猫が水をよく飲むのは病気のサイン! 早期発見のために知っておくべきこと

最近水の減りが早いや、猫が水を飲んでいる姿を頻繁にみるようになったと思ったら、
それは何かの病気のサインかもしれません。

少し気にかけてみるだけで病気の早期発見に繋がります。

猫が水をよく飲むとオシッコもよく出ます。

トイレの回数が増えた、元気がない、
食欲が増減しているなどの症状がないかを観察してみるといいです。

少しでも異常があった場合に知っておくべき知識があると、役立つときがあるかもしれません。
猫が水をよく飲む際に気を付けることをお話ししたいと思います。

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・猫の飲水量

そもそも、自宅の猫が1日にどれだけの水を飲んでいるか知っていますか?
3㎏の猫は約160ml、4㎏の猫は約200mlの水を飲むと言われています。

それでもピンと来ないですよね・・・
私は多頭飼いをしているため、全員の飲水量を知ることは至難の業です。

1頭飼いや、少数で飼っている方は、水の皿に朝1頭につき200mlの水を入れておき、
夜にどれだけ残っているかを図るとだいたいの摂取量が分かります。

1頭の場合はいいのですが、何頭かいる場合は観察が必要です。
水を飲む量が多すぎても、少なすぎても病気の可能性があります。

普段の飲水量を把握しておくと異変に気付くのも早く、
病気の早期発見に繋がります。

・多飲多尿で考えられる病気

*慢性腎不全

腎不全は高齢の猫に多い病気です。7歳を過ぎると病気のリスクが高くなります。
多飲は腎不全の初期症状です。腎不全で一度壊れてしまった組織は二度と元には戻りません

だからこそ、早期発見が大切です。

腎不全にはステージがあります。重篤化してしまう前に、
食事療法、薬物療法を始める必要になります。

初期症状は多飲多尿ですが、食欲も元気もあるので、発見が遅れることもあります。
その後、食欲がなくなり、体重の減少も出てきます。

多飲の段階で、同時にオシッコの臭いもチェックしましょう。
臭いがしなくなっていたら注意が必要です。

少しでもおかしいなと思ったら、かかりつけの獣医に相談しましょう。

*糖尿病

猫の糖尿病は加齢や肥満、ステロイドの長期投与、膵炎、ストレスなどで発症します。
多飲は糖尿病の初期症状です。

ですが、インスリンの関係で食欲が増えます。

ですが、腎臓病と違うのは、この段階でも体重が減ってきます。

うちの子、たくさん食べて、たくさん飲んで、たくさん出して、元気だ!
と勘違いしないようにしましょう。

食べるにも、飲むにも、出すにも、限度があります。
日々の状態を知っておくと気付きにつながります。

糖尿病は高齢の猫だけがかかるものではありません。
若い猫でも肥満などで発症することがあります。

糖尿病は症状が進行すると、身体にも変化が現れます。

普段猫は肉球のみを床につけて歩いています。
しかし、糖尿病が進行していると、かかとまでつけて歩くようになります。

おかしいなと思ったら、かかりつけの獣医に診てもらうといいと思います。

・その他多飲多尿の症状が出る病気

*甲状腺機能亢進症
*肝炎などの肝臓の病気
*子宮蓄膿症

などがあります。
多飲は必ずしも病気とは限りませんが、体重の変動や、食欲の増減、
元気があるかなどの複数の症状と重なると病気を疑いましょう。

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・まとめ

猫は犬ほどたくさんの水を飲む動物ではありません。

もともと、砂漠で暮らしていた先祖を持つので、
少しの水を飲み、濃い尿をする動物です。

全く飲まないのも問題ですが、飲みすぎもよくありません。
だからと言って、飲み水を減らすなどの対策は取らないようにしてください。

多飲でそれだけのみずをのむということは、体内で何らかの異常が起こっており、
体はそれだけの水を必要としているわけです。

おかしいと思ったら、病院受診をしましょう。

腎臓病も糖尿病も初期症状が分かりづらく、気付きにくいです。
そこで、年に1回の健康診断もおすすめです。

猫の日頃の行動などをしっかり把握し、異変を見落とさないようにしてくださいね!
特に高齢猫、肥満の猫は病気のリスクは高いので気を付けましょう。

猫ちゃんが元気で長生きできるよう普段からの食生活や環境づくりと
病気の早期発見できるようコミュニケーション、スキンシップをたくさんしてあげてくださいね!

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