「節約することで生活も心も豊かに。一人暮らし10年以上を経て感じた思い。」
これから一人暮らしをはじめる人へ、
一人暮らしを10年以上経験した一般女性の私が感じた、
生活する上での節約に対する思いを伝えたいと思います。
みなさんは節約に対して、どのように情報を探し、実生活で実行されていますか?
一人暮らしをはじめたばかりの頃のわたしは、
とにかく節約のためにさまざまな情報をかき集め片っ端から試していたと思います。
しかし、節約する上で基準になる目安が分からないが故、
節約に対して自分がどれくらい気を付けるべきなのかが不明確で、
その都度トライアンドエラーでたくさん経験し学んできました。
そんな私が得た経験が、少しでも誰かの生活のヒントになれば嬉しいです。
●「時間」の節約
一人暮らしをはじめてまず感じたのは、
家事にこれだけの時間がかかるのだということです。
食事を作り片付けをする時間、洗濯をする時間、掃除など、
普段生活をしていて家に帰り疲労がある中で
これらのことを行うのは決して簡単なことではないと思います。
時には家事をさぼってしまうこともありました。
そんな中で、いかに苦痛を感じずに家事を行うことができるかを考え実践し、
今でも続いているのが「何かをしながら」その時に気づいた小さい家事
行うということです。
特に掃除は「ながら」にとても適していてお勧めです。
特にキッチン周りの掃除は、やらない期間が長ければ長いほ
ど落ちにくい汚れになり掃除に時間がかかることが多いので、
気づいた時にさっと拭くだけで、その後の掃除時間を短縮することができます。
●「空間」の節約
さまざま感じたことはありますが、
中でも1番無駄が多かったと思うのが不要な収納用品についてです。
収納ボックスや棚などの家具を、中に何をどれくらい収納するのかを、
しっかり把握していない状態で買ってしまう人は多いのではないのでしょうか。
わたしもその一人でした。
収納する家具はとても魅力的なものが多く、
置いているだけで部屋の雰囲気が変わり、何かしらを収納することができるので、
無駄なものと感じる罪悪感が少ないということも大きいと思います。
しかし、中に入れるものを把握しておかないと起きる問題が、
サイズが若干合わないが故、別の収納用品を買う必要がでてしまい、
結果収納スペースに合わせて必要ではないものを入れてしまう、
そして空間が無駄となってしまうのです。
収納はあるに越したことはありませんが、
ありすぎることで不要なものをため込んでしまう原因になるため、
収納すべきものをしっかり把握した上で購入することをお勧めします。
●「不要な情報」の節約
周りの情報は、ただの参考資料だということです。
例えば、少し前は作り置きについての特集がたくさん情報で出ており、
実際に作り置きをしている人たちがとても目についていました。
わたしも影響を受けた一人で、できるだけ外食を減らすために、
時間がある時に作り置きをしようと実践していました。
ですがわたしは同じものを毎日食べることに飽きてしまい、
食べきれずに残してしまうことが多く、自分には向いていないということが分かり、
結果的に節約にはなりませんでした。
周りから評価されている人たちに憧れ、
試してみることは新たな発見になることでもあるので、
とても良いことだと思います。
ですがそれはあくまでも他人の話であり、
自分に必ずしも当てはまるわけではありません。
自分が心地よいと感じないこともあります。
自分が無理なく心地よい生活を送るために、
「必要な情報」と「参考までに留めておくべき情報」とで、
しっかり把握しておくことはとても大切だと感じました。
まとめ
最後に、「節約」に縛られ、自身の心が疲れてしまうことは本末転倒です。
無理のない生活で、心が豊かになり、その延長線上で節約に繋がることが1番理想的だと思います。
現在世の中にはたくさんの情報が発信されており、
その中から自分に合った方法を選ぶのはとても時間がかり、
時には疲れてしまうこともあると思います。
ですが、さまざまなことを自分で選択し生活する一人暮らしは、自由でとても楽しいです。
これを読んでくださった人が、少しでも自分のお気に入りの空間で、
一人暮らしを楽しんでもらえることを願っています。