6月生まれの小説家って誰?意外な共通点とはいかに。
6月生まれの小説家って、あなたはどれぐらい知っていますか?
この記事では、6月生まれの小説家とそれに纏わる意外な共通点について
ご紹介します。
「えっー?生まれ月で繋がりなんてあるの?」と疑われるかもしれませんが、
ご安心ください。つながっています。
最後まで読み進めて頂くと、ちょっとしたトリビアで「へぇー」出来ると
思いますので、是非最後までお付き合いください。
筆者が最近読んだ小説は、J.Kローリングの著書である
「ハリーポッター」シリーズです。
6巻まで一気に読破して、残り1巻を残すところですが、彼女は7月生まれでした。
なにはともあれ、6月生まれの小説家の意外な共通点はこちらです。
●6月生まれの小説家 又吉直樹
昭和55年6月2日生まれ。
お笑いコンビ、ピースのボケ担当をやっておられました。
相方の綾部裕二が渡米したことで、現在コンビでの活動は休止中です。
“火花”という作品で芥川賞を受賞しました。
芸人さんから芥川賞を取るのは初のことだそう。
当時テレビを見て、マルチな才能があるんだなーと思っていました。
なんでも趣味は読書で、好きな作家として、
太宰治や芥川龍之介を公言しています。
好きが高じて、“太宰治ナイト”というイベントまで開催してしまう程です。
太宰との関係は他にもあります。
以前三鷹市にある、60年以上の風呂なしアパートに又吉が住んでいた時、
なんとその住所が、太宰の旧住所にあたることが後々分かったということです。
是非太宰に、“火花”読んでもらいたかったでしょうね。
●6月生まれの小説家 太宰治
明治42年6月19日生まれ。
主な作品として、“走れメロス”や“人間失格”があります。
筆者はたしか、国語の教科書で初めて「メロスは激怒した」を目にしました。
なんとも不思議な縁ですね。“火花”の作家である又吉も6月生まれです。
繋がりがあるのでしょうか。
太宰は、自己破産型の小説家と言われていたそうです。
その証拠に、太宰は何度も自殺未遂を引き起こしたり、
鎮痛剤の依存症になったり、私生活が狂っていました。
芥川賞選考に太宰が作品を出した際には、
川端康成から怠惰な生活についてお咎めを受けて、
選考から落ちてしまったこともあり、精神的に不安定だったそうです。
最期は愛人と入水自殺という後味の悪い終活となりました。
薬の依存症で、精神的に不安定。
自殺未遂を何度も行う人物が、国語の教科書に載るような作品を生み出したのも、
常人ではわからない域に達した結果なのでしょうか。
「人間失格」
太宰の人生を反映しているかのような題名ですね。
●6月生まれの小説家 川端康成
明治32年6月14日生まれ。
日本人初のノーベル文学賞を受賞しています。
主な作品として、“伊豆の踊子”や“抒情歌”があります。
太宰と芥川賞選考について揉めた川端も6月生まれです。
川端が、太宰の作品を芥川賞から落としたと言われているので、
きっと「太宰は激怒した」ことでしょう。
さて、太宰はついに芥川賞を受賞することは叶わなかったですが、
太宰の作品が好きで小説家になった又吉は、芥川賞を受賞することが出来ました。
これは6月生まれで繋がっている!
と断言できそうですね。
川端の最期はガス自殺でした。
なんとも数奇な運命でしょう。太宰と同じ自殺です。
常人にはわからない作家の世界や、
生き様というのがあるのでしょうか。
又吉には、「死なないでください」と願うばかりです。
●まとめ
6月生まれの小説家である、又吉直樹、
太宰治と川端康成の3人をご紹介いたしました。
生まれた時代や背景は違いますが、
芥川賞を巡って見えない糸で繋がれている気がします。
ひとえに6月生まれという共通点があったからなのでしょうか。
興味が湧いた方は、是非この作家たちの小説を手に取ってみましょう。
他にも、あなたも好きな小説家がいるならば、
生まれ月を調べてみてはいかがですか?
作家たちのおもわぬ共通点が見つかるかもしれません。
文学をより楽しめるきっかけとなれば幸いです。