電子ピアノの88鍵盤を選ぶならヤマハがおすすめ。
本格的なグランドピアノやアップライトピアノは価格的に購入が難しく、
設置する場所がないという方でも、電子ピアノなら手頃な価格で購入でき、
大きさも比較的コンパクトなので持ち運びできるものもあります。
その中でも楽器メーカーで有名なヤマハの電子ピアノを紹介します。
電子ピアノにもかかわらず本物のピアノさながらの音色とタッチを再現しており、
しっかりと88鍵盤を備えているので、手軽に本格的な弾き心地を体験できます。
ヤマハの電子ピアノには3つのシリーズがあるので
それぞれの特徴や機能、おおよその価格を説明していきます。
●Pシリーズ
Pシリーズはヤマハの電子ピアノの中でもコンパクトでスリムな卓上型なので、
好きな場所で気軽に弾くことができます。
コンパクトなのにもかかわらず生ピアノと同じ88鍵盤あり、
音数の多い曲やペダルを使う曲を弾いても音が途切れることがなく、
アコースティックピアノやグランドピアノのような本格的な音を再現してくれます。
光る鍵盤でナビゲーションしてくれて、楽譜が読めなくてもすぐに弾ける機能が付いたものもあります。
本体と一緒にスタンドや椅子、ヘッドホンをセットにすることもできます
価格は5万円台~20万円台と幅広く用意されています。
スタジオやライブに持ち運びして使用したい方や、
限られたスペースで使いたい方に向いています。
●アリウス
アリウスはヤマハの優れた技術を結集して作られた88鍵盤電子ピアノです。
据え置き型なので持ち運びでの使用はできませんが、
重さがある分どんな曲でも安定して弾くことができます。
スリムでスタイリッシュなので部屋のインテリアにも合わせやすいです。
鍵盤は樹脂製なので木製鍵盤より軽く感じます。
しかしながら、生ピアノの感覚で弾けるように、グレートハンマー機能が搭載されており、
低音部では重く、高音部では軽くなるように音域によってタッチ感に変化を感じることもできます。
6種類~10種類の音色が搭載されており、メロノーム機能も付いています。
録音機能が付いているので自分で弾いた曲を録音して聞き直すことができます。
ヘッドホンがセットになっているものもあるので、夜間などに弾く時に便利です。
価格は9万円台~15万円台と、据え置き型電子ピアノでは最も安いシリーズになります。
据え置き型で使用したい方や趣味やレッスンに役立てたい方に向いています。
●クラビノーバ
クラビノーバはヤマハではロングセラーの88鍵盤電子ピアノです。
こちらも据え置き型になります。
グランドピアノと同じ弾き心地を感じられるタッチと高品位の音色が特徴です。
鍵盤の材質には樹脂製のものと木製のものがあります。
特に木製鍵盤は本物のグランドピアノのように、弾いた時に重みを感じることができます。
音色は管楽器、ストリングス、コーラス、パーカッションなど、多彩に搭載されています。
アリウスシリーズと同様に録音機能が付いており、ヘッドホンもセットにできます。
価格は17万円台~50万円台と少し高額になります。
趣味としてはもちろんのこと、生活の場で生ピアノを弾く機会がある方には、
クラビノーバでの練習がモチベーションを上げてくれるでしょう。
まとめ
ヤマハの88鍵盤の電子ピアノには3つのシリーズがあります。
場所を選ばず手軽に持ち運びして使用したい方にはコンパクトで種類が豊富なPシリーズが良いと思います。
予算を抑えつつも据え置き型で本格的なピアノのタッチを味わいたい、
そしてインテリアに合わせてコンパクトな電子ピアノを選びたいという方には
アリウスシリーズが向いているのではないかと思います。
本物のピアノの感覚で弾きたいという方には、細部にまでこだわったクラビノーバシリーズが良いと思います。
私が使用している電子ピアノはヤマハのアリウスシリーズです(型番YDP-161)。
趣味として弾くために約9万円で購入しました。
付属されている物や機能としては、ピアノ椅子、3つのペダル、グレートハンマー機能、最大同時発音数128、
内蔵曲10曲、録音機能、10種類の音色、メトロノーム機能、ヘッドホンなどで、申し分ないほど充分な機能が備わっているので、ストレスなく弾くことができます。
どのシリーズも、ヤマハの優れた技術を駆使した素晴らしい電子ピアノなので、自分の使用目的に合ったピアノを選ぶ際の参考になればと思います。