管楽器を奏する人にとってコンクールとは何か。 成長と学びを考える。

管楽器に限らず楽器奏者にとってコンクールとは
審査をされるというネガティブな感情がともなうもの」という言葉があります。

にも関わらず、色々な管楽器で構成されている吹奏楽、
なぜ学校の吹奏楽部はコンクール出場をするのでしょう。

管楽器って何歳くらいから始めるの?

コンクールってどんな練習するの?みんなと合わせて練習するだけじゃダメなの?

管楽器とピアノやヴァイオリン奏者の練習方法の違いからコンクールとの
関わり方の違いを徹底的に比較検証していきたいと思います。

読み進めそう頂きますと管楽器奏者にとってのコンクールの意味から管楽器の魅力、
コンクールにかける思いまでご理解頂けると思いますので、
ぜひ最後までお付き合いをよろしくお願い致します。

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⚫️管楽器、どうして始めたの?

管楽器というものに触れるきっかけは、学校の部活動「吹奏楽部」だという奏者は
多いのではないとでしょうか?

これは管楽器が10歳くらいがスタート年齢だという事が大きな理由になるかと思います。

管楽器は自分の吐く息で音を作る為、
身体が出来上がっていない幼児には負担が大き過ぎるからです。

始める時期と始める場所の違い、この2つは他のピアノやヴァイオリンという幼児期からの
お稽古事で始めた人たちと日々の練習はもちろん、
コンクールへの関わり方が全く違うものになるともいえるのです。

⚫️毎日の練習はどうやってる?

ピアノやヴァイオリンは大体1週間に1度先生のもとに通いレッスンを受け、
残りの1週間で次のレッスンに向けて自宅練習を重ねます。

その際、母親と一緒に自宅練習をやっていたという方も多いのではないでしょうか。

一般的に幼児期からコンクールでの受賞歴をもつ方は、
親が熱心に練習を見ていたという方が多いようです。

タレントの神田うのさんもかなり熱心に娘さんのヴァイオリンの練習を
サポートしていると公言されています。

もちろんそれだけで受賞できるほどコンクールは簡単なものではありませんが、
上達には家庭でのサポートは大きな割合を占めるようです。

それに対して吹奏楽部では、放課後に先輩と友達と練習します。

教えてくれるのは先生ではなく先輩です。

時にはOBが来て教えてくれる事もあるでしょう。

顧問の先生が全ての楽器を出来るわけではないでしょうし、
中には先生は楽器未経験者という事もありえます。

ピアノやヴァイオリンに比べると練習のやり方はかなりカジュアルです。

⚫️吹奏楽部は夏が熱い

吹奏楽部にとっての大イベントは、「全日本吹奏楽コンクール」でしょう。

夏休みが始まると同時に開催される地区大会に向け、
また強豪校ならばその先にある都道府県大会、支部大会、
更には10月開催の全国大会を見据えて練習を重ねます。

大きなコンクール会場で伸びやかな音を響かせる為に運動場等の外でのロングトーン。

パートリーダーのもとで行われる各楽器ごとのパート練習。
そして、全体バランスをみながらの合奏etc。

管楽器は自分の吐く息が音になる楽器です。

その為、なかなか体力を必要とされます。
これが大きな楽器であるならば尚更、体力勝負ともいえます。

暑い夏、熱い熱い練習が毎日続くのです。

⚫️管楽器奏者はどんな人?

管楽器は自分の体内から出した息が音色になります。そんな管楽器の特性から明るく、
はっきりと物事を言う方も多いようです。

聞く人を魅了するような伸びやかな音色を目指し、
コンクールという試練を通して場を盛り上げる気配りとコミュニケーション力も高められていくきます。

このことから、管楽器奏者は気配り上手な協調性豊かでコミュニケーション能力が
高い方が多いように思われます。

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⚫️まとめ

大人数でコンクールに挑戦しなければならない管楽器奏者にとって、
周りとのコミュニケーションが必要不可決。

もちろんソロで奏される事も多々ありますが、
色々な楽器が集まって楽曲を仕上げていくという管楽器を長く続けていく人は、
気配りが出来る人が多いようです。 

最初から気配り上手でなくても、毎日の練習やコンクールという試練を乗り越えることによって
培われていくのかもしれませんね。

管楽器奏者にとってコンクール出場を重ねるということは、
テクニックもだけではなく人間性も成長させる、
「審査されるというネガティブな感情」を遥かに超える事ができる素晴らしいものなのです。

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