【初心者必見】「エレキギター初心者」が中級を目指すためのポイント!!
エレキギターを始めて1年くらい経過して、
ある程度の曲数も音源に合わせて弾けるようになってきたからもう初心者は卒業しました。
なんて思いながら惰性で練習を続けていませんか?
楽しみ方は人それぞれですが、
ここで成長する努力を止めてしまうとせっかく弾けるようになった
エレキギターの楽しさをまだ半分も味わえていない状態ですので、
この機会にもうワンランク上達して音楽の楽しみを味わい尽くしましょう。
Contents
●初心者かどうかを決めるのは自分じゃなく周りの反応次第
どんなジャンルでも言える事ですが、
評価って周りから自分に対して向くベクトルであって、
自分で決めるものではありませんよね。
自己評価って言葉もありますが、
本質的には意味が違うという事はなんとなく分かるかと思います。
変な言い方になりますが「私はもう中級者、上級者です」と言っても
後ろに”自称”と付いてしますので、誰にも文句を言わせないレベルになって
周囲から「もうビギナー卒業だね」と評価されるのを第一の目標にしましょう。
●脱初心者へ向けてやること①「リズム感を鍛える」
初心者と中級者以上の演奏者では、リズムに対する意識が大きく違うため
リズム感を鍛える練習を行いましょう。
生まれながら優れたリズム感が備わっている方もおりますが、
ここで言うリズム感とは、
”感じているリズムをエレキギターでアウトプットするまで”
を一括りにしております。
お手軽にできる練習方法としては
練習で弾き始めに必ず「1,2,3,4」とカウントを口で言ってもいいですし、
体の色んな所でリズムを取っても良いので必ずカウントを数えて練習をやること、
癖になるまで続けて下さい。
カウント出しのリズムを最後までキープすることは
基本中の基本なのでしっかり鍛えて行きましょう。
●脱初心者へ向けてやること②「余分な音をしっかりミュートする」
アップテンポなリズミカルな曲になればなるほど
ミュートが甘いと余分な音が入り濁った音に聞こえるため
1小節づつ確実にクリアできるようにしましょう。
押さえ方を少し変えるだけでミュートがしやすくなったりしますので、
どうしても難しい場合は楽譜よりも演奏動画等をみて
どんな押さえ方で弾いているかを研究してみる方が近道になるかもしれません。
●脱初心者へ向けてやること③「アクセントを意識して抑揚を付ける」
同じフレーズを弾いてるはずなのに、あの人の方がカッコいいのはなぜ?
そのカッコよさの正体はアクセントの有無による差です。
同じ強さで単調に弾くだけなく小節の入りを少し強めに弾いたり、
最後だけ強めに弾いたりする事で
グルーブ感が生まれ説得力のあるサウンドになります。
練習方法として、ゆっくりなテンポで「ダ・ダ・ダ・ダ」の
1個目の「ダ」にアクセントを付けて
次は2個目の「ダ」にアクセントを付けたり、
アクセントの位置を変えるだけで同じテンポなのに
全然違う雰囲気になるのを感じてもらえればもう大丈夫です。
●脱初心者へ向けてやること④「ピッキングの適切な強さを知る」
演奏が上手な人ほど、簡単そうに弾いて見える事を不思議に思った事はありませんか?
息をするように体が覚えるまで練習しているのもありますが
大事なポイントで”脱力”があります。
簡単に言ってもどこまで脱力すればいいか分からないと思いますので
詳しく解説しましょう。
まずはアンプの電源を入れる。
え?と思われてもこのまま読み進めて下さい。
ヴォリュームは苦情がこないくらいに設定し、
ジャカジャカとエレキギターをフルパワーでかき鳴らして下さい。
次は少し力を弱めて弾いてみて下さい。
出力される音に変化が少ない事に気づきませんか?
引き続きそのまま力を弱くして弾いて下さい。
きちんと音が出るポイントと力を弱めるポイントの境界が
あると思いますがその状態でアンプを一度消してみましょう。
生音ではほとんど音がならないくらいの音量になっておりませんか?
エレキギターの場合は、ピッキングの力って
生音が聞こえないくらいでもアンプを通せば十分な音量が出るんです。
見つけた境目の力加減を忘れないように体に染み込ませましょう。
おおまかな目安としてはフルパワーを10としたら、
大体3~4くらいの感覚でいいかもしれません。
なんなら2くらいも良いかもしれません。
●脱初心者へ向けてやること⑤「カッコいい音作り」
せっかく技術が身についても、サウンドがしょぼいと全てを台無しにします。
サウンドには正解がありませんが、初心者が陥りがちなNGセッティング例を紹介します。
これから付き合いが長くなるであろう、
JC-120ことジャズコで説明します。
(NG例①)
高音を上げすぎる。Ba5・Mid5・Hi10みたいな設定です。
多分正面にいる人が気絶します。
(NG例②)
ドンシャリ設定。Ba8・Mid1・Hi8みたいな設定です。
一人で弾く分には意外とカッコよく聞こえますが
バンドで演奏したとたんエレキギターの音が聞こえなくなります(笑)
(NG例③)
大爆音。バンド演奏中にエレキギターの音が聞こえないからって
音量を上げるのも最悪ですね。
イメージして欲しいのですが、
うるさい教室の中でも笑い声がよく聞こえる人っていませんでしたか?
ギターでもそれをしてしまうんです。
細かい理屈は省略しますがMidと呼ばれる中間の設定を上げると
音量を上げるよりも心地よく音が聞こえるようになります。
これを抜ける音って表現したりします。
●難しいフレーズが弾ければ初心者を卒業できるわけではない
テクニカルな難しいフレーズを弾ければカッコ良い風に見えますが、
カッコよさの究極体って簡単なフレーズ弾くだけでも
カッコよく見える事だと思うんですよね。
地力は初めから鍛えておいた方が数年後に差が絶対出ます。
極論ですが、テクニカルな演奏って練習すれば誰でも出来るんですよ(笑)
その中でも輝いて見えるそんなプレイヤーになるため
基礎をとにかく鍛える方が案外レベルアップの一番の近道なんじゃなかろうかと
思う今日この頃です。
早弾きが苦手だからってネガキャンしてる訳ではないので
勘違いしないで下さいね。