東京事変がリリースした「音楽」の前半で流れるpeacockとは、

東京事変のアルバム「音楽」で一曲目に入っている孔雀(peacock)ですが、
歌詞にいったいどういう意味が込められているのでしょうか。

私は東京事変の大ファンなので、
音楽がリリースされると聞いた時はまだかまだかと待ち焦がれていました。

発売された当日、ワクワクしながらいざ歌詞を見てみて
一番目を引いたのが孔雀(peacock)でした。

簡単には分からない歌詞に東京事変らしさを感じつつ、
漢字の多さと途中から始まる般若心経、後半の英語のリリックにびっくりしました。

どうしても意図が気になったので個人の解釈も含めてまとめていきます。

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・「三毒史」のアンサーソング

歌詞を見ても正直さっぱりだったので一旦孔雀(peacock)について
調べてみたところアルバムについてのインタビューを発見しました。

椎名林檎ソロアルバムとしてリリースした三毒史
このアルバムの1曲目である鶏と蛇と豚のアンサーのつもりで作成したと仰られていました。

確かに鶏と蛇と豚も最初はお経から始まっているし、
と繋がっていることは納得しました。

少し話しが逸れますが、ずっと思っていたことが何故
鶏と蛇と豚」なのかということです。

他の動物ではだめなのか?と不思議に思っていました。
ですが、そこにはちゃんと意味があったのです。

仏教上では、最も克服するべき毒とされるものが3つあるそうです。
それらは貪瞋癡(とんしんち)の三毒と呼ばれており、
動物にも例えられています。

貪は「鶏」➝欲望や貪りの象徴
瞋は「蛇」➝怒りや憎悪の象徴
癡は「豚」➝無知や愚かの象徴

これを踏まえて改めて「鶏と蛇と豚」のMVを見ると、
歌詞が貪瞋癡の流れになっていることに気づきました。

・「鶏と蛇と豚」の解釈

私なりに解釈してみました。

①MVでは歌詞に合わせて鶏、蛇、豚がでてくる
②最初は豚が出てくる、終わりも豚が登場

➝五感を思わせる歌詞からの、ラストの「私の体験は尊い
という部分に豚が出ています。

それは「無知だからそう思っていることではないか」
ということではないかと感じました。

続いて、般若心経とは、五感からくる思想にとらわれて
苦しむ事がないように説くものだと言われています。

➝仮に上記のように「自分が無知な事に気づかず」に
「私の体験は尊かった」と思い続けるとします。

そうすると、いつかは自分の思いと現実のギャップに苦しむ時がくると思います。
それからずっと答えがでるまで、その事を考え続けると思います。

では、結局その答えというものは出せないのでしょうか。
そういう訳ではないと思うのです。

➝般若心経では
どれが真実なのかきちんと見つけること」が大切だと言われています。

真実が分かれば、ギャップにとらわれずに
人生安らかに過ごすことができるからです。

上記を踏まえてもう一度みてみると

①最初は般若心経から始まり街が暗くなっていく
➝生きている以上は、悩み等が絶えません。
悩みがあるとその事について沢山考えます。

②鶏、蛇、豚のパレード
➝悩みが解決しない、そこから三毒のループにはまっていく事を
表しているのではと解釈しました。

②豚が上がっていうシーンで街が明るくなる
➝本人からすると「解決した」と思ってもそれはどうなのでしょう。
真実が見えていなかったらまた繰り返しです。

以上を踏まえて
・五感がある限りひたすら欲望は生まれてくること
・人生を生きるには真実を見つける力をつけるべきだということ

を伝えたいのかなと思いました。

・歌詞について

今までの事を踏まえて孔雀(peacock)を解釈しました。

きょう
孔雀明王居んだ法王
帰依帰依帰依魔除け円盤音通

➝仏教の教えに従うのもいいけれど、このアルバムがあるよ。
(辛い時とかには聴いてねという意味かなと思いました。)

心臓刃田の綴色肝臓亀田の師匠
腎臓伊澤の一葉脾臓浮雲
肺臓椎名の林檎五臓担当
➝人間は五臓六腑でできています。

「東京事変」は5人で1つだという意味だと解釈しました。

一同出揃う巷の蠕動運動を誘う
初期衝動高等技巧そう両方AKA東京事変はクランケの
副交感神経系を刺激持続性即効性は
適宜駆け引きしてリラックス

➝生きている以上は欲望や物事に苦しむことがあると思う、
そんな時に東京事変として力になれるような曲(お耳の恋人)を作成しました。

是故空中。無色無受想行識。無眼耳鼻舌身意。無色声香味触法。
無眼界乃至無意識界‥亦無老死盡。無苦集滅道。無智亦無得。
以無所得故。菩堤薩土垂。依般若波羅蜜多故。心無掛礙。無掛礙
故無有恐怖。遠離一切顛倒夢想。究竟涅槃。三世諸佛。依般若
波羅蜜多故。得阿耨多羅三藐三菩堤。故知般若波羅蜜多OTK。

アテンション、プリーズ。是大神呪。是大明呪。是無上呪。
是無等等呪。能除一切苦。真実不虚。故説般若波羅蜜多呪。
「羯諦羯諦。波羅羯諦。波羅僧羯諦。菩堤薩婆訶。」

思想にとらわれずに真実を見つけることも大事だと、
教えを肯定しているような感じがしました。

You're not cursed,
you have blessed us
No form is the form
your self takes
Everything's
perfectly not
Freedom comes from
detachment from
Love and hate,
all craving thought
Five senses
like empty fields

➝あまり英語が得意でないため、直訳での解釈になりますが、
結局自由になるには愛、憎しみなどの執着を無くすしかない。

ただ五感がある以上欲望は尽きないという意味かなと思いました。

真実を見つけることも大事だということと、
同時に「このアルバムが助けになれたら幸いです」と
言われているような感じがしました。

現代を生きている私達への応援歌なのではと思いました。

生活している以上ストレスや悩みは避けられないと思います。
では、ストレスをほったらかしにするとどうなるのか?
私はここで貪瞋癡の三毒のループに入るのではと思いました。

ループに入るその前に、ストレスを解消することが大切だなと感じました。

私の推測ですが、東京事変の皆さんはストレス解消の1つである音楽を
聴くことに着目したのではと考えました。

だからこの歌が作られたのではないかなと思いました。

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まとめ

確かに、今までのアルバムと比べると今回の「音楽」はより一層私達の心に
寄り添ってくれるような曲が多いなと思いました。

今回孔雀を自分なりに解釈してみましたが歴代1難しいと感じました。

ただ、解釈できたからこそ13番目でラストの曲である一服の
「お耳の恋人をいつかは必ず書きたい」という歌詞がより一層染み渡りました。

もう何度も東京事変の曲には助けられてきました。

曲を作って下さった東京事変のメンバーの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

改めてOTKで良かったと感じました。

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