【元トリマー監修】子猫がケージで鳴くけど、無視して大丈夫??実は、、、
猫ってまだ夜も明けてないくらいに動き出すもので、
成猫でも鳴き声に起こされてしまった、なんてことはよくあります。
しかし可愛い盛りの子猫だし無視するのもなあ…
とお困りのアナタに、本記事を贈ります!
子猫がケージ内で鳴くのは、閉じ込められる以外の
ストレス要因を抱えている可能性も多分にあります。
ですので、実はケージの環境を整えたり、
事前準備をしっかりしたりすることで、
子猫にとってもストレスが少ない状態で静かにしやすくできます。
本記事を読み進めて、もう、「可愛いけど」でごまかしてきた
「眠れない」「集中できない」からはおさらばしましょう!
Contents
●子猫は鳴いたらケージから出してもらえると学習してしまう
猫には言い聞かせて「鳴いたら駄目だよ」と教え込むことはできません。
でもそれって頭が悪いんじゃなくて、
猫のしつけというものは習性に従って行うものだからなんです。
むしろ鳴いているのを抑えるためにかまってあげると、
「鳴いたらかまってもらえる」と覚えてしまうので、
かまってもらえるまで鳴くのをやめない恐れ大です。
鳴くことを「無視」している、と考えると少し抵抗感はありますよね。
ですがここは、鳴かないように事前に対策を講じた上で、
今後のために取り合わないようにしている、と解釈してみましょう。
そして本当にガン無視して聞き流すのではなく、
鳴き声の感覚を覚えていてください。
「いつもと違う」が怪我や病気のサインのこともあります。
●子猫にとってケージを居心地のいい場所にしてあげる
そもそも子猫がケージに慣れてなくて、不安で鳴いている場合があります。
特に引き取ってから間もない場合は鳴くのも仕方のないことと言えます。
まず、可能であれば寝室などのいつもあなたのいる場所にケージを置いてみましょう。
そばにいてくれていると感じることで子猫の不安を軽減できます。
その上で、鳴いているときに布をかけてあげることで、
落ち着いてもらいやすくなります。
ちょっとした物音や窓からの風景などにも反応してしまいがちなので、
視界をシャットダウンすることで興奮しにくくなるんです。
また、子猫のご飯や水はきちんと確保できていますか?
毛布はどうでしょうか?
生後半年以下の子猫にとってケージは生活場所も同然です。
ケージを嫌がるようになったら、こちらとしてもストレスですよね?
他にも、お気に入りのおもちゃなどを置く、
ケージに入れる前に遊ぶなどして、
ケージを猫ちゃんが進んで入りたくなる場所にしてあげましょう。
●子猫の生活リズムを人間に合わせて夜鳴かないようにしよう
子猫は生後6ヶ月まではさびしくなって夜鳴きをしがちです。
特に子猫が活動活発な時間帯と人間の寝る時間帯がダブってしまうと、
子猫は構って欲しくて鳴いてしまいます。
なるべくなら夕方~夜にたくさん遊んであげて、
ケージでぐっすり眠れるようにしてあげましょう。
また、子猫の成長ペースや食べ具合を確認しつつ、
可能であれば夜に多めにご飯をあげることで、眠ってもらいやすくなります。
人間同様猫ちゃんも、お腹いっぱいになると眠くなるんです。
先ほど紹介した布は夜鳴き防止にも有効です。
寝る前にかけてあげることで猫ちゃんも
「ああ、今からおやすみタイムなんだな」と覚えることができます。
そしてケージ内に設置しているトイレは寝る前に綺麗にしてあげましょう。
成猫でもトイレが汚いと抗議して夜鳴きします。
●まとめ
子猫がケージで鳴くときの対策として
・鳴いていても無視する、かまわない
・ケージの環境を見直す
・生活リズムを合わせられるようにする
ことが効果的だと分かりましたね。
可愛い盛りの子猫だと甘くなってしまいがちですが、
単に出してかまってあげることがお互いのためになるということにはなりません。
ここのところは人間の子どもと似ていますね。
無視するのが心苦しいのであれば事前準備はしっかり行うことです。
猫ちゃんがなぜ鳴いているのか、をしっかり見極めて、
猫ちゃんにとっても自然に落ち着けるようにしてあげましょう。