良作有名人ゲーム さんまの名探偵 さんまの助手として難事件を解決せよ!

ファーファッファッファ

特徴的な引き笑いでお茶の間を連れ笑いさせ、
類まれなるトークスキルで数々の芸能人と笑いを届け続ける「明石家さんま

その明石家さんまが探偵となって推理ゲームに登場!

いわゆる有名人キャラゲーとはとても思えない良作を紹介する。

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さんまの名探偵とは

1987年4月2日にナムコからファミコン向けに発売された、アドベンチャーゲーム。
主人公は探偵さんまではなくさんまの助手として事件を解決していくこととなる。
実在の芸能人が多く実名で登場していることでも話題となった。

吉本社長のパーティー最中、金庫室で桂文珍が殺害された。
それだけではなく金庫室から「アフリカの星」というダイヤも盗まれていた。

探偵さんまとプレイヤーはこの事件の真相を解き明かす。
というのがこのゲームの冒頭となっている。

さんまの名探偵のシステム

本作はアドベンチャーゲームとなっており、マップ画面での「移動」と捜査画面での捜査コマンド、
「呼ぶ」「聞く」「捜査」「証拠品」「捜査メモ」さらに行動をさんまに任せる「さんま」や、文字の如くキャラクターを「どつく」コマンドが存在する。

他にも「食べる・飲む」といったコマンドも存在し、できることの多さも今作を良作たらしめている要素といえる。
コマンド「さんま」と「どつく」については下記に詳細を記載。

・「さんま」・・・捜査が難しくなってきた場合に「さんま」に考えてもらうことができる。状況を好転させる発言もあるので重要な要素

・「どつく」・・・相手を文字通りどつく。基本的にはさんまが止めに入るが、どつける相手も存在する。

ゲームをしていると各所でミニゲームが発生。
落下物を避けて画面端に逃げたり、連打したり、タイミングよくボタンを押したりなど
ただ捜査をしていくだけではなく若干のアクションも盛り込まれるのが非常に面白い。

理不尽だったり、高難易度だったりといった事もなく
あくまでもスパイスとして発揮しているところも良作の一端を担っている。

このゲームにはバッドエンドがあり、ミニゲームで失敗してしまったり、
間違った選択肢を選んでしまうとバッドエンドになってしまう。
コミカルな結末もあったりするので、是非見てみてほしい。

さんまの名探偵の特色

本作には多くの芸能人が実名で登場する。

・明石家さんま
・桂文珍
・今いくよ・くるよ
・太平サブロー
・太平シロー
・島田紳助
・オール阪神・巨人
・横山やすし
・西川のりお

正直、今となってはかなり昔のゲームになるので知らない人も多いかと思うのだが、
吉本」の大物たちがずらっと並んでいる。

もちろんキャラの特徴も現実とリンクしており、ニヤニヤするさんま、食べ物につられるくるよ、
常に怒り顔の横山やすしとまるで「吉本新喜劇」のような展開の数々にファンもさぞ楽しんだことだろう。

このゲームにはお笑いへのリスペクトや吉本へのリスペクトが多く見られる。
コマンドの「どつく」は当時はやっていた「どつき漫才」を取り入れたもので暴力というよりはあくまで「漫才」でっせ。といった感覚。

当時のTV番組ではお色気要素が多かったこともあってか、セクシーなサービスショットがあったり
一部のバッドエンドはまるで吉本新喜劇の一幕を見ているかのような演出が用意されていたりなど、
当時の雰囲気を感じ取ることができる。

良作たる所以 

本作は有名人のキャラゲーというにはあまりに出来が良く、高評価が多い。

多くの有名人が登場するのも魅力の1つではあるが、
それ以上にシステム面演出などが非常に優秀なのである。

まず、非常にプレイがしやすく子供でも快適にプレイができることが挙げられる。

重要な箇所は目立つようになっているし、捜査が行き詰ってもヒントが貰えるミニゲームがあるので
詰んだというような状況にはまずならないだろう。

次に演出。

登場するキャラクターたちは現実の人物たちの特徴を良く反映できているし、
アニメーションで口が動いたりとファミコンのゲームにしては非常につくりが細かい。

そしてお笑い要素。

事件自体は殺人事件と内容的には重い印象ではあるが、そんな状況とはおかまいなしにコミカルなお笑いが数々披露されたり、
お色気シーンがあったりとシビアな状況とは裏腹に
明るい展開の数々で幅広い層にウケを獲得出来たのだろう。

賛否のある部分はいくつかありはするが、それもBGMがちょっと不気味であったり、
桂文珍の殺害されるシーンがショッキングだったりといった、

システムが不評というよりは「ちょっと残念かも」くらいのもので
良作であることに変わりはなく、非常に良い出来となっているのだ。

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おわりに

このゲームは古いファミコンゲームで、いくら「有名人」とか「良作」と言ったところで
とっつきづらい印象はあるかもしれない。

ただ、お笑いが好きであれば面白いと思ってもらえるシーンは絶対にあると思うし、
意外と硬派で骨太な捜査パートもゲーマーには刺さるのではないかと思う。

なにより今でも活躍されている「明石家さんま」の登場するゲームという
大きすぎるネームバリューで気になった方もいるはずだ。

現在、実機以外でプレイすることは難しい本作ではあるが、
実名の有名人が出る良作ゲームという数少ないジャンルを楽しんでもらい

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