LCCは一人旅こそぜひ利用しよう!格安だけじゃないメリットについて
旅行へ行きたいけれど値上がりが続く昨今、交通費だけでもできる限り節約したい。
新幹線に比べ短時間で長距離移動できる飛行機は便利ですが、
なかでもJALやANAなど大手の航空会社に比べ格安に利用できるのが
ジェットスターやピーチなどLCC(格安航空会社)の魅力の一つです。
国土交通省の調べによると2020年以降コロナの影響により減少していたものの、
2021年のLCC利用者数は国内だけでも590万から約2倍の1,121万人へ増加しています。
LCCは安かろう悪かろうという思い込みはもったいない。
賢く利用し浮いたお金で旅のお楽しみであるおいしいごはんや
ちょっと良いホテルに泊まるなど旅を満喫してみましょう。
Contents
●LCCは一人旅こそ利用しよう
LCCは格安で利用できる反面、いくつかデメリットも挙げられます。
(1)遅延、欠航が発生しやすい
LCCは駐機時間の短縮や経費削減による遅延や欠航が発生しやすいと言われていますが、
国土交通省の調べによると2023年4月~6月の定時運航率
(全体の便数に占める出発予定時刻以降15分以内に出発した便数の割合)は
JALが88.81%、ANAが87.20%に対してLCCはジェットスターが89.64%、
ピーチが80.82%とほぼ差はありません。
特に時間の制約や急な予定変更のリスクも少ない一人旅なら
気にかけることはないでしょう。
(2)座席指定や受託手荷物、機内サービスなどが有料
LCCが格安である理由の一つは件費削減のため可能な限り
付属的なサービスを抑えているからです。
そのため座席指定料金についても手続きの場所によって異なりますが
500円~2000円かかりますし、受託手荷物も身の回り品と手荷物の合計2個まで、
総重量7kgを超える場合は有料と定められているところがほとんどです。
同伴者がいる場合は隣同士の座席を選択したいところですが
空の上ではほぼ雲の中ですし一部を除き、座席間隔は同じように狭くなっていますので
一人旅ならおまかせで良いでしょう。
なお、座席指定や受託手荷物は空港カウンターで手続きをすると
料金が上乗せとなりますので必要な場合は事前予約を忘れずに。
また飲み物やブランケットの提供など機内サービスも有料となります。
機内でのサービスではありませんが対象のクレジットカードを
持っている場合空港でカードラウンジの利用ができますので、
国内線で数時間程度のフライトであれば搭乗前に利用をお勧めします。
(3)発着時間や就航空港のアクセスが不便
LCCのフライトは早朝や深夜など不便な時間が多いと思われがちですが
自由に動ける一人旅ならその時間を利用して弾丸旅行を楽しむこともできます。
例えば早朝7:10成田発のジェットスターに乗り2時間程度で福岡へ。
福岡空港は市内中心部まで地下鉄で10分程度と近く、
博多駅から電車やバスも出ているので有名な大宰府天満宮や糸島の観光などにも便利です。
帰路につくまで約10時間の自由時間を楽しんで。
帰りは20:30発のフライトで。成田には22:15着なので最終電車にも十分間に合います。
料金もシーズンにより異なりますが片道5000円台~と
大手航空会社の1/2~1/3程度ですのでその分で博多グルメも存分に味わえます。
また東京からの場合、LCCは一部の国際線を除きほぼ成田空港発着となるため
都心に近い羽田空港と比べアクセスしづらいというイメージがありますが、
日暮里からスカイライナーで40分ですし、
東京駅や池袋駅などのターミナル駅からも直行のバスも出ており大変便利です。
●まとめ
LCCの運賃は空席が多いほど料金が安くなる傾向にあります。
そのため空席状況次第では出発当日でも安いチケットを取ることが可能です。
例えば急遽予定のあいたシーズンオフの平日に
ふらっと気軽に出かけることもできます。
時間や行先が自由になる一人旅だからこそ
LCCを活用しお得な旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。