100均グッズでキャンプしよう! ガス缶はどう選ぶ?簡単ポイント3つ

キャンプが好きな人は、みなさんきっと100均グッズの恩恵を受けていると思います。

中でも、1年を通して恩恵を受けるのはガス缶です。

ガス缶といえばCB缶タイプとOD缶タイプがありますが、100均ガスの主流はCB缶です

これがまたとても便利で、安定した火力、安価で手に入りやすい、
余ったら自宅でも使える、などなど買って損は無いはずです。

でもガス缶の種類や値段の違いってあまり考えずに使っていませんか?
実はわたくしはそうでした・・・

この記事では、100均ガスを手に取って選ぶことが出来るように、
知識ポイントを3つに絞ってみました。

簡単に実践できる内容なので、気軽に参考にしてください。


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●100均ガスの中身は? 成分が3種類ある 

*ガス缶の成分3種類と特徴 

・ブタン 氷点下0.5度まで使用可能  
・イソブタン 氷点下10度まで使用可能 
・プロパン 氷点下40度まで使用可能  

基本的には、寒さに対する耐性の違いと考えてください。

通常は火力に違いは無いようですが、
氷点下など気温が低いとガスを押し出すパワーに違いが出ます。

そこから寒冷地では火力に違いが生まれるようです。

実際に100均ショップで手に取って見ると「LPG液化ブタン」と表記されています。

ブタン2種類が混合になっているのですが、
その割合については残念ながら表記がないので後述しますね。

*プロパンが含まれるCB缶

プロパンは、本格的な寒冷地対策となりOD缶タイプが主戦場となるようです。
CB缶では、ほとんど見かけませんが、一つ見つけました。

新富士バーナーガスボンベ パワーガスCB
 プロパン含有量8~12% 

1本500円程度となっています。他にも探したけど
100均ショップで手に入れるのは難しいようです。

氷点下10℃を超える厳しい環境では、OD缶タイプを使用すると
想定した方が良さそうです
ね。

ただし100均では手に入りにくいです。

そして値段も比較的に高いので、
100均キャンプには向いていませんね。

●ガス缶の値段が大きく違うのは、寒さ耐性が違う

CB缶だけでも値段に2~5倍の格差があります。当たり前のように成立していますが、
どこが違うのか探ってみました。

*ブタンとイソブタンの割合を探る

ガス缶にはブタンとイソブタンの割合はあまり表記がありません。
岩谷産業さんの商品ならHPに情報がありましたので、参考にしてください。

・カセットガス:ブタン 70% イソブタン30% 
・カセットガスパワーゴールド:ブタン 30% イソブタン70% 

2種類のガスの割合が解る一例ですね。

*ガスの割合で値段が違う

この商品の値段を比較しました。

・カセットガス 1本250円程度
・カセットガスパワーゴールド 1本450円程度

値段は様々な影響で変ってきますが、
およそイソブタンの割合が増えると値段がUPすると解りました。

イソブタンの方が寒い環境でも火力が安定します。

つまり、値段UP→イソブタンの割合UP→寒さ耐久性UP
となるので、ここでの値段の違いは、寒さ耐性の違いですね。

プロパンが含まれる場合も同じことが言えるようです。

●コンロとガス缶の互換性は大丈夫?違うメーカーでも使えます。

結論から申し上げると、
使えるけど自己責任です。

1995年の阪神淡路大震災の時に、ガスコンロとガス缶の互換性が課題となり、
1998年に企画の統一性が向上したそうです。

*JIA認証とJIS企画がある

互換性の課題をクリアしてくれる基準が2種類あるんです。

・JIA認証 一般財団法人 ガス機器検査協会が定めた基準 ガスの成分を統一
・JIS企画 日本産業標準調査会が定めた基準 コンロとガス缶の形状や大きさを統一

この2種類の基準によって、メーカーの垣根を超えて使用することが可能となっています。
ちなみにガス缶でよく見かけるのはJIA認証です。

*メーカー各社は推奨していません。

規格が統一されてもわずかな違いは残りますよね。

商品開発で試験するときに、他社の商品は試してないので推奨しないそうです。
そのため、キャンプで使用する時は自己責任でお願いします。

100均のガス缶を手に取ったら、まずはJIA認証マークを見ましょう。

これを見ただけでも、「ちゃんと確認した」という自己肯定感を
得られるのではないでしょうか。

いや、ここは最低限の確認なのでお願いします。

●キャンプで使ってみた体験談と注意点

*メーカーの違うバーナーとガス缶を使ってみた

友人と一緒にキャンプに行ったときのことです。
わたくしは5回目で友人は初めてのキャンプでした。

テンション高めで、ガスバーナーを点火→ボワッ!と炎が広い範囲で出現しビビりました。

急いでつまみを回して消火しましたが、速攻でミーティングです。反省会です。

ガスをいきなり大解放した感覚は全くありませんでしたが、
ガス缶とバーナーの互換性は気をつけておりませんでした。

もし消火つまみに指が届かないほど炎が広がって、
ガス缶を熱したらと考えるとビビりました。

テンションは下がりましたが大事故には至らずに良かったです。

教訓として「ガス調整つまみは、火が着かないかなってくらい少しづつ」となりました。

*ホットサンドを焼いてみた

春のキャンプでホットサンドを焼いて食べたら美味しい!

片面で1分、両面で2分程度焼いたら食べられるなんて、
簡単でとてもありがたいと感じました。

冬の氷点下でも同じようにホットサンドを調理しました。
焦げ目がなかなか付かない。両面で5分以上焼いても中身は少しぬるかったです。

たしかに寒かった。私物のほとんどが凍っていました。そんな環境での体験です。
気温、気圧、湿度など環境の影響が大きくあるのだと学びました。

体験から学ぶ事は貴重だと思いますが、危険を伴う場合は体験しない方が良いこともあります。
みなさんは気をつけてくださいね。

他にも注意点があります。

・点火中の炎でガス缶に熱が伝わるかもしれない。長時間の点火は避ける。
・ガス缶を2本並べて同時に点火は、出来る限り止めておく。
・80℃以上に熱すると超絶に危険。40℃以上から避ける。

ガスは危険だとしっかり認識した上で、やっぱり最後は自己責任となりますね。 

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まとめ

100均ガスの知識ポイントを簡単に3つお伝えしました。
・ガスの成分3種類
・値段の違いは寒さ耐性の違い
・コンロやバーナーとの互換性
簡単な内容ですが、これくらいを知ってるだけでも大きく違うと思います。

それにしても100均のガス缶は便利です。

安定した火力、安価で手に入りやすい、余ったら自宅でも使える。

しかし、ガスを使用するからには危険が伴うので、
最低限の知識と自覚を持って使用しましょう。

100均キャンパーのみなさん!明日からは、100均ショップで100均のガス缶を手に取って、
少し考えて選んでください。キャンプを準備と計画から楽しみましょう。

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