猫の8か月の体重、どれぐらい?気を付けることはある?

猫の8か月というと、子猫と成猫の中間地点となり、
栄養価の高い子猫用のフードから成猫用のフードに変え
体重管理にも気をつける時期にさしかかるころです。

生まれたばかりの猫はミルクを与えますが、
徐々に子猫用の栄養価の高いふやかしたドライフードや離乳食に移行し、
やがて成猫用のドライフードへと、
猫の成長に合わせて段階的に変えていく必要があります。

去勢・避妊手術をする猫にとっては、ちょうど手術を終えて
ホルモンバランスの変化により体重が増加する時期でもあるので、
8か月目でどのような体重変化が起こるのかみていきましょう。

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【1.生後8か月の平均体重はどれぐらい?】

猫の成長は人間よりも早く、猫の8か月というと人間の年齢に換算した場合
12歳程度といわれています。

個体差はありますが、このころには成長期も終わりにさしかかり、
子猫の体つきから成猫の体つきになる猫が多いとされています。

体重については、猫種や性別などの個体差や生活環境、
また猫の成長スピードにより違いはありますが、
8か月では成猫の体重の80%ほどになり、平均体重は3kg~3.5kg前後が一般的です。

1歳の体重を目安とする成猫の平均体重が3kg~6kg前後なので、
これと比べるとまだ少し小さいことがわかります。

成猫になる前の段階といえるでしょう。

【2. どんな体重の変化があるの?】

8か月になるとオス猫もメス猫も体が成熟しはじめてきます。

つまり子孫を残すことができるようになります。

それにより、前述したとおり成猫に近い体重に変化してきます。

この時期に去勢・避妊手術をおこなった場合は、
ホルモンバランスの変化も加わり体重が増加しやすくなります。

メスの避妊手術の場合は卵巣のみ、または卵巣と子宮の両方ともを取り出します。

エストロゲンという脂肪の代謝を高めたり食欲を抑えたりする
性ホルモンの分泌をおこなう場所を取り除くため、
食欲が増したり脂肪がつきやすくなります。

それにより、体重が増加しやすくなります。

また、オス猫の去勢手術の場合は、睾丸を取り出します。

これにより、テストステロンという男性ホルモンの分泌量が減り、
狩りをする本能やメス猫を探す行為という本能が弱まり、
エネルギー消費も減ります。

それに加えてメス猫と同様に食欲も増すため、
太りやすくなるといわれています。

【3. フードはどんなものを与えるのがベスト?運動は?】

8か月の猫の体重は与えるフードの量や運動量が大きくかかわってくるので、
飼い主さんが管理してあげることが重要です。

ではまず、フードについてお話しします。

フードは徐々に成猫用のフードを1日2~3回程度に分けて
与えるのがよいでしょう。

体調や体重管理のためにも、置き餌はなるべく控え、
15分~30分経っても食べない場合は、猫の様子をみて
食器を下げてしまうのも方法のひとつです。

また、去勢・避妊手術をした場合は、ホルモンバランスにより
体重増加になりやすいので、成猫用のフードの中でも去勢・避妊手術後用のものを
与えるのがよいでしょう。

量については猫の体重や、去勢・避妊の有無、室内飼いかそうでないかによっても
変わってくるので、フードパッケージに記載の目安量や動物病院で
指示があればその量にしたがって与えてください。

計算方法もありますが、ここでは割愛します。

つぎに8か月の猫の体重管理における運動量についてです。

長毛種か短毛種か、また個体差により変わりますが
1日にだいたい20分程度がよいとされています。

ですがこれはあくまで目安であり、
1人で遊ぶ猫もいれば、飼い主さんと遊ぶのが好きな猫もいるので、
愛猫の様子や体調をみて飼い主さんが遊び方や時間は調整してあげてください。

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【おわりに】

猫の8か月は、子猫から成猫になる直前の若年期であり、
最後の成長期といった大切な時期でもあります。

猫によって体重増加のスピードはさまざまですが、
飼い主さんが栄養バランスをみて適正な量のフードを与えてあげること、
また室内飼いであれば適度な運動をさせてあげることを心がけてください。

また、太りすぎや痩せすぎなど心配な場合は
すぐに動物病院に愛猫をつれていってあげてください。

愛猫を守れるのは飼い主さんだけです。

これから成猫になるこの時期、体重の変化を気を付けてみてあげて、
愛猫との生活を楽しんでください。

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