推理小説のおすすめは?海外の作家が書いた新鮮に感じる1冊を紹介!

推理小説 おすすめ 海外」で検索すると最近発売されて
話題になったものが出てきます。

海外の新しい推理小説がどういうものなのかとても気になるし、
どれを読もうかと迷いますよね。

ですが海外の新しい推理小説ならば必ず斬新で新鮮に感じられるものでしょうか?

意外に前もこういう話を読んだことがあるなぁと
残念になる事もあると思います。

逆に自分が生まれていなかった頃の海外の推理小説を読むと
新鮮に感じると私は考えています。

なぜならそこには当時の人の生活風景、
価値観が色濃く表現されていて読む事でその時代に
タイムスリップしたような感覚を味わえるからです。

そこでこの記事では昔から有名な海外の推理小説『そして誰もいなくなった』を
おすすめします。

とても有名で映像化もされています。

そのため名前は聞いたことがある、
映像化した物は見たことがあるという人は多いと思うのですが、
同時に原作は読んだ事がないという人も多いのではないでしょうか?

今回は『そして誰もいなくなった』のあらすじと
なぜ原作がおすすめなのかその理由を書きます。

初めて読むという人も既に読んだという人もこの推理小説を
もう1度読みたいと思っていただけると幸いですので
最後までお付き合いください。


スポンサードリンク




●『そして誰もいなくなった』のあらすじです。

男女8人が孤島の館に招待されます。

館には執事と家政婦がいて合計10人が滞在しています。
招待客が揃ったところで夕食がだされ和やかな時間が過ぎていきます。

しかし夕食後に蓄音機から流れる音声に和やかだったムードは一変します。

蓄音機から流れてくる音声の内容は滞在している10人の過去に
犯した罪を告発していました。

そして彼らの犯した罪に対しての罰を受ける事になるだろうと予告しました。

最初は単なる嫌がらせだと全員が思っていました。

しかし音声が流れ終わってすぐに最初の犠牲者がでたため
誰かが本当に自分たちに罰を下しに来ていると信じ、
彼らの恐怖の日々が幕を開けます。

●映像ではなく文章から伝わってくる登場人物の恐怖と不安を味わってください。

この作品の見どころは閉ざされた空間でお互いに疑心暗鬼になった人達が
どういう行動をとるのかとその心の動きだと思っています。

最初の告発によって集められた全員が何らかの罪を犯していると
お互いに知っているため自分以外の誰も信じられないという気持ちになったり、

こういう状況だからこそ協力して乗り切るべきだと行動する人など
登場人物によって様々です。

ただ全員が共通して持っているのは自分たちが命の危機に
さらされているという恐怖と不安です。

一人二人と犠牲者が増えていく中でその恐怖不安は増大していきます。

映像では俳優が名演技によってこの恐怖や不安を表現しています。
目で見てどういう状況かを理解できるのでとても分かりやすいです。

しかし登場人物の心の動きや起こった出来事に対してどう感じたかという事は
小説の方がとても細かく表現されているのでより作品の世界に
入り込めるためおすすめです。

映像でしか見ていないという人はぜひこの機会により深い作品の世界に
足を踏み入れてはどうでしょうか?

●探偵が出てこないので最後の幕引きを読者自身によってできます。

推理小説では事件が起こって探偵が犯人は誰か?動機は何か?などを
推理して犯人に罪を認めさせて終わる事が多いです。

しかしこの作品は探偵が登場せず最後は犯人が自分の犯行の様子と動機を
書いた手紙によって真相を知る
ことになります。

探偵がモヤモヤとしていた謎をスッキリさせるのも気持ちがいいですが、
この作品では物語の幕引きを務めるのは探偵ではなく読者自身です。

手紙で真相を読むためとても静かに心にしみわたってくる感じが
私は好きでおすすめです。

スポンサードリンク




●まとめ

ここまで『そして誰もいなくなった』の原作をおすすめする理由を書きました。

この作品が好きで自分なりにアレンジして作品を作っている小説家もいるので
原作を読む事でどういった点が違うのか?

どういった点が同じなのか?分かると面白いと思います。

『そして誰もいなくなった』はもちろん、
それらの作品も楽しんでいただけると幸いです。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA