木村拓哉主演ドラマ「エンジン」傷を負った子どもたちを救う!

日本には約600の児童養護施設があり、約23000人の子どもが暮らしています。(※)

木村拓哉さん主演ドラマ「エンジン」はその児童養護施設を舞台に、
様々な傷を負った子どもたちの背景、揺れ動く心理が繊細に描かれています。

木村拓哉さん演じる神崎次郎は、欧州F3000レーサーを解雇され、
一度はレーサーとしての道を閉ざされますが、実家が経営する施設で生活する12人の子どもたちとの関わりを通して
挫折を乗り越え、再びレーサーとしての復帰を目指します。

次郎(木村拓哉)を含めた13人の子どもと施設関係者がひとつの家族としてともに支え合い、
強く生きる姿をご紹介しますので、最後までお付き合いよろしくお願いします!


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●ドラマ「エンジン」の見どころをご紹介します!

次郎(木村拓哉)は施設の13番目の子どもとして、
12人の子どもたちとの生活を始めます。

様々な背景をもつ12人の子どもたちとの関わりを通して、
次郎も、子どもたちも少しずつ考え方や行動が変化し、信頼関係を築いていきます。

次郎は子どものころに事故で両親と兄を亡くし、施設で生活していたところを
猛(原田芳雄)に引き取られ育てられました。

次郎にとって「風の丘ホーム」は実家であり、
自分のいるべき場所、帰るべき場所となっていました。

施設の子どもたちの二度にわたる暴力沙汰に加え、
施設で栄養士として働く牛久保(高島礼子)の過去の事件をきっかけに、
施設の地主や近隣住民から閉園を求められます。

次郎は自分と子どもたちの居場所を守るため、
レースにエントリーし表彰台に上ることを心に誓います。

いつしか次郎は子どもたちにとって希望の光となっていました。

次郎は本番直前にレーサーの命である指を負傷。
それでも次郎は自分と12人の子どもたちにとって、大切な場所を守るためにレースに出場します。

レース終盤には予選一位通過の比呂人を抜き一位に。

レースの結果は?次郎は施設を、子どもたちを守ることができるのか、
子どもたちとの約束を果たすことができるのでしょうか。

ぜひドラマ「エンジン」をご覧ください。

●ドラマ「エンジン」の名言集

(1) 次郎(木村拓哉)「世の中は不平等だ。しかし、自分だけのレースに勝つ可能性は0ではない!」

(2) 次郎(木村拓哉)「逃げるのは負けと同じだ!」

(3) 俊太(小室優太)「僕はかわいそうじゃない!」

(4) 次郎(木村拓哉)「家族にも言えないことはある!」

(5) 次郎(木村拓哉)「必ずドライバーに復帰して表彰台に上る!」

(6) 猛(原田芳雄)「子どもを守るためにあえて負けることを選択した!」

(7) 次郎(木村拓哉)「ガキは泣きたいときに泣いてもいいだろ!」

(8) 明(広田亮平)「約束を守れよ(レーサーに復帰して表彰台に上ること)!」

(9) 一之瀬(泉谷しげる)「誰かを乗せて、誰かのために走ることを知った。あいつはまだ強くなる!」

(10) 猛(原田芳雄)「あいつにとっては勝つことが守ること。」

●ドラマ「エンジン」で描かれた日本社会の問題点

「エンジン」の舞台となった児童養護施設ですが、
日本には現在約600の児童養護施設があり、約23000人の子どもが暮らしています。(※)

少子化が急加速する中、何らかの事情により児童養護施設に預けられる子ども、
里親に出される子どもが増えていることが日本の社会問題となっています。

「エンジン」では、次郎(木村拓哉)のような保護者の死亡や、行方不明、離婚、保護者がいても
放任怠惰、養育拒否、入院等様々な理由により、施設で生活せざるを得なくなった子どもたちが描かれています。

ドラマが制作された2005年時点よりも、
現在の状況はさらに深刻です。

日本社会全体としてこの問題点を解決するべく、
新しい法整備、既存の制度、政策の強化に努めなければ日本の未来は暗黒です。

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●まとめ

いかがでしたでしょうか。
木村拓哉さん主演ドラマ「エンジン」は、モータースポーツを題材として取り上げられています。

それはほんの一側面にすぎず、児童養護施設という場所、そこで生活する子どもの背景や深い心の傷を
繊細に描くことで、日本が抱える社会問題を浮き彫りにしています。

このドラマではレーシングカーの動力源としての意味と、
児童養護施設「風の丘ホーム」自体を表すために、「エンジン」と命名されたのではないでしょうか。

子どもたちにとって、施設は生きるため、
人生を切り開くための動力源であることは間違いありません。

(※)
一般社団法人コンパスナビ「社会的養護施設の現状」
社会的養護の現状 | コンパスナビ
2023/11/12(最終閲覧日)

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