猫の毛球症ってどんな病気? 放っていませんか いつもの毛玉吐き

猫はよく吐く動物です。毛づくろいで飲み込んでしまった毛玉や、
食道の構造上フードもよく吐きます

吐く頻度にもよりますが、あまりにも回数が多かったり、
元気がない、食欲がないなどの症状があれば何らかの異常の可能性があるので
すぐに動物病院を受診しましょう。

今回は自宅の猫がよく吐いている、または吐こうとしているのに何も出ない。
もしかして病気かな?と思ったときに毛球症という病気について知っていてもらいたいと思い、
お話ししていきます。

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・毛球症って何?

猫が吐いたときに毛玉が入っているのを見たことがあると思います。

猫の舌はザラザラとしていてグルーミングで舌に絡まった毛を飲み込んでしまいます。

通常は、その毛を吐き出す、便と一緒に排出することで、
体外へ出しますが、どちらもできず、消化器官に毛玉となって残ってしまうのが毛球症です。

・毛球症の症状

一番気づきやすい症状としては嘔吐ですが、毛玉を一度吐いたからといって、
慌てて「毛球症だ!」ということではありません。

獣医によっては、この一度でも毛球症だと言われる先生もいるようですが、
毛球症の怖さはここではありません。

毛玉を吐き出しているときはいいのですが、吐く仕草はするものの何も出ない、
胃液のみを吐く行動を繰り返して、食欲不振元気がなくなります。

そしてその毛玉が腸へ到達してしまうと腸閉塞を起こしてしまいます。

腸閉塞になると一刻を争います。お腹を触ると痛がる、
ぐったりしているなどの症状がある場合はすぐに病院を受診しましょう。

・毛球症の原因

毛玉が排出できない毛球症になってしまう原因としてはストレス、
過度なグルーミング、腸の異常
があります。

ストレスが溜まるとグルーミングの頻度が増えます。
そして、長毛の猫は普段のグルーミングでも毛球症になる確率が上がります。

・毛球症の予防方法

毛球症の予防として一番有効なのはブラッシングです。

毎日3分以上のブラッシングをしましょう。

小さいころからブラッシングの癖をつけておかなければ、
急にブラシを向けられても怖がる子もいます。

毎日少しずつブラシに慣らし優しくブラッシングしてあげてください。

ブラッシングを毎日していてもストレスや、
緊張などがあると抜け毛が増えることがあります。

ブラッシングがストレスになったり他の環境でも
ストレスを与えないよう環境の整備もとても大切です。

キャットフードにも毛玉ケアと書かれているものを見ることも多いと思います。

フードを毛玉ケア用に変えることでも毛球症の予防になります。
毛玉ケアフードは便と一緒に排出するのを調整できるように助けてくれます。

そして猫草も毛球症に有効です。

猫草は毛玉を吐き出しやすくなるように刺激してくれます。

ただ、猫草を食べると嘔吐が多くなるので
掃除が大変になります。

ブラッシングとその他2つの方法を組み合わせて毛球症の症状対策を取りましょう。

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・まとめ

毛球症は獣医によっては毛玉を吐いただけで毛球症といわれることもありますが、
注意しなけばいけないのはその後です。

猫は確かによく吐く動物です。

私は多頭飼育をしているので、あちこちで吐く子がいると掃除に追われます。

そんな日常に慣れてしまうと、またか。

と思ってしまいがちですが、それで済ますのではなく、
その後の体調、食欲、トイレなどしっかり観察し、異変を見逃さないようにしましょう。

毛球症はひどくなると、外科的手術が必要になり、猫にも大きな負担になります。

予防法のブラッシングは猫との大切なスキンシップ、
コミュニケーションになります。

毛並みのためのブラッシングだけではなく皮膚の状態、
しこりなどのほかの病気の発見、肥満などの気付きなど、いいことばかりです。

短毛の子も長毛の子も毎日のブラッシングで病気を予防し、毛球症悪化を防ぎましょう。

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