【保存版】石田衣良の魅力とは??代表作やトリビアも紹介!!
皆さんは、石田衣良という作家を知っていますか?
ドラマ化や映画化された作品も多いのでご存知の方も多いと思います。
ですが、原作は読んだことのないという方や非常にたくさんの作品があるため、
どれを読めば良いのかわからないといった方も多いと思います。
今回の記事では、そういった方に向けて石田衣良の魅力と
代表作について紹介したいと思います。
是非読みたい小説を見つけるときの参考にしてください。
Contents
●そもそも石田衣良とはどんな人物?
石田衣良は、1960年東京生まれの小説家です。
大学卒業後は、フリーターとして生計を立てていましたが、
36歳の時に小説家になることを決意、翌年の1997年に「池袋ウエストゲートパーク」で
第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビューしました。
その後、2003年に「4TEENフォーティン」で第129回直木賞を、
2006年には「眠れぬ真珠」で第13回島清恋愛文学賞を受賞しました。
デビュー作であり代表作でもある「池袋ウエストゲートパーク」は、
ドラマ化され大ヒットしました。
10代や20代の若者を主人公とした小説も多いため、若者にも人気ある作家です。
●魅力とは?
恋愛小説や青春小説などが比較的多いですが、
SF小説や社会派小説も手掛けるなど幅広いジャンルの作品があります。
登場人物の心情描写が巧みで、特に女性の書き方については定評があります。
軽快な文章が特徴で、重いテーマの作品でも読みやすいのが魅力です。
実際に起こった出来事をモチーフにした作品もたくさん存在し、
メッセージ性が強いのも魅力のひとつです。
●おすすめの代表作
*池袋ウエストゲートパーク 文藝春秋
石田衣良というとまずこの作品といっても過言ではありません。
長瀬智也主演でドラマ化され大ヒットした「池袋ウエストゲートパーク」の原作小説です。
著者自身のデビュー作であり、シリーズ化にもなっている代表作です。
非行少年である主人公マコトが池袋で起こった難事件を解決し、
住民の幸福と秩序の維持を目指すといった内容になっています。
テンポが良くて読みやすいのが特徴です。
ドラマ版を見ていた方は、
ドラマ版と小説との違いを探しながら読むのもおすすめです。
*スローグッドバイ 集英社
恋愛をテーマにした短編集です。著者初の恋愛小説であり短編集です。
表題にもなっている「スローグッドバイ」は
カップルの別れ話をテーマとした短編です。
この他にも、恋人の別れをテーマとした短編が10編収録されています。
切なくやさしい恋愛小説を読みたい方におすすめです。
*眠れぬ真珠 新潮社
第13回島清恋愛文学賞を受賞した作品です。ドラマ化もされています。
版画家の咲世子は、17歳年下の彼に恋をします。
そんな彼女の喜びや葛藤を描いた恋愛小説です。
女性の描き方や心情描写に定評のある石田衣良の真骨頂といえる作品です。
*ブルータワー 文藝春秋
悪性の脳腫瘍で余命宣告された主人公が
突然200年後の未来の日本にタイムスリップします。
そこでは、致死率87%のウイルスが蔓延しており、
人々は塔の中(ブルータワー)で暮らしていました。
そんな未来を変えるべく、主人公が奮闘するというストーリーとなっています。
SFファンタジーを読みたい人におすすめです。
●まとめ
今回は、石田衣良の魅力とおすすめの代表作について紹介しました。
いかかでしたか?読みたい本が見つかりましたか?
まだ見つかりそうにないという方は、ドラマや映画を先に見てから、
映像化された作品を読んでみるというのも良いと思います。
幅広いジャンルの小説があるのでどれを読もうか迷うこともあると思いますが、
是非自分好みの小説を見つけて読書の世界を楽しんでください。
この記事が皆さんの読書の手助けとなることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。