【インストラクター監修】キャンプで前日が雨だった時の準備品と対策は??
前日に雨が降ると、濡れた地面にテントを張ることになりますよね。
予約したサイトが水はけの良い芝の場合はまだしも、
多くの場合、濡れたままの地面に張ることになりますよね。
当日が夏日でもない限り、地面が乾くことはないので、
先ずは浸水対策が必須となります。
さらに一緒にキャンプを楽しむ家族や仲間の為にも、
前日が雨だった時には確認した方がいいポイントがあります。
それでは、前日が雨だった時の準備品と対策をご紹介します!
Contents
準備するもの
*グランドシート
前日が雨だった場合、テント設営の際にはグランドシートが必須となります。
テント内が浸水となると、キャンプを楽しめません。
テント内の浸水を防ぐ為には、グランドシートが便利です。
テントの設営の際にもグランドシートを敷いてからすれば、
地面が濡れていても、テントに雨が染みるのを防ぐことができます。
また、片づける際にも、テントを乾かす手間が省けます。
設営の際のポイントは、地面の状態を細かく確認することです。
傾斜はどうか、水はどのように流れているかを確認することをおすすめします。
水溜りができやすい低地や窪地は避けて設営してくださいね。
*長靴
キャンプへ行く場合、運動靴を履くことが多いと思います。
しかし、前日が雨だった場合は、地面がぬかるんでいるので、靴が濡れて、
足も冷えてしまいます。
このような状況では、防水性と滑りにくいソールをあわせもつ長靴が理想的です。
念のための備えとして車に積んでおくことをおすすめします。
*長めのペグ
前日の雨でぬかるんだ土には、ペグを打ち込んでもなかなか安定しません。
それでは、テントやタープの設営ができませんが、長めのペグがあれば、
テントを安定して立てることができます。
何本か買い足して持っていくことをおすすめします。
*防水加工されたバッグや大きなビニール袋
荷物の保護や、濡れた服、靴下をまとめて入れる事ができるので大変便利です。
撤収時にも、防水バッグやビニール袋を活用して、
濡れた装備を他の荷物と分けて持っていくことができます。
そうすれば、浸水の2次被害を回避できます。
撤収の仕方次第で、装備の耐久年数を伸ばせるし、
なんといっても片付けが楽ですよ。次回のキャンプを楽しむ為にもおすすめします。
*防寒具
梅雨シーズンなどは、前日だけでなく当日も雨が降る可能性があります。
雨で体を冷やさないためにも、防寒具の持参は必須です。
特に、山の上にあるキャンプ場は、
平地のキャンプ場に比べて平均気温がかなり低いです。
防寒対策をしっかりとして、前日が雨でも楽しいキャンプをしましょう。
*タオルや雑巾
タオルや雑巾も、いつもより多めに持参することをおすすめします。
余らせるくらい持っていく位が安心かもしれません。
撤収前にタープやテントを軽く拭くときにも便利ですよ。
*虫除けスプレー
雨が上がると虫が活発に活動するため、虫除けスプレーの持参が必須です。
いつもより厳重に露出部分の保護を行うことをおすすめします。
確認すること
*交通情報
前日までに大雨が振った場合は、出かける前に、交通情報の確認が必要です。
キャンプ場の多くは、山の上など交通の便が悪い場所にあります。
川の水があふれたり、木が倒れたり、
落石などで道が通行止めになっている場合もあります。
キャンプ場のホームページから確認をしたり、
直接問い合わせて、現地の様子を確認してください。
その際にキャンプ場の方から必要な装備など教えていただける場合もあります。
特に初心者の方は不安なまま出発するのではなく、
交通情報や必要な装備等しっかりと確認してから出かけることをおすすめします。
*河川の増水
河川の増水が心配な場合には、残念ですが行かない選択も考えてください。
川の浸水や土砂崩れなどの被害は非常に深刻ですし、取り返しがつきません。
キャンプ場付近、もしくは付近の川の上流で強い雨が降った場合は、
被害状況によって、施設が閉鎖する事もあります。
平地と山の上とでは雨の降り方が違うので、
心配になったらキャンプ場のホームページを見るか、問い合わせをしてください。
まとめ
前日に雨が降った場合は、当日が晴れていたとしても色々な準備品と
対策が必要となります。
*必要な装備を持参すること
*必要な確認を行うこと
上記2点を行い、安全にキャンプを楽しんでください。
すると、前日が雨だからこその、
美しい景色の中キャンプを楽しむことができますよ。