【インストラクター監修】キャンプで焚き火をした後の「灰」はどうする??ほとんどの人が間違ってる「灰の持ち帰り方」

キャンプの醍醐味の1つである焚き火

実際にキャンプで焚き火をすると気持ちよく、
心身が癒やされるものです。

しかし、楽しんだ後は必ず後始末が必要です。

焚き火を楽しんだ後に出る「」や「」はどうしていますか?

キャンプ場で処理できる場合は問題ありませんが、
場所によっては持ち帰らなければいけません。

今回は、焚き火で出た「炭」や「灰」の持ち帰り方や
ミスしがちな危険な火消し行為を紹介します。


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灰の持ち帰り方6選

*火消し壺


炭や灰の持ち帰り方として安全なのが「火消し壺」です。

火消し壺とは、火を消すための安全な道具です。

落ち着いた炭や灰を壺に入れて蓋をすることで、
空気を遮断し火を消してくれます。

火消し壺は再熱したり他の荷物に燃え移ったりする心配がなく、
車に入れておいてもトラブルなく安全に持ち帰れますよ。

ただ、荷物になってしまうので、
スペースに余裕がある際には火消し壺が便利ですよ。

*ビニール袋に入れる


灰の簡単な持ち帰り方は「ビニール袋」がおすすめです。

ビニール袋に入れて持ち帰るときは、
炭や灰がしっかりと冷めきっているかを確認してから入れてください。

もし、少しでも熱が残っていたら、
ビニール袋が溶けてしまって非常に危険です。

焚き火をした後、
すぐ入れずに内部まで冷めきってから入れてくださいね。

*アルミホイルで包む


キャンプでアルミホイルは必須アイテムですよね。

焚き火の炭や灰を持ち帰る際にも「アルミホイル」は活躍してくれます。

アルミホイルを袋状にして、
冷めた炭や灰を入れたら蓋をしめるだけです。

念の為、二重三重にしておくと発火の恐れがなく安心です。
火消し用のアルミホイルは厚みのあるものが安心ですよ。

*オイルポットで持ち帰る


金属素材の中でも熱に強いのが「オイルポット」。

100均やホームセンターにあるので、
キャンプをしている最中でもゲットしやすいアイテムです。

中蓋をとり、使用済みの炭や灰を入れて蓋をするだけで、
簡単に火消しができます。

ただ、コンパクトなので大きい炭が入らないこともあるため、
大きさには気をつけましょう

*空き缶に入れる


金属素材で作られているお菓子の「空き缶」も火消し壺の役割を果たしてくれます。

空き缶の中に冷めた炭や灰を入れて蓋をするだけでOKです。

万が一、爆発する危険性があるので蓋にいくつか穴を開けておくと安心ですよ。

ただ、お菓子の空き缶は小さいものが多いので、
たくさん焚き火をする場合は一斗缶、
ペンキ缶など大きいものがおすすめです。

*ペール缶


鋼鉄製の「ペール缶」も耐熱性に優れているため、安全に火消しができます。

ペール缶は比較的大きさがあるので、たくさん焚き火をしても問題なく持ち帰れます。

ペール缶も炭や灰を入れて蓋をすればいいので、
使い方も簡単ですよ。

焚き火の危険な後始末

*水をかけて消火する

燃えている炭や灰を早く消そうとして「水をかける」のは非常に危険な行為です。

燃えているところに水をかけると高温の水蒸気や煙が一気に立ち上り、
火傷を負う危険性があります。

また、炭が割れて破片が飛び散ったり、焚き火台が変形したり、
灰が水に溶けてドロドロになってしまうので、水をかけて消火はやめてください。

火を早く消したい場合は、バケツに水を入れ、
1本ずつ水に浸けて火消しをすると安全です。

*砂や土をかけて消火する

水と同様、燃えているところに「砂や土をかけて消火する」のは危険です。
燃えている焚き火に砂や土をかけても火が消えることはなく、
薪が爆ぜたときに砂が飛び散り火傷をする危険性があります。

また、灰を捨てるときや持ち帰るときも、
灰に砂や土が混ざって処分が面倒になるのでおすすめしません

*無理に燃やしきらない

薪が残っていたり炭を灰にしようと考えて、
着火剤などで「無理に燃やし切る」のは危険な行為です。

落ち着いている焚き火でも、
着火剤を入れると一気に燃え上がり火傷の危険や
周囲に火が移り火事になるリスクがあります。

撤収時間を考えて、撤収の2時間前には薪を追加せず、
炭を離したりして火が消えるように調節しましょう。

逆算して焚き火を終わらせると、
片付けが簡単になり安全に炭や灰を持ち帰れますよ。

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安全な火消しを行い、楽しい焚き火時間を過ごそう

焚き火をした後に出る「炭」や「灰」の安全な持ち帰り方や
危険な火消し行為を紹介しました。

一番は火消し壺が手軽で安全に消火でき、持ち帰り方も簡単です。

しかし、キャンプ場に行ってから炭や灰を捨てられないと知る場合もあります。

その場合には火消し壺以外の持ち帰り方でもOKです。

炭や灰がしっかりと冷めていることを確認し、
容器は手袋をして火傷に気をつけて持ち運んでください。

また、火消しの方法も危険なやり方があるので、必ず安全に火消しを行ってください。
ルールを守って楽しいキャンプ時間を過ごしてくださいね。

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