珠玉の推理小説!国内外のおすすめの5冊【2020年版】

2020年はどういう年だったのか、この時代を生きる私たちにとって、
忘れられない年になったかもしれません。

新型コロナウイルスです。日本でも2020年4月に緊急事態宣言が発動され、
我が家の近くの書店もやむなく休業となりました。

行きつけのカフェやレストランだけでなく、
東京都内の大きな百貨店も軒並み休業でした。

会社は自宅で仕事をするリモートワークへ移行し、
学校がオンライン授業となったことも記憶に新しいですね。

こんな世界がくるなんて、夢にも思いませんでした。

そんな中、本を読むことが救いになった人も多いのではないでしょうか。

特に推理小説なんかは、一瞬にして別世界に誘ってくれ、
読者を夢中にさせてくれたはずです。

忘れがたい2020年、どんな推理小説が人気だったのでしょうか。
国内外のおすすめの5冊を、一緒にみていきましょう。

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⚫︎おすすめ推理小説、2020年国内編!

*阿津川辰海『透明人間は密室に潜む』(光文社)


表題作『透明人間は密室に潜む』は、透明人間の犯罪を描く推理小説です。

その他に、裁判官とアイドルオタクの法廷ミステリなど、
奇想天外な設定でバラエティに富んだ4つの短編集になっています。
高密度推理小説は、読めば誰もがファンになってしまうはずです。

*五十嵐律人『法廷遊戯』(講談社)


『法廷遊戯』は五十嵐律人のデビュー作にして、
第62回メフィスト賞を受賞した作品です。

法律家を目指す久我清義と織本美鈴。

二人の過去を告発する手紙をきっかけに事件が起こります。
プロットを作らない作者らしい、どんでん返し、その結末に驚くことでしょう。

法律用語がたくさん出てくる、
本格派リーガルミステリです。

*大山誠一郎『ワトソン力』(光文社)


『ワトソン力』の主人公である和戸宋志は特に手柄もないのに、
どういうわけか警視庁捜査一課に所属しています。

和戸のそばにいると、
なぜか人の推理力が上がるという「ワトソン力」。

面白い設定ですね。
気軽に本格ミステリが味わえる一冊となっています。

⚫︎おすすめ推理小説、2020年海外編!

*ディーリア・オーエンズ『ザリガニの鳴くところ』


ノース・カロライナ州で男性の死体が発見されました。

人々は「湿地の少女」と呼ばれる、カイアに疑いの目を向けます。
物語は少女の目線で綴られていきます。

推理小説ではありますが、貧困、孤独、差別といったテーマを扱っています。
描写が美しく、文芸的な感動が味わえる、
アメリカでも話題になった作品です。

*アンソニー・ホロヴィッツ『その裁きは死』(創元推理文庫)


『その裁きは死』はイギリスを代表する作家アンソニー・ホロヴィッツによる
古き良き、犯人当ての推理小説です。

年末ミステリランキングも完全制覇しています。
実直さが評判の弁護士が殺害されました。

現場の壁に乱暴にペンキで描かれた“182”という謎の数字。

殺害前に残した奇妙な言葉。
伏線を綺麗に回収していき、ページをめくる手が止められないことでしょう。

正統派の傑作推理小説です。

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⚫︎まとめ

2020年のおすすめ推理小説をご紹介してきました。
日本の推理小説は『透明人間は密室に潜む』『法廷遊戯』『ワトソン力』の3冊を
ご紹介いたしました。

特殊な設定の推理小説が多い印象ですね。

現実から離れ、ひと時の楽しみを与えてくれそうです。

海外のおすすめの推理小説は2冊。

文芸作品として楽しめる『ザリガニの鳴くところ』、
推理小説の王道『その裁きは死』でした。

どちらも読み応えのある、各所で話題にもなった、素晴らしい作品です。

2020年は、私たちのとって特別な年になりました。ほとんどの人が自宅で過ごしていたのではないでしょうか。きっと推理小説が、そんな窮屈な状況から救ってくれたのでしょうね。推理小説はもちろんのこと、小説は別世界に連れて行ってくれますね。時にワクワクと、時に悲しみを、時に感動を。どれか1冊でも気になる推理小説があれば、幸いです。

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