犬の9ヶ月は人間の何歳？今気をつけることは？
zaku0909犬の9ヶ月は人間でいうとだいたい１３歳ぐらいに換算されます。
個体によって差はありますが、
１歳までの間に全ての感覚器官が成長していく第二の社会化期、
または若年期と呼ばれる大切な時期です。
この大切な時期に、飼い主とご家族がどのようなことに気をつけながら
ワンちゃんと生活していったら良いかについて書きます。
社会化期の過ごし方
犬達は2-4ヶ月ごろに第一社会化期を迎えます。
脳が発達し、母犬や同胎の犬達とのコミュニケーション能力を養い、
周りの物事からさまざまな刺激を受けて成長していきます。
その後、9ヶ月ごろになってくると、第一社会化期に覚えたことを
犬自身が五感を使って確認する時期を迎えます。
この頃から、いわゆる「やんちゃ期」を迎えることになります。
人間でいうと思春期真っ盛りなので、反抗期にもなってきますし、
とにかく何に対しても好奇心旺盛になります。
この頃には飼い主や家族の方が積極的にワンちゃんを外に連れ出して、
いろいろなことを一緒に楽しみましょう。
また、たくさんの人に触ってもらい、触られることに慣れていきましょう。
犬種や年齢の違う犬達との交流を積極的にさせることも効果的です。
ドッグランもその一つの手段ですが、
ドッグランを利用する他のワンちゃん達の社会化がどのぐらいあるか
わからないことも多々あります。
うちでは散歩の回数を増やしたり、
いつもと違う道を通ってまずは一緒に歩くことを楽しみます。
例えば、わざと小学校の校庭の前を通ったり、
人の多い公園の中を歩きながら、子供や大人の走っている姿を見せます。
そうすることで、走っている人や家の人以外の人を見ても怖がらず、
次第に犬達が状況を理解して受け入れるようになります。
また、うちでは小型犬・大型犬の区別はせず、
犬同士の遊びの機会を持つことにしています。
そのような遊びを通じて、犬社会のルールや
お互いに噛む強さを考える必要性を学びます。
犬9ヶ月のころの散歩について
犬の9ヶ月ごろは成犬に近づいていくため、
筋肉もつきはじめ体力がだんだんとついてくる頃です。
「ひっぱり癖」といわれるような、
飼い主が引っ張られて大変という話をよく聞きます。
うちにも今大型犬の9ヶ月過ぎのオスがいますが、
すでに体重が30kgあります。
散歩の時にリードをよくひっぱるのが最近の悩みの種です。
犬は賢いので、男性が散歩に行く場合と女性が散歩に行く場合では、
歩くスピードや引っ張る強さを変えます。
また、女性の方が優しいことが多いたせいか、
グイグイと犬の行きたい方向にひっぱる傾向にあるようです。
そんな時必ずうちでやっているのは、
最初は犬の名前を呼んで振り向かせます。
そして「スロー、スロー」と声を掛けます。
それでもひっぱり始めた場合は、
直ぐに止まって歩かないようにします。
そうすると、犬もどうしたのかな？と思い始め、
ひっぱったら前に行けない、楽しい散歩に行けない、ということを学んでいきます。
これを同じ散歩の時間に何回も繰り返します。
次の日も同じことを繰り返します。
一回の散歩にとても時間がかかりますが、
これを数週間から数か月続けているとだんだんと
飼い主の顔をちらちら見ながら、横について歩けるようになります。
また、突然犬が走り出して事故に遭うなどの事故防止にもつながります。
もちろん、少しでも出来た時にはたくさんほめてあげてください。
おやつをごほうびとしてあげるのも効果的です。
散歩は毎日の日課なので、飼い主や家族の方が
くれぐれも怪我をしないようにするためにとても大切なことです。
まずは、9ヶ月のワンちゃんの歩き方や癖を観察して、
お互いに安全で楽しい時間になるように頑張りましょう。
犬9ヶ月のころの運動について
確かに犬にとっては、運動はストレス発散や健全な体を作っていく上で
必要不可欠なことです。
広い公園で遊ばせてあげたい気持ちは飼い主としてはよく分かります。
しかし、長い時間運動をさせすぎると関節や筋肉に負担がかかり、
あとで支障が出る場合があるので要注意です。
公園でのボール遊びであれば、５分から１０分ぐらいで十分です。
犬の9ヶ月はまだ成長期で骨もやわらかく、
怪我もしやすいため、過度の運動は控えるようにしてあげてください。
以上、犬の9ヶ月のワンちゃんを持つご家庭でできることについてお伝えしました。
飼い主の方にとっては、9ヶ月になったワンちゃんをみつめながら、
こんなに大きくなったとほっとする時期かもしれません。
まとめ
9ヶ月以降もまだまだワンちゃん達の学習は続きます。
飼い主とワンちゃんが一緒に楽しみながら、
ワンちゃんの成長を長い目で見守ってあげてください。
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