70年代に製作された西部劇を見たい人のためにおすすめをご紹介

70年代に製作された西部劇を見たいと思うけれど、一体どの作品を見たらいいのかわからない、
ということがあると思います。

有名な俳優が出演している西部劇があるのか知りたい、と思うこともあるでしょう。

数多くある西部劇の中から
有名俳優が出演している70年代に製作された西部劇を3本選びました。

お気に入りの俳優が出演している西部劇があるかもしれません。

1930年代から1960年代にかけて製作されていた西部劇と比較しながら鑑賞していくと、
何か新しい発見ができるかもしれません。

●『アウトロー』


『アウトロー』というタイトルからトム・クルーズが出演している映画を思い浮べるかもしれませんが、
実は彼が出演している映画ではありません。

『アウトロー』は1976年の西部劇映画で、主演はクリント・イーストウッド
アメリカ建国200周年を記念して製作された作品であり、イーストウッドは監督も務めています。監督作品として5本目にあたります。

家族の命を奪われたアメリカ南部の農民ジョージー・ウェールズの姿が描かれていきます。
イーストウッド演じる農民の息子役を演じているのはカイル・イーストウッド、つまりクリント・イーストウッドの実の息子です。

西部の広大な風景が映し出されていく中に、人々の苦悩やたくましさが描かれていきます。

●『ラスト・シューティスト』


1976年製作の西部劇映画。監督は『ダーティハリー』、『アルカトラズからの脱出』で知られるドン・シーゲルが務めました。

1969年の西部劇『勇気ある追跡』でアカデミー主演男優賞を受賞したジョン・ウェインの遺作となった西部劇です。
1940年の映画『フィラデルフィア物語』でアカデミー主演男優賞を受賞した「アメリカの良心」と呼ばれるジェームズ・スチュアート、1974年の映画『オリエント急行殺人事件』に出演したローレン・バコール、映画監督として活躍するロン・ハワードも出演しています。

1901年、アメリカ・ネバダ州カーソンシティ。
かつて腕利きのガンマンとして名を知られていたブックスが戻ってきます。
末期癌で余命いくばくもないブックスはロジャースという夫を亡くした女性が経営する下宿屋を終の住処とします。

『駅馬車』、『アパッチ砦』、『捜索者』、『リオ・グランデの砦』など西部劇の名作に出演してきたジョン・ウェインが癌に冒されたガンマンを演じています。
自らも癌に冒されていたジョン・ウェインと映画の中で自身が演じた役柄が重なります。

主演はジョン・ウェインが務めていますが、ポール・ニューマン、チャールズ・ブロンソン、ジーン・ハックマン、クリント・イーストウッドに主演の依頼がされましたが、いずれも断られたそうです。

●『オレゴン魂』


1975年の西部劇映画。ジョン・ウェインがアカデミー主演男優賞を受賞した1969年の映画『勇気ある追跡』の続編です。
『勝利の朝』、『冬のライオン』、『招かれざる客』、『黄昏』でアカデミー主演女優賞を史上最多4度受賞している名女優キャサリン・ヘプバーンも出演しています。

父親の命を奪われた修道女が頑固な老保安官と友に仇討ちの旅に出るという内容の西部劇です。
この映画の前作は『勇気ある追跡』で、2010年に『トゥルー・グリット』というタイトルでリメイクされました。

保安官を2009年の映画『クレイジー・ハート』でアカデミー主演男優賞を受賞したジェフ・ブリッジスが演じています。
1997年の映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー脚本賞を受賞したマット・デイモンも出演しています。
監督は2006年の映画『ノーカントリー』でアカデミー作品賞、監督賞、脚色賞を受賞したジョエル・コーエン、イーサン・コーエン兄弟が務めました。

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まとめ

70年代に製作された西部劇の中からおすすめの作品を紹介してきました。
驚いたことに70年代にも西部劇は製作されていました。衰退したジャンルという言葉に反論するかのように各年代に西部劇が製作されていたのです。

ジョン・ウェインが末期癌を宣告されたガンマンを演じた遺作『ラスト・シューティスト』は往年の西部劇ファンを惹き付けるでしょう。自身も癌に冒されたというウェイン自身の姿が重なります。

『オレゴン魂』は強い個性と卓越した演技力を持つ名女優キャサリン・ヘプバーンとジョン・ウェインとどのような演技合戦を繰り広げるのか気になります。

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