20 世紀の歴史を学べる映画の中から選び抜いた6作品を一挙に紹介!

20世紀の歴史を学ぶことができる映画を6作品紹介していきます。

20世紀の歴史を学びたいけれど、
「勉強するのは大変だな」と思うことがあると思います。

映画をきっかけにすれば、楽しみながら20世紀の歴史を
学びたいという気持ちになるでしょう。

何かと難しいそうなイメージを持ってしまいがちな
20世紀の歴史を知ることができる映画の中から厳選した6作品を
紹介していきます。

映画を見れば20世紀の歴史について学ぶことができ、
気が付いたら歴史に関する知識が増えているでしょう。

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●1:20世紀最大の悲劇と運命の恋を描くスペクタクル・ロマン!


20世紀最大の海難事故と言われているイギリスの豪華客船
タイタニック号沈没事故を背景に、一等船客の令嬢と三等船客の貧しい
青年との身分違いの恋を描いた歴史に残る大作が『タイタニック』です。

第70回アカデミー賞で史上最多11部門を受賞した映画『タイタニック』は
忠実に再現された豪華客船タイタニック号には圧巻です。

『ターミネーター2』、『エイリアン2』、『アバター』、『アビス』などで
知られるジェームズ・キャメロンが監督務めました。

『レヴェナント:蘇えりし者』で悲願のアカデミー主演男優賞を受賞した
レオナルド・ディカプリオ、『愛を読むひと』でアカデミー主演女優賞を
受賞したケイト・ウィンスレットが共演しています。

今は亡き作曲家ジェームズ・ホーナーが手掛けた荘厳で胸を打つ音楽と
セリーヌ・ディオンが歌い上げるバラード
『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』が
映画の感動をさらに盛り上げています。

●2:生死不明の二等兵を救出せよ! 巨匠が描く戦争映画超大作!


プライベート・ライアン』は巨匠スティーブン・スピルバーグが
監督を務め、1998年に公開された第二次世界大戦を題材にした大作映画です。

スティーブン・スピルバーグは『シンドラーのリスト』に続いて
アカデミー監督賞を受賞しています。

主演を務めたのは『フィラデルフィア』と『フォレスト・ガンプ/一期一会』で
アカデミー主演男優賞を2年連続で受賞したトム・ハンクスです。

第二次世界大戦中、アメリカ軍はオマハ・ビーチにおける上陸作戦を
ドイツ軍の激しい抵抗で戦死者を出しながらも成功させます。

軍上層部はある日、3人の兄が戦死したライアン家の四男
ジェームズ・フランシス・ライアン二等兵を救出し、
アメリカへ帰還させることを決めます。

ジョン・ミラー大尉はライアン二等兵救出の命令を受け、
自ら選んだ7人の兵士と共に戦地の奥深くへと入っていくのでした。

映画冒頭のオマハ・ビーチの上陸シーンは何度見ても圧倒され、
今まさに自分自身が銃弾飛び交う戦場にいるような錯覚を覚えるほどです。

映画の冒頭とエンディングで映し出される星条旗を目にする度に、
戦場で戦うことの意味とは、アメリカが掲げる自由と正義のために
命を投げ出す意味は何かを深く考えさせられます。

偉大な音楽家ジョン・ウィリアムズが手掛けた音楽は映画と完璧に
融合していて、聴くたびに映画のシーンが目に浮かんできます。

特に映画のオープニングとエンディングで聞こえてくる『戦没者への讃歌』は
荘厳にして重厚、厳粛な気持ちにさせられます。

「戦争の世紀」と呼ばれている20世紀に起きた第二次世界大戦で
命を懸けて戦場で戦った人たちがいたからこそ、
今の自分が住む平和な世界があるのだと思いました。

映画『プライベート・ライアン』はアイルランド系アメリカ人である
ナイランド四兄弟の実話が基になっていて、
興味がある人は調べてみてはいかかでしょうか。

●3:湾岸戦争を初めて題材にしたミステリー仕立ての軍事サスペンス


1991年に勃発した湾岸戦争を初めて題材にした映画が1996年に公開された
戦火の勇気』です。

湾岸戦争に従軍していたナット・サーリング中佐は自らの判断ミスで味方の兵士であるボイラー大尉の命を奪ってしまいます。

暗く悲しい過去を償う機会を与えられず、軍上層部によって過去を
もみ消されたサーリング中佐は名誉勲章受章候補となった
女性兵士カレン・ウォールデン大尉の調査を命じられるのでした。

ウォールデン大尉と軍事行動を共にしていた兵士たちの証言を集めていく
サーリング中佐ですが、兵士たちの証言に食い違いがあることに
気付くのでした。

「ロマンティック・コメディーの女王」と呼ばれるメグ・ライアンが
軍人役を演じてシリアスな一面を見せた作品です。

日本を代表する映画監督である黒澤明が手掛けた『羅生門』を想わせる演出と
張られた伏線が回収される展開が見事です。

初めて鑑賞した時には全く映画の良さがわかりませんでしたが、
時間を経て鑑賞した時には感動の涙が目からあふれてきました。

戦場における勇気とは何か、自身が犯した過ちから目を逸らさずに
受け入れて償うことの大切さを教えてくれる映画です。

●4:核戦争を回避せよ! 若き大統領が未曾有の危機に挑む!


