具
ジブに初めてチャレンジするときにはヘルメットやプロテクターをつけることをおすすめします。
そこまでスピードを出して滑るわけではありませんが、
レールやボックスは金属の部分や堅い部分が多く、
滑って転ぶと骨折や脳しんとうなどの危険性があるので着用することをおすすめします。
ジブにチャレンジするボードに関しては長さは取り回しがしやすいように短め、
硬さは柔らかめのもの、軽さは軽めのものを使用するとチャレンジしやすいと思います。
●まとめ
スノボで滑れるようになってきてチャレンジしていく中で、
ジブという世界観はとても刺激があると思います。
最初はこけるのが怖かったり、こけて痛かったりすると思います。
ここで骨折してしまうとそのシーズンはもう滑れなくなって練習できなくなってしまいますので、
予防のためにも最初はプロテクターやヘルメットをつけてしっかり練習していきましょう。
ジブでスノーボードの力がついてくると地形を利用した滑りの技術もついてきて
かっこよく滑れると思います。
より楽しくスノーボード生活を送っていきましょう。