【ドラマ】【神回】SPEC　１０話のみどころを解説！！

『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』は
主演に戸田恵梨香さん・加瀬亮さんを迎え、2010年10月にスタート。

ドラマ版の10話を終えた後はスペシャルドラマや映画を含め、
主演俳優を変えながらシリーズとしては2021年まで続いた、
現在でもファンの多い人気シリーズです。

演出は堤幸彦および西荻弓絵が手掛けているため、
現在でもカルト的人気を誇る『ケイゾク』と同じ世界観を持ち、
一部キャストも同じキャラクターとして出演。

『ケイゾク』から見直してみるのも良いかもしれません。

今回はドラマ版の最終回である10話についてご案内したいと思います。

●SPECとは？

警視庁捜査一課というか普通に手には負えない特殊な事件を捜査するために
警視庁公安部が設立した庁内の閑職と噂される
“ミショウ（未詳事件特別対策係）”が舞台。

転載的だけれどガサツで変人なな当麻紗綾（トウマ サヤ）と
警視庁特殊部隊出身の瀬文焚流（セブミ タケル）が、
特殊な能力（SPEC）を持った犯人の巻き起こす事件を解決する物語です。

●１０話（「癸の回」-百年の孤独-）

ついにドラマは最終回となる10話へ。

一 十一（演：神木隆之介）と当麻紗綾（演：戸田恵梨香）の消された記憶、
地居 聖（演：城田優）の仕組んだ物語と当麻への歪んだ愛情が明らかになります。

常人より毒の吸収スピードが早い一十一(演：神木隆之介）は当麻や瀬戸より、
毒入り人工雪によってやられてしまい、瀕死の状態に。

そんな瀕死の一十一に駆け寄る当麻は、
一十一の右耳の後にある星のアザを見つけたことで、
7年前に亡くなったはずの自分の弟であることに気づきます。

そこで現れた地居聖（城田優）のカミングアウト。

一十一は当麻の弟であること、

一十一の記憶を書き換えたことで、
当麻を「爆弾魔」と恨んでいることを。

全てをカミングアウトした地居は当麻の記憶を、
次に瀬文の記憶を書き換え、消してしまいます。

当麻、瀬文、危篤状態の一十一と野々村光太郎（演：竜雷太）は
病院へ運ばれます。

病院へお見舞いに来た志村美鈴（演：福田沙紀）は
瀬文の汗を拭きながら触れたことで事件をサイコメトリング。

状況を把握した志村は当麻の病室へ駆けつけましたが、
記憶の書き換えられた当麻はもちろん何も知らず、
志村は当麻の荷物を触ることで事件の真相を読み取りました。

ただ、喉が渇いた当麻の要求に応じて病室を離れたところで、
地居に襲われ、志村も記憶を失ってしまいます。

病室へ向かった地居は、当麻へプロポーズを行います。
ただ、何か腑に落ちていない当麻は即答できず、返事を保留に。
直観的に何かがおかしいと感づいていました。

●地居の筋書きとは？

そんな地居は、日本の歴史を裏で動かしてきた秘密結社、
フリーメイソンの日本トップと将棋をしながらこの物語について話し始めました。

地居聖が一十一を倒すために始めたゲームであったこと。

「兄妹だと面白い」という理由で当麻を選んだが、
聖は本気で当麻の頭脳明晰さに好意を抱くようになった。

今では当麻のことは本気で愛しており、
彼女の全てを手に入れたい。

瀬文はシナリオを盛り上げるための恋敵であったこと。

一通り聞き終えたフリーメイソン日本トップは「キモイ」とバッサリ。

あまりの辛辣な返答に、短気なストーカーはその言葉が気に入らず、
撃ち殺してしまいます。

●ドラマは最終回へ

ミショウへ戻った当麻は一十一の死を知り、
習字によって自身の消えた記憶を取り戻します。

全ての記憶を取り戻した当麻は、教会に地居を呼び出しました。

「つらいことや悲しいことも私の財産なんだよ。私は私の罪を背負って生きていく。どんなに辛くてもその痛みから逃げない。そんな痛みより弟のことを忘れる方がよほど苦しい。人は苦しみを乗り越えて優しさに変えていく。罪は償ってもらう。」

記憶を消されていたとはいえ、自分の弟に恨まれ、
自分の手で殺めてしまったことは一生忘れることが出来ません。

そんな中、自身のSPECで記憶を取り戻した志村は瀬文の記憶を取り戻させます。

対峙する当麻と地居。

当麻は左手のギブスを外して瀬文の背後に回り込み地居へ銃口を向けますが、
地居も当麻に銃口を向け、当麻が発砲すると地居も発砲。

放たれた銃弾の全てを聖が浴びていました。

当麻のSPECが覚醒し、
召喚された一十一の能力により初めての事件と同じ方法で当麻を守ったのでした。

●まとめ

ドラマは遂に10 話で最終回を迎えてしまいますが、明かされていない事実がいくつかあり、その後の映画・スペシャルドラマで徐々に明かされることとなります。
SPECはドラマ・スペシャルドラマ・映画があり、時系列が交差しておりますので、余計なネタバレの心配がない以下の放送順がおすすめです。

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