アメリカのみならず世界を核戦争の瀬戸際に追い込んだ「キューバ危機」の
発生から回避までをドキュメンタリータッチで描いた緊迫感に満ちた
実録政治ドラマが2000年に公開された『13デイズ』です。

大統領特別補佐官を演じたケビン・コスナーは1991年公開の映画
JFK』以来9年ぶりにケネディ大統領を題材にした映画に出演し、
製作も務めています。

1962年10月16日、アメリカの隣国で社会主義国家キューバにソ連が
ミサイル基地を建設していること偵察機の写真からあきらかになります。

核兵器が搭載された中距離弾道ミサイルの配備を阻止するために軍部は
武力行使を強く主張しますが、ソ連の報復を招く危険があると
ケネディ大統領は主張し、海上封鎖の決断を下すのでした。

アメリカと世界が核戦争の一歩手前まで追いつめられた「キューバ危機」が
発生した1962年10月16日から回避された10月29日までの緊迫の13日間を
描いています。

若き大統領ケネディが武力攻撃を主張する軍部や老練な政治家と
渡り合いながら未曾有の危機に挑む姿からアメリカのトップに立つ苦悩や
重圧が伝わってきました。

大統領が登場する映画に興味があり、アメリカ政治を勉強していたことも
あるので『13デイズ』はアメリカ政治と大統領について学びたいと
思わせてくれました。

20世紀の歴史の中でアメリカと世界が核戦争に突入していたかもしれない
という事実を突きつけられる映画が『13デイズ』です。

5:20世紀最大のミステリー! 謎多き暗殺事件に社会派監督が迫る!


1978年公開の映画『ミッドナイト・エクスプレス』でアカデミー脚色賞、
1986年公開の映画『プラトーン』と1989年公開の映画『7月4日に生まれて』で
アカデミー監督賞を受賞した鬼才にして社会派監督オリバー・ストーンが
20世紀の歴史の中で未だ多くの謎に包まれているケネディ大統領暗殺事件を
題材にした映画が『JFK』です。

1991年に公開された映画『JFK』は第64回アカデミー賞で作品賞、監督賞、
助演男優賞、脚色賞、作曲賞、録音賞、撮影賞、編集賞の合計8部門に
ノミネートされ、撮影賞と編集賞を受賞しました。

1963年11月22日、アメリカ・テキサス州ダラスでケネディ大統領が暗殺され、
容疑者としてリー・ハーベイ・オズワルドが逮捕されますが、
ナイトクラブの経営者ジャック・ルビーによってオズワルドは
射殺されてしまいます。

ニューオーリンズで地方検事を務めるジム・ギャリソンは独自の視点で
謎が多く残っているケネディ大統領暗殺事件に迫っていきます。

劇場公開では3時間9分、ディレクターズ・カット版は3時間26分という
長い上映時間ですが、時間の長さを感じさせないテンポの良い演出と
ケネディ大統領暗殺の謎に映画を見ている側も迫っていくような感覚に
なりました。

ケビン・コスナー、シシー・スペイセク、ジャック・レモン、
ウォルター・マッソー、ゲイリー・オールドマン、
トミー・リー・ジョーンズ、ジョー・ペシというアカデミー賞受賞者が
出演している豪華な映画です。

6:広大な砂漠を背景に描かれる実在のイギリス人将校の栄光と挫折


1962年に公開された映画『アラビアのロレンス』は第35回アカデミー賞で
作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚色賞、作曲賞、
撮影賞(カラー)、美術賞(カラー)、録音賞、編集賞の合計10部門で
ノミネートされました。

映画『アラビアのロレンス』はアカデミー作品賞、監督賞、作曲賞、録音賞、
美術賞(カラー)、撮影賞(カラー)、編集賞の合計7部門を受賞しました。

オリジナル版は3時間27分、完全版は3時間47分という20世紀の映画の
歴史に残る大作が『アラビアのロレンス』です。

第一次世界大戦中の1916年、イギリス陸軍将校
トーマス・エドワード・ロレンスは敵国ドイツと同盟関係を結ぶトルコに
反乱を起こしつつあるアラブ民族に関する情勢を探るように命令を受けます。

アラビア半島の情勢に精通しているロレンスはトルコの圧政に苦しむ
アラブ民族を率いて独自の奇襲戦を展開し、砂漠の英雄として
祭り上げられていきます。

しかし、ロレンスは自身が軍上層部に利用されていることを知り、
アラブ民族もまた部族間の対立からロレンスを裏切っていくのでした。

映画館の大きいスクリーンで鑑賞することが叶った映画
『アラビアのロレンス』を見ているだけで広大な砂漠の映像に
吸い込まれそうになりました。

実在のイギリス陸軍将校トーマス・エドワード・ロレンスを演じた
アイルランド人俳優ピーター・オトゥールの透き通る瞳と
白いアラブの民族衣装に身を包んだ姿は今でも目に焼き付いています。

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まとめ

20世紀の歴史を学ぶことができる映画の中から厳選した
6作品を紹介してきました。

第一次世界大戦、第二次世界大戦、キューバ危機、ケネディ大統領暗殺、
湾岸戦争と20世紀の歴史に刻まれた出来事が題材になっていて、
深く考えさせられる映画です。

特に湾岸戦争を題材にした映画『戦火の勇気』は当時の
大統領ジョージ・ハバート・ウォーカー・ブッシュが記録映像として登場し、
映画をリアリティあるものにしていました。

『JFK』は未だ数多くの謎に包まれているケネディ大統領暗殺事件の謎に
地方検事の独自の視点で迫っていく緊迫感あふれる映画で、
見ているだけで言い知れぬ恐怖と不安に全身が包まれてしまいました。

紹介した作品の他にも、20世紀の歴史を学べる映画がありますので、
興味がある方は鑑賞してみてはいかがでしょうか。

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