飼い猫の歯肉炎ってどういう病気?3つの食事対策と3つの予防法

飼い猫の口臭が気になる、大好きなごはんをあまり食べてくれない、
歯茎が腫れている気がする、など不安を抱えていませんか?

その症状は歯肉炎の疑いがあります。

猫の歯肉炎は、歯の周りの粘膜に炎症を起こします。

軽い場合は赤くなっているだけですが、
重症になると出血し痛みがひどくなります。

猫の口は過敏なので、少しでも炎症がおこると、ごはんを、
いつものように食べなくなり、動きが鈍感に。

本記事では
飼い猫が罹る歯肉炎はどういう病気?
飼い猫が歯肉炎の時の3つの食事対策
飼い猫を歯肉炎にしない3つの予防法

以上についてお伝えします。

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●飼い猫が罹る歯肉炎はどういう病気?

*飼い猫の歯肉炎の原因は?

歯垢が溜まり歯茎が腫れ、赤くなり、頻繁に出血するという症状が現れます。

歯垢(プラーク)は、歯と歯の隙間に付着した雑菌が増殖して、
かたまったものです。

菌が増殖すると歯根や歯茎の下まで進み、歯肉炎をひき起こします。

さらに、猫の口のなかの衛生状態や免疫力などにより、
病状が変わってきます。

猫の歯肉炎のなかには、
感染症により発症する歯肉炎もあります。

*飼い猫の歯肉炎の症状は?

歯肉炎は下記のような症状があります。

・歯肉が赤く腫れる
・口の痛みがある
・口臭がひどくなる
・よだれの量が多くなる
・口や顔に触られるのを嫌がる
・食事中、片側だけで食べている
・食事の量が減る

猫の歯肉炎の症状で多いのは、食事の量が減ることです。

食欲はあるのですが、口が痛くて食べるのをやめてしまう。

痛みを我慢して、動かないことが多くなります。
おかしいと思ったら、早い段階で動物病院へ連れて行きましょう。

*飼い猫の歯肉炎の治療方法は?

猫の歯肉炎の治療方法は、病状や原因によって違ってきます。
付着した歯垢と歯石は、全身麻酔で除去。

また、病状が進行し重症化した時は、
抗生物質の投与や抜歯して損傷した組織の手術などを行います。

全身疾患や感染症が歯肉炎の原因である場合は、
その根本原因について対処が必要です。

●飼い猫が歯肉炎の時の3つの食事対策

飼い猫は歯肉炎で口のなかが腫れて痛むので、
食欲が激減してしまいます。

硬いものは、お湯などでやわらかくふやかして食べさせましょう。

また、ゆでてやわらかくした野菜や、
細かく刻んで食べやすくした魚や肉など食事の工夫は大切ですね。

食べることができずに、
免疫力が落ちて他の病気になってしまってはたいへんです。

食事はおいしく、
しっかり食べれるようなごはんを探してあげましょう。

*食事1 流動食タイプ

猫は歯肉炎で口の中が腫れて痛むため、
口を開けることさえ難しくなります。

そんな状態の飼い猫には、
流動食タイプが好ましいと考えられるでしょう。

口をそんなに大きく開けなくても食べることができるので、
猫が歯肉炎にかかっている場合の栄養補給に適しています。

*食事2 水に溶かして食べるタイプ

キャットフードを選んでも、猫にはそれぞれ嗜好があり、困難です。

その点 栄養価の高い粉末の水に溶かすだけのタイプは、
くせがないので、歯肉炎などの病状がある猫の栄養補給に適しています。

*食事3 栄養を多く摂取できるタイプ

歯肉炎の病状が軽い場合、ごはん代わりに高栄養価のキャットフードを与えて、
体力をつけてみては。

栄養バランスの良いキャットフードがおすすめです。

症状の改善が見られず、食事を全く食べない時は、
早いうちにかかりつけの動物病院へ連れて行きましょう。

●飼い猫を歯肉炎にしない3つの予防法

*予防1 歯磨き

歯磨きは、飼い猫の歯肉炎の原因となる歯垢の予防に効果的です。

また、日頃から飼い猫の歯磨きをしていれば、
口のなかの異常も見つけられます。

飼い猫を歯肉炎にしないためにも子猫のころから歯磨きを習慣づけましょう。

最近は、歯磨き粉も舐めるだけのものや、
猫の好きな味がついているものなど様々なものがあります。

*予防2 ワクチン接種

ウイルス感染症は猫の歯肉炎の原因に。
ワクチンで予防をすることで歯肉炎のリスクも軽減できます。

猫が歯肉炎を起こしやすいウイルスは以下のウイルスです。

猫カリシウイルス
猫白血病ウイルス
猫免疫不全ウイルス、
猫ヘルペスウイルス

うちの猫は5種混合ワクチンと猫免疫不全ウイルスを接種しています。

猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス、
猫汎白血球減少症、猫白血病ウイルス、猫クラミジア感染症が、
5種混合ワクチンです。

愛猫の健康を護るには、ワクチン接種は必要な手段といえます。

*予防3 健康診断

口の中のなかはチェックをするのが難しい場所だからこそ、
専門家である獣医師さんに診てもらうのが一番ですよね。

1年に最低1回は動物病院で獣医師さんに飼い猫の健康診断も含め、
お口の中もチェックしてもらいましょう。

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●まとめ

この記事では、
飼い猫が罹る歯肉炎はどういう病気?
飼い猫が歯肉炎の時の3つの食事対策
飼い猫を歯肉炎にしない3つの予防法
についてお伝えしました。

歯肉炎は、発症すると飼い猫の口臭が気になり、
毎日の原動力であるごはんを食べなくなります。

症状が軽ければ、動物病院で歯垢や歯石を取り除くだけでよくなりますが、
重症の場合は手術が必要です。

可愛い飼い猫が歯肉炎で苦痛な思いをするのは、
飼い主さんにとってはつらいですし、費用も多くかかります。

毎日の歯磨きは、雑菌が増殖してかたまる歯垢や歯石の量を
軽減するばかりでなく、飼い猫のお口のなかの異常も見つけることができます。

ワクチン接種も含め、毎日の歯磨きや年に一度の健康診断は、
飼い猫を歯肉炎から護るために必要だと考えられます。

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