【噂の真相】トヨタ ハイラックスは維持できないって本当?実は、、、
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・ハイラックスってどんな車?
TOYOTAの人気モデルであるハイラックスの維持に関する話題で
なにやら巷が賑わっている。
1968年に登場した初代から数えると2024年現在のモデルが8代目となり、
軽く50年以上続くロングセラーモデルである。
各モデルに熱狂的なファンも多いと聞くに、
魅力的な車である事は容易に想像できる。
「デザインが好き!」
「どこへでも行けそう!」
「サーフィンにはこれでしょう!」
「キャンプに最適です!」など、
ユーザーからは楽しそうなコメントをもらえる事が多い。
なかには「女子受け抜群!」なんて声も聞こえてくる。
一方で、「維持できない」とか「すぐに手放した」といった話もある。
これはどういう事なのか?
大人気ロングセラーモデルを取り巻く維持の状況について考えてみた。
・維持ができない理由
*経済的事情
第一には経済的要因。これは想像に難くない。
では実際にどんな事にお金が掛かるのか?
●車両購入費が高い
はい、高級車です。
TOYOTA自動車のサイトのよると
現行モデル新車の車両本体価格は税込で約407万円~約480万円程。
実際に購入となると諸経費やらオプション等の別途費用が発生するので
結構な買い物である事は間違いなさそうだ。
買えない。維持できない。
といった声が上がるのも納得である。
ロングセラーモデルなので様々な年式の中古車も数多く販売されているので、
購入の際の有力な選択肢になるのではないだろうか。
●燃費が悪い
これは間違いなく悪いでしょう。
何と比較するのかによってかなり印象が変わってくるが、
決してプリウスやアクアと比べてはいけない。
そもそもの車両重量が違いすぎる。
TOYOTAの公式データによると
現行型ハイラックスは車両総重量が2800kg以上ある。
(ちなみに現行型プリウスの車両総重量は約1650kg~約1900kg)
これだけ大柄な車体を4WDで走らせるのだ。
これでデータ上とは言え10km/L以上の燃費を実現できているのはむしろ凄い。
とはいえやはりこのハイラックスという車、
現代の一般的な認識では燃費は相当悪いという事になる。
維持できないという判断をする材料としてはかなり強いと言える。
●車体が大きい
燃費に関心が寄りがちだが、
車検や税金面でもコンパクトカーやハイブリッドカーに比べると割高になる。
この辺りの公的な費用は検索すればすぐに情報が見つかるから他の記事に譲るとして、
筆者としては駐車場について触れておきたい。
大柄な車体ゆえ、月極駐車場の確保が困難になる可能性が高い。
特に都市部のマンションなどでは立体駐車場に入れる事が出来ないだろう。
自宅から離れた駐車場を探したり、
そもそも希望条件に合う駐車場が見つからずに購入を諦めるといったケースも考えられる。
すでにハイラックスを所有している人が
引っ越しをする事になったらこれもまた一大事である。
引っ越しのタイミングでハイラックスの維持を諦めたというケースは
少ない事ではないようだ。
つまり、愛車の駐車場を確保する為に
相場以上の固定費が掛かる可能性がある。
さらに、日常使いで出掛けた先での駐車場選びについても金額よりも先に
「入るかな?」を考える事になるので、
駐車料金は割高になる事を覚悟しなければいけないケースがあるだろう。
車体の大きさからくるもう一つの懸念として、
ぶつける・こするというケースも忘れてはいけない。
車体が大きい分、狭い所では単純にぶつけやすい。
傷をつけてしまったら直さなくてはいけない。
高級車の修理は高額になるケースが多い。
*使い勝手
●大きすぎる
先の項で触れたが、ハイラックスはかなり大きい。
外から見ても運転席に乗ってみても大きいのだ。
それが魅力なのだが、
都市部で車を所有する場合は「大は小をなさない」事が多い。
自宅の駐車場しかり、自宅周辺の生活道路しかり、
大きな車体は日常では持て余す事になりかねない。カッコイイけど。
どういう目的でハイラックスを所有するかは人それぞれなので一概には言えないが、
「このサイズの車が自分の生活に溶け込むか?」
を冷静に考えてみる事をお薦めする。
ここまでハイラックスを維持するにあたってのネガティブな要素を考えてみた。
お金が掛かって使い勝手が悪い、
という内容になってしまっているがちょっと待っていただきたい。
ハイラックスを購入しようと考える方々は
「燃費が良くて使い勝手のいい車が欲しい!」と思っていないはずである。
きっと素敵な趣味やライフプランをお持ちで、
その相棒としてハイラックスをお迎えしようとしているのではないだろうか?
そう、エコで便利な移動手段ではなく自身のライフスタイルを表現する為の相棒だ。
荷台にサーフボードを載せて海へ行く。
キャンプ道具を満載にして山や川へ行く。
オフロードバイクを載せて林へ行く。
仕事で使う道具で荷台がパンパンというユーザーもいる事だろう。
そして贔屓にしているメーカーのロゴステッカーや
仲間内で作ったお揃いのステッカーを窓に貼ったりする。
そういうライフスタイルを具現化する為の経費と考えた時に
「車の維持費」という解釈を超えた捉え方を出来るのではないかと筆者は思う。
そしてそんな風にハイラックスと共に人生を謳歌するユーザーを見かけた時に
人々はハイラックスに憧れを持つだろう。
そして「維持費と使い勝手」という現実に向き合う事になる。
実際問題として経済面と日常の使い勝手という要素は後回しにはできない。
「ハイラックスは維持できない」という話題は
日本の現代社会の一面を表しているのかもしれない。