【ハーレー883】のおすすめ年式!スポーツスターがわかる3つの年式とモデル
現在ハーレー883は、2022年にスポーツスターSへ継承され、
購入するためには中古市場で探すしかない。
製造された年代も色々ある中で、
おすすめのスポーツスター883シリーズの年式は、ズバリ以下の通りだ。
②「デザイン性が高く、スポーティーに乗りたい」という人は、2010~2015年のXL883R
③「自分でメンテナンスしたい、エンジンの振動・鼓動が好き」という人は2003年以前のリジットマウント
ハーレーの中でも重量が軽く、取り回しの楽なスポーツスター883。
300㎏を超えるビックツインに比べると、気負わず気軽に走ることができる。
私がソフティルに乗っていたころは、
ジーパンの上からフリンジ付きのスエードパンツ・大きなバックル付きのベルト、
ブーツに革ジャンと決めていた。
スポーツスター883であれば、そこまでしなくてよい。
カジュアルに乗れ、サイズ感はちょうど良く、
多くのシーンで活躍してくれる相棒である。
そんなスポーツスター883シリーズの、
おすすめする年式とモデルを細かく見てみよう。
Contents
●ハーレー883は年式によって少しずつ進化をしている(大きな改良が加わった4つの年式)
(1)
2004年には今までリジット(ソリッド)マウントというフレームに、
エンジンを直接載せていたものを、ラバーマウントへと変更されている。
振動を抑え高速ライディングでも快適に。そのため一回り大きく重くなった。
(2)
2007年には排ガス規制の流れもあり、キャブレターの代わりに、
コンピューター制御により燃料噴射する、フューエルインジェクションが導入される。
これにより燃費の向上や冬などにエンジンがかかりやすくなるメリットがある。
「自分でメンテナンスをしたい」「あの形が好き」「チョークで暖気するのがいい」等と、
キャブレターが好きな人もいる。
(3)
2010年、ECM(エンジン・コントロール・モジュール)がシート下から
リアシリンダーの後ろへ変わることで、シートアレンジの自由度が増す。
(4)
2016年にはサスペンションが改良されより快適になる。
(サスペンションによっては、路面の凸凹を拾ってしまい、
速度が上がると体が投げ出されてしまう感覚がある)
またキャストホイールのスポークを従来の13本から9本にすることで軽量化を実現。
●おすすめ!スポーツスターXL883R と年式
スポーツスターの中でも、スポーツバイクとして、
2002年から登場し2015年までラインナップされていたXL883R。
最後の「R」はレーサーから来ており、パパサンアールともよばれ、
ダートトラックレースでは無敵のXR750の流れをくんでいる。
人体でいうなら、肩のあたりから首のあたりの僧帽筋を思わせる、
カッコいいタンクのシルエット。
チェッカーフラッグとハーレーのロゴが入ったデザイン。
バランスの良い片側2本出しマフラー。
ハンドルも比較的ワイドになっており、
全体のバランスといいスタイルといい、883シリーズの中では最も美しいと感じる。
フロントにはダブルディスクブレーキを装備し、制動力を確保。
スポーティーにツーリングもできる。
おすすめの年式としては、ECMの位置が変わった2010~2015年のもの。
ちなみに2002~2003年は、リジットマウント方式で一回り小さいが、
良くも悪くもエンジンの振動が(特に高速域)ダイレクトに伝わる。
またマフラーは2in1のタイプだ。
●ハーレー883のおすすめ年式まとめ
おすすめのXL883シリーズは、これらのことを踏まえ、おさらいしよう。
①「安全性が高く快適に乗りたい」という人は、2016年以降のスタンダードなXL883N
②「デザイン性が高く、スポーティーに乗りたい」という人は、2010~2015年のXL883R
③「自分でメンテナンスしたい、エンジンの振動・鼓動が好き」という人は2003年以前のリジットマウント
国産のスポーツタイプのバイクと違い、ハーレーに乗ると比較体が直立に近い状態になるため、
高速で走ると風圧をまともに受けてしまう。
しかも振動は手からダイレクトに伝わり、
長距離ツーリングに出ると疲労の原因となるため、
ラバーマウントやサスペンションの改良はありがたい。
所ジョージさんの世田谷ベースに出てくるハーレーのように、
自分なりのカスタムができる事もスポーツスターの魅力だ。
自分の乗り方・ライフスタイル・好みによって、年式やモデルをチョイスして、
自分オリジナルのハーレーライフを楽しんでいただけたらと思う。