50万部突破のベストセラー「風が強く吹いている」のヒットの理由

三浦しをんさん作の小説、「風が強く吹いている」は
発行部数50万部突破のベストセラー小説です。

三浦しをんさんは「舟を編む」で本屋大賞を受賞するなど人気の作家です。

この記事では小説、風が強く吹いているが50万部突破のベストセラーに至った
理由を3つの観点からまとめてみました!

最後まで読めば風が強く吹いているがなぜ大ヒットしたのか納得できます。

是非、最後までお付き合いください。
以下、ネタバレが含まれるのでご注意ください。

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・あらすじ

天才ランナー、蔵原走が清瀬灰二と出会い箱根駅伝を目指して走り出す。

個性豊かな10人のメンバーがそれぞれの思いを抱えながらも
夢中で突き進む青春物語

50万部突破のベストセラーの理由

1. 本格的な箱根駅伝小説
2. キャラクターが個性的
3. 夢を追う人の背中を押してくれる

・本格的な箱根駅伝小説

スポーツ的な要素として楽しめるのが50万部突破のベストセラーの1つの理由です。

正月の風物詩、箱根駅伝は多くのファンを集め、
人気コンテンツとして確立しています。

そんな箱根駅伝を本格的に描いた小説はこれまで意外にも
多くは存在していませんでした。

箱根駅伝を初心者ばかりのたった10人のメンバーで目指すという
ストーリー性は多くの人に刺さるのではないでしょうか。

箱根駅伝を目指す中での葛藤や不安、仲間との衝突を細かく描いていて
リアルな箱根駅伝を知ることができます。

箱根駅伝ファン、スポーツファンだけではなく、選手もこの小説には心を
動かされる
はずです。

私もその1人でした。私がこの小説を初めて読んだのは中学2年生の時です。

この小説を読み、箱根駅伝を走るのが夢になりました。
今も大学でその夢を追っています。

スポーツ的な要素として楽しめるのが50万部突破のベストセラーの1つの理由です。

・キャラクターが個性的

キャラクターが個性的なのが50万部突破のベストセラーの1つの理由です。

風が強く吹いているは10人の選手を軸に描いた小説ですが、
それぞれのキャラクターが個性的であることが魅力の1つです。

1度陸上競技から離れた天才ランナーや司法試験に合格した秀才、
運動が得意ではない黒人留学生などとても個性的です。

箱根駅伝を目指す過程での仲間との衝突など困難が幾度となく訪れます。

その度に結束を強くしていく姿には心を打たれます。

箱根駅伝を走るシーンではそれぞれの選手の感情や見えている景色、
聞こえる音を細かく描写しています。私には選手が走っている姿が
鮮明に見えてきて、その美しさ、孤独に思わず涙を流しました。

箱根駅伝を走り切った選手が発する言葉がとても美しく、選手の成長を感じます。

・夢を追う人の背中を押してくれる

夢を追う人の背中を押してくれることが50万部突破のベストセラーの
1つの理由です。

初心者が大半のたった10人で箱根駅伝を目指す。
あり得ない設定だと最初は思いました。

しかし、読み進めていくうちに彼らの努力をする姿、目に見えて成長していく姿に
目を離せなくなります。

この小説は、夢に向かって努力をしたら必ず夢が叶うということを描いた
作品ではない
です。

むしろ逆で、努力をしても叶わないことがあることをリアルに描いています。

主人公の蔵原走の美しい走りに他のメンバーは努力では
どうしようもないことがある事を悟ります。

それでもそれぞれの目標に向かって走っていく姿に私は勇気を貰いました。

天才的な能力を持つ人はひと握りで大半が凡人です。私もその1人です。

この作品は凡人の私を許容してくれた気がしました。
才能がなくても夢を目指して良いのだと背中を押してくれます。

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・まとめ

小説「風が強く吹いている」が50万部のベストセラーに至った理由を
まとめてみました!

50万部のベストセラーに至った理由として、本格的な箱根駅伝小説であること、
キャラクターが個性的であること、夢を追う人の背中を押してくれること、
がありました。

1冊で様々な楽しみ方ができる作品なので何度読み返しても飽きません。

私は10回以上読み返しました。

風が強く吹いているは小説だけではなく映画やアニメにも
なっているので合わせて楽しめます!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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