都市伝説 きさらぎ駅で下車しないでください！なぜならそこは・・・。
zaku0909異世界へようこそ。
あなたは「きさらぎ駅」をご存知ですか？
それは、実在しない架空の駅に一人の女性が迷い込んでしまったという体験談。
匿名掲示板2ちゃんねる（現5ちゃんねる）にリアルタイムで投稿されたことで
話題になった都市伝説です。
近年で映画化もされましたね。
検索するとおわかりのとおり「鬼」と書いて「きさらぎ」と読むようです。
この都市伝説に鬼は出てきませんが、
聞いただけで背筋が寒くなりませんか？
読み進めていただくと、きさらぎ駅で下車はしないほうがいい理由が
見つかると思います。
最後までお付き合いください。
●【都市伝説】きさらぎ駅とは？
この都市伝説は、2004年1月8日23時14分、2ちゃんねるの実況型スレッドに
「はすみ」さんと名乗る女性の投稿から話は始まります。
「いつも通勤で使っている電車で帰宅途中だが、なかなか次の駅に着かない。」という相談でした。
新浜松駅を出発した電車。（のちに静岡県内の私鉄であることが明かされます。）
通常は5分もすれば次の駅に着くくらいのローカル線なのに、
20分経っても着かない。
乗り間違えたのかもしれないと確認をしますが、間違いではなさそうです。
車内を見渡すと、他の乗客はみんな寝ています。
車掌さんに問い合わせてみようといちばん端の車両に移動しますが、
車掌室の窓は目隠しががされておりノックしても反応がありません。
様子がおかしい・・・。
やがて窓の外を見ると普段ないはずのトンネルを抜けて、
その先にある駅に停車しました。
見たことも聞いたこともない無人駅「きさらぎ駅」。
ネット民から引き止める声が上がるなか、
0時29分頃はすみさんは降りてしまいます。
来た電車とは逆の電車に乗ろうと時刻表を探しますがどこにも見当たりません。
そうこうしている間に、乗ってきた電車は発車してしまいました。
助けを求めるために駅から出ると、
そこは山と草原が広がっているだけの何もない場所でした。
●【都市伝説】あなたはきさらぎ駅で降りる？降りない？
深夜の無人駅にとり残されたはすみさん。
ネット民たちがこぞってきさらぎ駅を検索しますが出てきません。
自宅に電話して迎えに来てくれるよう頼んだ両親も
きさらぎ駅の場所がわかりません。
警察にも助けを求めましたが、いたずらだと怒られてしまいます。
不安と恐怖に押しつぶされそうになりながらも、
真っ暗な線路をたどって帰ることにしました。
「駅に戻ったほうがいい」と引き止めるネット民。
しかし、精神的に追いつめられていたはすみさんは、
怖くて後ろを振り返ることができません。
不気味な太鼓と鈴の音がかすかに聞こえてきます。
すると「おーい、危ないから線路の上は歩いちゃダメだよ。」と、
後ろの方で叫ぶ声が。
駅員さんかと思い振り返ると、
10メートルくらい先に片足のないおじいさんが立っています。
が、すぐに消えてしまいました。
不気味な太鼓と鈴の音はだんだん近づいてきます。
怖くて動けなくなってしまったはすみさんでしたが、
なんとか頑張って伊佐貫（いさぬき）トンネルまで辿り着きます。
（「伊佐貫トンネル」も実在していません。）
●【都市伝説】女性はいったいどうなるのか？
3時10分、はすみさんはトンネルから出たところで一人の男性に遭遇します。
親切に近くの駅まで車で送ってくれるようです。
現在地を聞くと「比奈（ひな）」という場所でした。
「本当に親切なのか？」
「ヤバいよその人！なんでこんな時間に線路付近にいるんだ？」
「車から降りろ！」
ネット民たちの声が飛び交いますが、
はすみさんは男性の車に乗ってしまいます。
近くの駅まで送ってくれるはずなのに、どんどん山のほうに向かう車。
徐々に無口になり、わけのわからない独り言をつぶやき始めた男性。
やはり様子がおかしい。
携帯のバッテリーも残りわずか。
はすみさんは隙を見て逃げようと考えます。
そして、3時44分「いざという時のために、一応これで最後の書き込みにします。」という投稿を残し、以降はすみさんがスレッドに現れることはありませんでした。
いかがでしたでしょうか。
なんとも恐ろしくて不可解な都市伝説でしたね。
ちなみに、はすみさんが男性と遭遇した場所「比奈（ひな）」は、
静岡県内に実在する地名です。
新浜松から比奈までの距離は約130km。
きさらぎ駅から戻ってくる途中で男性と出会った場所が比奈だったわけですから、実際にはすみさんは130㎞以上電車で進んでいたことになります。
はすみさんが体験した新浜松からきさらぎ駅までの時間は、
スレッドにリアルタイムで投稿された時間の経過とは明らかな
乖離があるように思えたのは筆者だけでしょうか。
まとめ
どこで時空を越えてしまったのか。
電車ごと異世界に瞬間移動してしまったのか・・・。
あなたが乗ったその電車は大丈夫ですか？
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