『リーガルハイ』の原点は池井戸潤原作、『半沢直樹』!?面白さを徹底解説!
2012年4月から6月まで放送されていたドラマ、『リーガルハイ』。
辛口でお金が大好きと顔に書いたような働き方をする主人公を演じた堺雅人の演技
に引き付けられた方も多いのではないでしょうか?
そして『リーガルハイ』第一話の中で登場する、
「やられなくてもやり返す!誰かれ構わず八つ当たりだ!」というセリフに、
とあるほかの作品のセリフを連想した方もいるのでは?
そう。2013年7月から9月まで放送されていたドラマ、
『半沢直樹』です。同じく主演は堺雅人でした。
『リーガルハイ』での好演を『半沢直樹』でも発揮した堺雅人。
見事に2作品を世に印象付けました。
今回は全く作者も内容も別々の2作品がつながる面白さについて
ご紹介できればと思いますので、お楽しみに!
Contents
●『リーガルハイ』の原点は池井戸潤原作『半沢直樹』
元々、『半沢直樹』の原作が発行されたのは、2004年12月5日でした。
一方、『リーガルハイ』は古沢良太脚本のオリジナルドラマ。
後にノベライズ本が発行されました。
ドラマとして世に知れ渡ったのは『リーガルハイ』が先でしたが、
池井戸潤の『半沢直樹』を読んだことがあった方は『似ている!』と思ったのではないでしょうか。
●『リーガルハイ』と池井戸潤原作『半沢直樹』の魅力①
何と言っても、一番の魅力はやはり堺雅人のインパクトの強い演技ではないでしょうか。
「やりすぎなのでは!?」と感じるほどスカッとするスピード感溢れるセリフ。
きつく感じる言葉の数々の中には、確かな職業のプロとしての知識量が感じられました。
●『リーガルハイ』と池井戸潤原作『半沢直樹』の魅力②
内容や主人公の職業が重みのあるものであるにも関わらず、
それを感じさせない点です。
『リーガルハイ』は弁護士、『半沢直樹』は銀行員。
日々、気の抜けない難しい職業という印象を私は勝手に抱いてしまうのですが、
それを感じさせない、コメディチックな一面があるのです。
●『リーガルハイ』と池井戸潤原作『半沢直樹』の魅力③
コメディチックな一面があると言っても、ただ『面白かった!』だけでは終わらないところが
またメッセージ性を感じます。
どんなに言いすぎだと感じるセリフも、感情を前面に出した表情も、
確かに強烈で面白いですが、主人公の仕事に対する熱意があってこその面白さがあるのです。
働き盛り世代はもちろん、子供や学生の間でも反響があったようですが、
彼らはそんな、熱意を感じずにはいられなかったのではないでしょうか。
実際に働いていて、それがどういうことであるのかを知っている大人から見れば、
共感や『自分もこんなガッツを持てたら』という思いを連想させます。
子供たちから見れば、『仕事はただ地道にするだけじゃなくて、
その中に見え隠れする思いがあるものなのだ』という気づきになるのです。
●まとめ
いかがでしたか?2作品の魅力を、実感して頂けたでしょうか。
世の中には多くの職業があり、そのすべてが揃ってこそ、世間は回っています。
しかし、自分があまりかかわったことのない職業を自分の印象でしか
イメージできないこともあったりしますよね。
そんなものの見方を、「面白さ」を通して全く別の方面から見ることができるということを、
『リーガルハイ』で実感したのは池井戸潤自身だったのかもしれません。
『リーガルハイ』の堺雅人の演技を見て、『半沢直樹』でも違ったものの見方があると
示すことができるのではないかと感じたのではないでしょうか。
池井戸潤にとって、『半沢直樹』はまさに銀行員である主人公の、
銀行員としての物語で終わるのではなく、仕事に対する熱い姿勢や仕事の意義を世に示すための
作品だったのかもしれません。
世代を超えて大きな反響を得た『リーガルハイ』と『半沢直樹』。
あなたも是非この機会に、池井戸潤の思いと堺雅人のインパクト大の演技を
目の当たりにしてみませんか?きっと、スカッとした気持ちで明日を頑張れるはずです。